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真空管って?
真空管を使った、高級オーディオってありますよね。 他の電気部品よりもいい音なんだと思うのですが、 どんな点がいいのでしょうか? 値段はどれくらいするのでしょうか? よろしくお願いします。
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懐かしい真空管に関する質問をありがとうございます(笑) 私が中学~高校生時代、ちょうど「トランジスタ」が一般的になりかけたころですが、まだ自作(ラジオ・アンプ)の主流はまだ「真空管」で、工業高校に進学して友人や先輩と「あーでもない、こーでもない」と、夜遅くまで「ハンダごて」片手に熱中していた青春時代を送りました。 #1さんが書かれている通り、 (1)起動時間を含め、動作が安定するまで時間がかかる (2)高周波(信号)に対する応答・効率が劣る (3)消費電力が大きく(=効率が悪い)、発熱が大 (4)トランスを使うので小型化できず、重い (5)高圧・大電流の直流電源(良質の)が必要 など、新しい製品化の技術にそぐわない欠点があり、「過去の遺物」と化してしまいました。 ただ高電圧・大出力を必要とする回路(例えばテレビのCRTの水平出力)に、それ用のトランジスタが開発・量産されるまで残った(昭和45年ごろまででしたか)ことがあります。ハイブリッド式(プリウスみたいですが)と称していましたね。 真空管(アンプ)は、トランジスタに比べ「音が柔らかい」という表現がされ、根強いファンがいますね。 特にレコードを聴くときは、技術的なバランス(設計・録音段階での音づくり)もあいまって、CDについていけない「オールドファン」には、たまらんのでしょう。 真空管で「浜崎あゆみ」を聴く人は、いるのかなぁ(笑) 昭和40年代初頭位まで三大メーカー(松下・東芝・日立)が大量生産していて、中古・ジャンク品(今のPCみたい)も秋葉原や日本橋などで(アマ無線用も含め)いくらでも入手できましたが、現在は国産されていないと思いますので、ほとんどすべて輸入品(旧共産圏など)でしょう。 入門者用に「キット」なども発売されています。↓ http://www.mizunaga.jp/elekit.html http://www.tristarjapan.co.jp/P1_TRVA88.html 完成品は、それこそピンキリの値段がしますね。 当時、高級オーディオの代名詞として一世を風靡した「マランツ(#7?)」のは、昭和40年代前半のサラリーマンの「初任給の10ヶ月分」近くしました。 ダイヤモンドの婚約指輪より高かった(?)かも・・(笑) 6BM8・6BQ5・6L6(GC)なんていう真空管の型番を今でも憶えている「オヤジ」でした・・
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- kenkenda
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まず、このような質問はオーディオに関してよくある事柄ですがその前に考えていただきたい事があります。一見質問に正しく回答しているようで案外間違っている場合があると言う場合があります。 確かにオーディオは趣味の問題で、裁判の判決のように物事の善悪を決することを目的とした、あるいは物理学の法則を判断する場では無いことは十分に解りますが、もう少し大きな正しい目で見ることが必要ではないでしょうか。 現在でも真空管を使用したアンプは結構生産されていますし、決して安価だとか、懐古趣味的なものでもありません。 けれど、一般のアンプ(量販店やそこらの電気店)では販売されていませんので、どうしても単純な見方として多くの人が感ずるように真空管式のオーディオは駄目になった思うのは当然の時代です。 むろん、電子機器のすべてで真空管が優っていると言うような事を言いたいのではありません。 ギターとエレキを同列に論議をしても意味がありません。そのような論理を展開してゆくと、電気を通さない楽器はすべて前近代的産物で良くないとなってしまうのではないでしょうか。 確かに、真空管式のアンプ等で良いと言われているものには多分二極化されるのかもしれません。 昔のマランツやマッキン等を基準に考えている人と現代に技術で今に通用するものをで判断する人があるように感じます。 けれど、かってのそのようなアンプは当時の日本でどれだけの人間が購入できたのでしょうか。 また、どの程度の人がオーディオに数十万の金額を投資しているのか疑問を持ちます。 貴族趣味ではありませんが、数十万から上のクラスでは真空管を用いた製品は結構あります。 けれど、ほとんどが大量生産品ではありませんので、一般の電気店に並ぶことは無いと思います。
お礼
結局、音楽は趣味の世界なので、 自分が好きな音を楽しめばいいんですよね。 古いとか、新しいとか、 安いとか、高いとかは、 関係ないんですよね。 貴重なご意見ありがとうございました。
- tnt
- ベストアンサー率40% (1358/3355)
値段は参考URL前半をどうぞ。 「高い!」って思われると思いますが、 まったくその通りで、お勧めはしません。 もしも半田付けができるのでしたら、 6BM8を使った数ワットのアンプのキットが 結構出回っていますので、 これを作るのが近道です(参考URL後半) 音は...... 聴いてもらうのが一番早いのですが、 ちょっと輪郭が欠けた、だけどもその分だけ 優しい感じの音になります。 普通のアンプが写真だとしたら 真空管アンプは油絵だと思って下さい。 (そこまで極端ではないですけど) 技術的には、出力トランスの存在が鍵で、 これがあるために ダンピングファクタは低くなり 帯域は耳に合ったもの(20~20KHzとか)になり スピーカーへは電力ドライブとなります。 (トランジスタは定電圧の電流ドライブ)
お礼
本当に高いですね。 真空管は昔ながらの優しい音、なんとなく雰囲気がわかります。 音楽って好みの問題ですから、 真空管の音が好きなら、高くてもいいんですよね。 貴重なご意見ありがとうございました。
- cliomaxi
- ベストアンサー率33% (2921/8736)
音楽のジャンルにも依ると思います。 飽くまで私の感想ですが、クラシック等人間が演奏している物の方が向いてると思います。 (逆に言えば電子音バリバリには向かない) 起動させても「暖気運転」が必要ですし、近所迷惑な程の大音量にも向きません。 どちらかと云うとゆったりとした感じです。 値段はピンキリですが、キリでも普通のアンプとは1桁違います。
お礼
なるほどっ。 昔からある真空管はクラシック。 新しいパーツは新しい音楽。 音楽のジャンルと機器の部品には相関関係があるんですね。
お礼
真空管とトランジスターはどっちがいいのか、というよりは、 どっちが好きか、という問題なのですね。 ただ値段はぜんぜん違うわけですね。 「設計・録音段階での音づくり」が機器や時代によって違うなんて初めて知りました。 貴重なご意見ありがとうございました。