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前回の第一印象の通り旺盛丸により近いように見えます。 旺盛丸と長盛丸は兄弟で、いずれもEchinopsis oxygona(エキノプシス・オキシゴナ)の亜種です。 学名では旺盛丸がそのまま「エキノプシス・オキシゴナ」にしていて、長盛丸は「エキノプシス・マルチプレックス」としています。 図鑑でも両者を明確に記載しているものは見つかりません。両者とも歴史が古すぎて純粋種が少ないのかもしれません。見た目はほとんど変わらないですから栽培環境にによる変化の方が大きいくらいです。刺をカットしているのも余計に紛らわしくしています。 学名で両者を比較してみますと交配種が実に多いです。多くは花の色・大きさ・形を変えようと交配を繰り返したのでしょう。 より原種に近いものと思われる比較では、旺盛丸の方が成長点の刺が長めの感じで、子株は前回の回答の通り近い印象です。また長盛丸は名前(multiplex)のとおり子株がすぐに多重化して親と変わらない大きさになってしまいます。が、旺盛丸も兄弟ですので和名が示すように大差ないように思います。 ●純粋種に近い比較では花は違いますね。両者とも純粋種は薄ピンクですが、長盛丸の方が花弁がふっくらしていてより大きい印象です。旺盛丸は花弁がシャープです。 花が咲くのを楽しみにしてください。うまくいけば3~5年程度で咲くと思いますが、頂いたご主人に花が咲いたら見せてもらえばいいのではないでしょうか。 下記に純粋種に近いものを載せておきますので、前回の回答のURLと合わせてご覧になってください。 エキノプシス・旺盛丸(Echinopsis oxygona)エキノプシス・オキシゴナ http://en.wikipedia.org/wiki/File:Echinopsis_oxygona13213404.jpg http://www.botanic.jp/plants-aa/echoxy.htm 長盛丸 (原種系?)(Echinopsis multiplex) http://blog.goo.ne.jp/hanasabo/e/bf8018d7a3ece68d212efa50aeba9a0c ↓写真3枚あり http://www.rednaturaleza.com.ar/planta/453 参考: 花盛丸 (原種系)(Echinopsis tubiflora) ★基本種 http://fluid.mech.kogakuin.ac.jp/~mizuno/contents/essay/kasei.html http://lovecomet.web.fc2.com/echinopsis/images/kaseimaru/kaseimaru10.jpg http://images24.fotosik.pl/252/1535c8f69a2cf5demed.jpg
お礼
度々の質問で済みませんでした。また、大変詳しい資料までいただき感謝しています。おっしゃるとおり花の咲く時期がきたらこのサボテンの写真でも撮りにいきます。もっともウォーキングの通り道なので毎日状態がわかりますから楽しみです。ありがとうございました。