強いストレスを受けると、人体は防御するように反応します。いわゆるテンションを上げて敵を向え撃つといった状態と言えば判りやすいでしょうか?自律神経には交感神経と副交感神経という相反する性質の神経系があるのですが、そのうちの交感神経がストレスによって強く活動をし始めます。よく一般に言われる「アドレナリンが出る」という状態です。実際にアドレナリン(エピネフリン)やノルアドレナリン(ノルエピネフリン)といった物質が盛んに体内で放出されます。
交感神経が強く働くと、消化吸収のような後回しにしてもよいような機能はおさえられてしまいますので、kenkenkentさんの例のようにコーンフレークが原形のまま残ったりもするのです。
胃酸はたくさん分泌されても、胃の活動は停滞気味になる。また、胃の粘膜が欠損し始めます。すると当然胃壁は胃酸の攻撃を受けるようになるために潰瘍状態となり、あまりにもひどい場合は胃穿孔(胃に孔が開く)となってしまいます。自衛隊のレンジャー部隊のサバイバル訓練では、ほぼ全員が胃潰瘍状態となることが判っていますネ。
胃酸が増えても、ちゃんと胃がウニウニと蠕動運動をしない限り、消化力がアップするとはいえません。
ですから、強すぎるストレスは消化のためにも避けた方がいいでしょうね。
胃がストレスで異常収縮し始めると胃痙攣という世にも恐ろしい激痛が待っていますから‥
kawakawaでした。
お礼
ありがとうございます。 体の不思議がまた一つわかりました。