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慶應義塾大学への帰国子女枠入学について
- 慶應義塾大学 法学部または商学部に帰国子女枠で入学された方に質問です
- 親戚に入学希望者がいるのですが、10年以上も海外生活をしており、入学後、日本語での授業等についてゆけるかどうか心配しています。
- 帰国子女予備校で相談したところ、問題なくついてゆけるでしょう、とのことでしたが、実際に同じような状況の帰国子女の方がいらっしゃったら、是非、アドバイスをいただけないでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
元塾講師です。私自身は慶應商学部出身です(一般試験ですが)。 多くの友人に帰国子女の友人がいるのでそれを参考に回答いたします(自分含めた8人で食事に行き6人が帰国子女の時がありました)。比率にすれば他の大学より高いと思います。100人いれば7,8人程度は英語がネイティブクラスでしょう。 私の周りには日本語で不自由な思いをしている人はいなかったですが、中には「日本語より英語が得意」な人は結構いました。また、思考回路に英語の回路があるのか、たまに帰国子女同士で英語で会話していました。ただ、日常会話が理解できれば大学の授業は問題ないと思います。ほとんどの学生は初めて聞く言葉が多い授業(学問の専門用語は、ネイティブであろうと日常では聞かないので)が普通です。また慶應は内部生が4割、推薦入試組も多いので、一般試験を突破したときに使った頭を使うことはほとんどありません。むしろ試験間際になって過去問を集める等、内部生が得意とするネットワークがモノを言います。 まぁ、帰国子女が非常に多いので、万が一先生の話していることが理解できなくても、英語に訳してくれる友人がすぐ見つかるとは思います。日本語が一切話せなくても、教室には熱心な中国留学生等が大抵いるので彼らに英語で聞いても大丈夫でしょう(そのシーンを見たことないですがそれくらい、日本語がなくても平気です)。ただ試験は日本語しかないのが普通なので読み書きは出来るようになりましょう。 質問者さんが心配されることよりむしろ大事なのは「帰国子女を自慢しない謙虚さ」です。多くの帰国子女は、一般試験を突破していないので帰国子女であることに後ろめたさを感じるものですが、中にはそれを鼻にかけている人もいます。そうした人は、学生生活でも多くは得をしないでしょう。多くの帰国子女は非常に謙虚で勉強熱心です。私はそうした彼らが大好きで、また「私が経験していない海外生活などの)彼らにしかないものを吸収しよう・自分が知っていることを出来るだけ知ってもらおう」と、非常にいい経験をさせてもらいました。 「海外は○○だ、日本がおかしい」などという発想では大学ではやっていけません。日本という独自の文化を理解する過程として謙虚に日本の大学に来るよう親戚を送り出してあげてください。 ご参考までに。
お礼
的確なご回答、ありがとうございました! おっしゃる通りだと思います。どこに行っても謙虚さを忘れない事が大事ですね。