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卵巣奇形腫で一部 上皮内がん
子宮頸がん検診で7cm程度の卵巣腫瘍が見つかり、紹介された大学病院でエコー、MRI,腫瘍マーカー等の検査の結果、奇形腫の疑いほぼ良性との事で開腹手術で 右付属器摘出しました。(40代後半 既婚 子供あり なのでもう妊娠は望んでいないので)2cm程度の子宮筋腫もみつかりましたがそちらは経過観察ということになりました。 術後の先生も表面もつるっとしていて多分良性とのことでしたが、病理検査の結果 奇形腫(デルモイド)、一部上皮内がん(扁平上皮) 説明の概要: 上皮内にごくごく早期のがん細胞が見つかった(浸潤はなし)が、卵巣がんの状態ではなく境界悪性腫瘍に相当する。付属器摘出しているので長期の経過観察を続けて、心配なら残っている子宮卵巣の摘出を検討しましょう。との事でした。 ネットで検索して多くのブログやページを読んだり、産婦人科学会や婦人科腫瘍学会などのガイドラインなども読みましたが 私と同じケース (奇形腫で上皮内がん 境界悪性)を見つけることはできなくて少し 頭が混乱しています。(上皮内がんだけど卵巣がんではないって?) 今は退院したばかりで次回の術後検診までに先生への質問をまとめる事と 残った子宮卵巣場合によっては大網の摘出手術を受けるかどうか、がんセンター等でセカンドオピニオンをうけるかどうかの検討をしている所です。家族の前ではいつも通り明るくしていますが 一人になるととても不安になります。。。。 術後 再手術された方や 婦人科系の病気経験者の方、アドバイス はげまし?メンタルケアなどなんでもいいのでコメントおねがいいたします。
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- sara92
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不安でしょうが、病理結果と説明通りの解釈で良いと思います。病理結果からも早急な再手術実施の必要性は無いと感じます。 奇形腫は良性ですが稀に、成熟奇形腫や未熟奇形腫からの悪性転化が有り、転化は境界型悪性の場合も有ります。また奇形腫とは無関係に発症した可能性も有ります。 上皮内癌は、進行期(ステージ)0期(卵巣癌にステージに0期は無くI期~で無理に付ければ0期)。他の臓器では部分切除(一部切除)で完治レベルです。境界型悪性は悪性度が低く予後が非常に良いのが特徴(再発しても予後良好)。 境界型悪性、上皮内癌、悪性の違いや進行期等は、婦人科学会や世界婦人科連合等により細分化された定義が有り、その定義に基き分類されます。境界型悪性相当とは、一部は上皮内癌だが極微小な為に境界型悪性と同等と判断したと推測されます。 <<ガイドライン第4章>>より抜粋(曖昧な説明で解り難いかも?) 境界型悪性腫瘍は、病理組織学的に「良性から悪性病変へ移行・混在する所見を有するもの」とされるが「異型増殖」「増殖性」「異型性」「異型過形」と診断者により異なった診断がされて来た。1973年WHOは「明確な間質浸潤がなく、核分裂と核異型が良性と悪性の中間的なもの」と命名し以後と同義語とした。以下2003年へ続くhttp://www.jsgo.gr.jp/guideline/img/ransou2010-04.pdf 長期的な経過観察のリスクが解れば、再手術を検討すべきかの判断が付くと思います。手術を受けた大学病院と相談され、不明な点や不安が残る様なら、婦人科腫瘍専門医の居る医療機関(癌センターか卵巣癌治療に長けた大学病院等)へセカンドされても良いと思います。 退院されたばかりですし、極々初期で見つかり運が良かったと捉え、心身共に無理はなさらず、お体を休めて下さい。
- rokutaro36
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がんは、がん細胞があるから、がん……ではないのです。 単なるがん細胞があるだけならば、ほとんどの人が持っていると 思っても良い。 問題は、そのがん細胞が大きくなるかどうか、なのです。 大抵は、がん細胞が大きくなる前に、人の免疫によって、 がん細胞は排除されます。 しかし、排除されないと、がん細胞は分裂して、大きくなり、 やがて、周囲の組織に浸潤したり、転移をしたりするようになります。 上皮内がんとは、上皮内新生物と言って、 悪性新生物(がん)とは、医学的には区別されています。 では、どこが違うのか? 同じがん細胞であることには、違いありません。 その違いは、大きさなのです。 上皮内がんとは、まだ、粘膜の内部にとどまっている、 極めて初期の段階の大きさのがんであり、 周囲組織への浸潤や転移の可能性がない段階のことです。 周囲組織への浸潤や転移の可能性が出てきて、はじめて、 悪性新生物、つまり、がんと言います。 従って、白血病や悪性リンパ腫のように、液体のがんには、 上皮内新生物はありません。 質問者様の場合、その上皮内がんの段階なので、 現状では、浸潤・転移の可能性が極めて低いので、 経過観察で様子を見ましょう……ということです。 境界悪性腫瘍とは、がん細胞の性格を持っていながら、 がん細胞ががん細胞である証拠である周囲への浸潤がない という状態のことを言います。 なので、正常細胞とも言えず、かといって、 がん細胞ともいえない、という状態のことです。 自然界の出来事は、このように、白黒がはっきりせずに、 グレーゾーンが多くあります。 より的確で、個人的なアドバイスをご希望ならば、 医療コーディネーターで検索をしてください。
お礼
早速の回答ありがとうございます。上皮内新生物に関する説明がわかりやすく大変参考になりました。
お礼
説明 大変わかりやすく 疑問点がほとんど解消しました! {退院されたばかりですし、極々初期で見つかり運が良かったと捉え、心身共に無理はなさらず、お体を休めて下さい。}のお言葉につい涙ぐんでしまいました。運悪くこの病気になったではなく、運良く早期発見できたと考えをかえて前向きにいきたいと思います。