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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:酸素療法は念のための措置?)
酸素療法は必要か?在宅酸素療法の意味と重篤度について
このQ&Aのポイント
- 73歳の義父は心筋梗塞経験者で、呼吸困難により緊急搬送されました。心不全と肺水腫、間質性肺炎が判明しましたが、肺水腫は回復し、腎臓に問題はありません。退院後は在宅酸素療法が予定されており、現在は4リットルの酸素を使用しています。
- 義父は「病院だから酸素入れてるけど、基本的には着けなくても大丈夫なぐらい」と話していましたが、在宅酸素療法は緊急時の補助的な役割があるのでしょうか?また、4リットルの酸素は重篤な状態ではないと考えても良いのでしょうか?
- 入院時の義父の元気さについて、夫は「あの状態は演技だったのか?」と笑っていますが、退院後も再度入院する可能性が高いと言われています。酸素を使用しなくても良いと言われている一方、義父の表面的な元気さと体内の状態はイコールではないと考えるべきでしょうか?
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在宅酸素の目的は、症状を改善させる事ではありません。苦しいだろうから酸素を投与するという訳ではありません。肺が悪い人において、米国のNOTT研究、英国のMRC研究で酸素を"持続"投与している人の方が長生きできたという結果がでたので、酸素を投与するのです。 http://fujitaiin.net/u3.html したがって、症状とは関係ありません。 一度、試されたらいいかと思いますが、指先で酸素濃度を測定するパルスオキシメータで血中の酸素飽和度SPo2を測定されてください。これで息を止めて、SpO2が90%以下になるまで頑張るのは不可能に近いです。 よって、SpO2が90%以下とはこんなに苦しいものなんだ..というイメージができてしまうのですが、実は国際線の航空機の中での乗客の半分のSpO2は90%以下となります。でも、大部分の人は平気です。この違いは、最初の時点での普通の人の息苦しさは炭酸ガス濃度で決まり、酸素濃度で決まっていないからです。 >義父は「病院だから酸素入れてるけど、基本的には着けなくても大丈夫なぐいらい。 というのは、SpO2の低下を感じていないからそういう自覚なのであり、4L/minの酸素が必要という事は酸素無しでは大きく90%以下となると想像されます。この事は、義父さんは先に述べたNOTTやMRCの研究対象となった人と同じという事であり、予後をよくする(長生きする)には"持続"酸素投与が必要という事を意味しています。また、ぜひ、在宅酸素を開始される場合は、パルスオキシメーターを購入される事をお勧めします。 なお、蛇足ですが、ある程度、肺の病気が進行すると、今度は炭酸ガスの増加を苦しいと感じなくなり、酸素の低下を苦しいと思うようになってきます。
お礼
度々ご丁寧な解説を賜り、本当にありがとうございます。 とても参考になりました。