なにごとも見合うものを揃えることが必要なのです。
高速道路に入ったからと、原付自転車が100km/h出るようになったりはしないでしょ?
インターネットを構築するTCP/IPという技術は、非常に柔軟な仕組みで
OSI参照モデルを体現し、中間媒体が変更されても
可能な限り、通信を維持するように設計されています。
ですから、1985年ころの300ボーの音響カプラを介したとしても
Gigabit Ethernetを備えたPCから発せられたE-mailが届くようになっています。
もちろん、動画配信のような大量通信には、それに見合う通信速度が得られる媒体でなければ
エラーが出て、通信できなくなったりはしますが、待つことができる通信なら
大幅に速度差があっても、そのまま機能します。ただただ遅いだけで。
その配線にはずっとRJ45と呼ばれるコネクターを使ったLANケーブルが使われていますが
それが物理的に接続できる機器は、現在の一般的なGigabit Ethernet(GbE:1000Mbps)から
現在の低価格ノートPCに残る100Mbps、より古い1990年代前半の10Mbpsのものまであります。
(本当は既にGbEのさらに上も出てきていますが、普及はまだまだ先です)
そういった状況で、高速通信に対応していることを象徴し、高速と表記されています。
実際には、より具体的にケーブルの品質を示すカテゴリー表示や
対応した通信速度の表記があるはずです。
インターネット接続は、現在での普通は数Mbps程度だと思います。
携帯電話の回線で、そのくらいの通信は普通ですし、ADSLでも多くの世帯がそのくらいは出るでしょう。
より高速な地域は、光fibreなどを使い、100Mbps級の通信ができるでしょう。
これは、無線LANの最速級のものと同等の速度が得られるかもしれません。
GbEは、より狭い範囲、自宅内だけとか、事業所内だけのような
より小さいネットワーク(LAN)で活躍するもので
大量のデータをNASなどに蓄積して
PCから管理し、スマフォなどから視聴するようなスタイルが広まっています。
まぁ、扱うデータ自体は、100Mbps級の通信速度で充分なんですが
管理するという段階では、速いにこしたことは無いのです。
ですから、そういうところでは、GbE対応のケーブルを使います。
でも、だからといってインターネットとの接続速度まで
ケーブルだけで変わるということはありません。
まぁ、どこに原因があって、速度に不満を感じているのか?
どこがボトルネックなのか?それを確認しないと、改善できるものでも無いんですよね。
#うちは面倒くさくて、インターネット接続は、5Mbps程度の回線を使い続けています
#LANはGbEで、最大120MB/s以上の速度でファイルを移すことができます
お礼
よく分かりました。 勘違いしてしまいました。 パッケージにだまされた気分です。 高速とあるのはちょっと高かったのですが、高速ならと買ったので。 ありがとうございました。