こんばんは。
首都圏の私鉄で電車運転士をしております。
>5社直通の運用で引き続き6000系が登用され続けるのでしょうか?
そのまま使用されます。
鉄の車体の頃は寿命35年程度で見られていたのですが、昨今のステンレス・アルミ車両は寿命40年~50年程使えます。
西武6000系は、まだ20年程しか経っていません。
地下鉄線(有楽町線・副都心線)へ乗り入れるには、相手先の保安装置や規程を満たす必要があります。
西武線内だけで使用する車両と異なり、(地下鉄線に)対応する機器を搭載していたり設備を備えています。
寿命に対し半分程度と若い事から、新形式車両に置き換えるのではなく改造する事で対応しました。
あと20年はそのままで、但し内装などはリニューアルする事で、引き続き使用継続していきます。
>更新車にはLCDが設置されて居ると聞きますが未更新であればLED式の案内表示で複雑なこの運用では乗客にも不親切ではないかと考えるのですがいかがでしょうか?
順次設置していくようです。
ただ、付ければ問題解決する訳でもありませんし、不親切とは思いません。
むしろ、乗る前に十分で明快な案内が必要かと思うのですが如何でしょう?
乗ってから調べても、手遅れですから。
>西武には30000系という新車があるのに直通運転に使わないのはなぜなのでしょうか?
地下鉄線に乗り入れるのに必要な機器を付けていない。規程を沿わせていないからです。
地下鉄線に乗り入れるには、対応させる機器を追加して搭載し、規程に沿った設備にする必要があります。
○西武6000系は経年が若く、経費を考慮すると改造して使用を継続するという判断が最善だった。
○地下鉄線に乗り入れるには、西武線の保安装置の他、ATCやATO、更に東急線の保安装置に対応すべく、機器を追加して搭載しなければならない⇒その分、車両新造費用に影響する。
○地下鉄乗り入れに必要な本数は、既に満たされている⇒車両を新造する必要がそもそもなかった。
○だから、西武30000系は、最初から自社線内だけで使うつもりで新造した⇒直通運転に対応させるつもりは最初から無かった。
お礼
回答有難うございました! 大変参考になりました。今後も鉄道の知識がもっともっとつくように勉強しながら日々精進していきます。