シマトネリコは別名タイワンシオジと言い、モクセイ科トネリコ属の常緑
広葉樹です。庭木や花木に分類されますが、屋外用の観葉植物として扱わ
れている人気のある樹木です。
植え場所は水はけが良く日当たりの良い場所を好みますが、半日陰の場所
でも生育します。ただ現在は北向きの庭に植えられているようですから、
日照時間は全く無いと言った方が正しいかも知れません。
シマトネリコが葉を落とす原因は、温度変化に敏感な樹木ですから、急に
気温が下がったりすると生長を停止して、落葉してしまいます。
台湾から中国が原産地で、どちらかと言えば暖かい気候を好みます。
ある程度の寒さには耐えれますが、やはり0℃以下になると葉が痛んだり
何らかの変化を表すようになります。乾燥や加湿にも弱く、それだけでも
葉を落としてしまう事があります。いくら体力を付けさせても気候の変化
には対応する事が出来ませんから、そのためには植え場所は良く考える事
が大切だと思います。
植え場所は北側の庭しか無かったのでしょうか。
今の時期は何もする事が出来ません。出来る事と言えば、状態を良くする
ために現在の植え場所から日当たりの良い場所に移動させるため、適切な
場所の確保をする程度です。土壌改良や施肥が出来る時期ではありません
ので、間違っても行わないようにしましょう。
植え付けと移植は時期が異なります。移植の場合は3月中旬から下旬に行
います。植え付けは3月中旬から下旬と、9月下旬から10月上旬の間に
行います。
植え場所は日当たりが良く水はけが良い場所を選びます。また寒風が直に
当たらない場所の方が良く育ちます。
肥料は2月に寒肥として、有機質の物を土にすき込むように施します。
それ以外は与える必要はありません。
現在は窒素系の肥料を与えて居られますが、窒素分を多く施されると窒素
過多になって葉だけが生い茂り、いつまで経っても花が咲きません。花は
白い小さな花を咲かせます。それに年2~3回は与え過ぎです。これでは
土壌は窒素分の塊になってしまい、葉だけが生い茂ってしまいます。
窒素分だけでは生育しませんので、当然ですが体力も落ちてしまいます。
植え付けたのは植林業者のようですが、この植林業者と言うには造園業や
植木屋さんの類とは違いますよね。造園業や植木屋さん以外の業者は樹木
を植える事はしても、樹木に対しての知識が少ない所が多いのも隠せない
事実です。実際に日照時間の無い北側に植える時は、余り生育場所には適
していない事は告げられるはずです。
以前に造園土木の会社に勤務していた経験から回答しました。
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました。 植える場所は北一択でした。