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クラシック音楽向けのオーディオスピーカースタンド
- クラシック音楽などの鑑賞に適したオーディオスピーカースタンドや固定方法について教えてください。
- TANNOY Reveal 601pとの相性が良いスピーカースタンドや設置方法についてもアドバイスをお願いします。
- 部屋の特徴や好みの鳴らし方に合わせたスピーカースタンドの選び方について教えてください。
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新年あけましておめでとうございます。 ケーブルの件では、私のつたない雑文のような書き込みにもかかわらず再び「ベストアンサー」に選定していただき、ありがとうございました。 オーディオは選んでいるときが一番楽しい、ということも言えますが、どちらかといえばオーディオをそれ自体が趣味の対象ではなく、あくまでも音楽を鑑賞する道具と捉えている方にとっては、なるべくあれこれ迷う労力をかけずに、確実な方向で決めてしまいたいところではないかとお察しいたします。 オーディオスタンドについては、私個人のささやかな経験から申し上げますと、やはりオーディオメーカーやオーディオアクセサリー専門メーカーなどと称する会社が出している一個何万円もするものは、基本的に、不当に値段が高いボッタクリ商品と思って間違いないと思います。 木製スタンドにしても金属製にしても、ホームセンターに行けば、どう見ても同じような材質で同じような造りの置き台なり踏み台なりが三分の一以下の値段で手に入ります。 また身も蓋もないような話ですが、実際に試してみるとわかりますが、専門メーカー製のもっともらしい理屈のついたスタンドと(例えば中に砂を充填する、なんてのはオカルト以外の何ものでもないです)、ホームセンターで売られている似たようなモノと、それぞれに同じスピーカーを乗せて鳴らして聴き比べても、音質の差は全然ないです。 ちなみに私が今使っているのは、近所の家具屋さんで買った30×30×30センチの四本足の木製スツールで、一個3600円でした。とても丈夫で、「お相撲さんが乗っても壊れない」そうです(笑)。それを一枚400円の溝板の上に載せて、その上に、インシュレーターとして東急ハンズで買った3センチの真鋳の円錐ブロックを、尖ったほうを下向きに3個ずつかませて、スピーカーを載せています。ちなみに東急ハンズは地上最強のオーディオインシュレーターのお店ではないかと思います(笑)。 個人的な経験ではスタンドは金属製よりも硬い木製のほうがうまくいきやすいとは思いましたが、基本的には、丈夫でしっかりした台で、箱状ではなく足がついたシンプルなものなら、スツールでも踏み台でも何でも大丈夫ではないかと思います。なるべく硬くてしっかりした木材を選んで、オーダーメイドで加工してもらってもいいですね。 むしろ、音の良し悪しが決まる要素は、セッティングのほうにあります。 私から申し上げたいことは、スピーカーのセッティングには本当に手間隙と労力をかける価値がある、ということです。特に決まった方法論のようなものはなく、部屋の広さや造りはもちろん、家具の配置やスピーカーのサイズ、もちろん聴く人のリスニングポジションなど、さまざまな要因によって、「ピタリと気持ちよく聴けるスピーカーの位置」はころころと生き物のように変化します。部屋が100あれば最適なスピーカーの置き方も100通りだと思っていていいと思います。 本当にスピーカーのポジションがピタリと決まったときに聴く音楽は、すばらしいです。同じ機器なのに、その瞬間からそれまでとはガラッと音の世界が変わって、その奥行き感や立体感、高低強弱上下左右、あらゆるバランスがピタッと決まったリアルな音世界たるや、もうこれ以上の至福のときはないと思えるほど、気持ちのいいものです。 そして、そのポジションは、どんな部屋であっても、部屋の中のどこかの一点に、必ず存在しています。どんなに苦労をしても、その一点を見つけ出す作業は、やる価値があると思います。ことにクラシック音楽を聴くのであれば、命を懸けてでも(笑)、やる価値があると思うのです。 ちなみに世のオーディオマニアと称する人の大部分は、機器にベラボウにお金をかけていながら、こうした根気の要る作業をしない人がほとんどなのですね。それこそ本当に宝の持ち腐れですが、現実には一生そうした作業をする気もなく延々と機器を買い換えているような人が多いのだと思います。 話を戻しますと、質問主様は高いところにスピーカーを置くのがお好みとのことですね。もちろんレコード店や喫茶店のように天井からスピーカーを吊るして聴くというのも、ひとつの方法としてアリと思いますが、ここはやはり、一度、物は試しぐらいの気持ちで、「邪道」からちょっと「セオリーどおり」のセッティングの仕方に立ち返ってみることをお勧めしたいと思います。 特殊なものを除いて、市販されている家庭用のスピーカーは、一応、6畳から12畳ぐらいまでの広さの部屋で、ソファーのような椅子に座ったポジションの聞き手の耳の高さにツイーターあるいはスコーカーの高さをあわせて、聞き手からスピーカーまでの距離と左右のスピーカーの間隔が2~3メートルぐらいの正三角形で、左右のスピーカーを聞き手の顔のほうに向けて、スピーカーの間には極力何も物を置かず、スピーカーの背面と外側にもある程度空間を空ける、という状態にしたときに、うまくバランスよく鳴るように、調整して作られているそうです。 もちろんその通りにしたからといって必ずしもそれが最適なポジションというわけにはいかないことが多いわけですが、少なくとも一応はスピーカーメーカーがそういう前提で作っていると言う以上は、一度その「セオリーどおり」でセットしてみる価値はあると思います。特にクラシック音楽を聴く場合は、ある意味「低音が命」ですから、スピーカーの高さが高すぎると、なかなか本当にリアルな重低音は出てきにくいのではないかと思います。もっとも、日本の住宅は、どうにも中低域の音がこもりやすいので、セオリーよりも少しスピーカーの位置を高めにしたほうが、すっきりしてうまくいきやすい、とも言われていますね。 ひとまずメジャーで計ってぴったり1センチの狂いもなくその基本どおりにセットしてみて、そこから出発点としていろいろ動かしてみるのがいいのではないかと思います。その結果、結局スピーカーの位置が「まるで邪道」になったとしても、それはそれであり得る話ですし、それでいいのではないかと思います。 ちなみに私の場合は、実は、「コタツにミカン」の生活ですから、ソファーはなくて座椅子にべたっと座るしかなく、もうその時点で「邪道」になっていますね(笑)。 ハーベスの技術者の方々も、極東の島国でそんなリスニングポジションで聴かれていると知ったら泣いちゃうかもしれませんが(笑)、いろいろ試行錯誤の末、スピーカー台は先ほど申し上げた形にして、部屋は6畳ですから、スピーカーを部屋の長手方向に置いて、コタツをはさんで耳からスピーカーまでが約1.8メートル、スピーカーの間隔は2メートル10センチぐらい、背面は壁から30センチ離し、左右は壁から50センチ以上空ける、という形で、完璧とまではいかないまでも、まあ何とかベストに近いかな、と思えるポジションになりました。 実はこの位置だと耳の高さがセオリーよりも少し低めで、ウーファーの上端ぐらいになるのですが、却ってそのほうが音がこもらず、かといってスカスカの痩せた低音にもならず、特に弦楽四重奏、六重奏などはものすごくリアルに聴けます。ちなみに私はソースにより、またその日の気分によって、ボリュームを調整するのと同時にトーンコントローラーあるいはグライコで音色を調整するのが常なのですが、やはりポジションをある程度押さえたからこそ、調整することで必ず完全にピントが合うように思います。 またまた長い文になってしまいましたが、私のささやかな経験からの話が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。質問主様が一日も早く素晴らしい音で音楽を鑑賞できる日が来るのを、心よりお祈りいたします。
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- Dyna-udia
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こんばんは。 >スピーカーとしてはTANNOY(タンノイ) Reveal 601pを買おうと思っています。 タンノイのスタジオモニターですね。その製品はクセがなくナチュラルな音調で、低域が豊かでゆったりしています。スピードで勝負するタイプではなく、柔らかくリラックスできる緩やかな鳴り方をします。クラシックをお聴きだとのことですが、お察しの通り、このスピーカーはアコースティック系の音源が得意です。よい選択ではないでしょうか。 >皆さんはスピーカーをスタンドに固定するにはどのようにされておられるのでしょうか。一般的にはどうするのが普通なのか、 スピーカースタンドは、ふつうにスピーカーを天板の上に置いて設置します。スタンドとスピーカーをネジ留めできる機種もありますが、そう神経質に気になさらなくても大丈夫です。 >そこそこ値が張るとしてもイチオシのものなどあれば教えていただければ幸いです。 予算を気にされないのであれば、一般的によく評価を耳にするスタンドは以下あたりです。 http://www.pluton.jp/HTM/stage.html http://www.taoc.gr.jp/products_stand.html http://www.acoustic-revive.com/japanese/speakerstands/ 一方、こなれた価格の手ごろなスタンドは以下あたりです。 ・タオック(実勢価格) http://www.coneco.net/PriceList.asp?COM_ID=1081217185 ・OMNI-MOUNT(オムニマウント)・スピーカースタンド http://www.ippinkan.com/omni/omni_page1.htm ・特注 http://www.yel.m-net.ne.jp/~tenkai-c/page027.html ・侍の箱 http://www.samurainohako.com/pg224.html >スピーカー設置やクラシック鑑賞にあたっての必ずおさえておくべき常識~ スピーカーは、設置の仕方ひとつで音がかなり激変します。そのあたりのノウハウは、以下あたりをご参照ください。 ●スピーカー設置の「これだけはやっておきたい」 http://www.k3.dion.ne.jp/~kitt/audio/speak.html ●Q&A http://www.yoshidaen.com/qanda/qanda.htm ●セッティング http://www.yoshidaen.com/gakko.html ●スピーカーの台と音の違い - 教えて!goo http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1086119.html ●オーディオボードの音質の違い http://okwave.jp/qa/q2953266.html ●スパイク受けの音の違い http://bbs.kakaku.com/bbs/-/BBSTabNo=0/SortID=9196542/ http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000124885/SortID=13029935/ ではご成功をお祈りしています。
お礼
参考になりました。ご助言ありがとうございました。
- Merlin61
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このスピーカー、日本の正規代理店(TEAC)で販売されている ものではないですよね?(TEAC-TANNOYのサイトを見てみました) で、質問者様が現在、日本国内にいらっしゃるものとして。 こんなのがあります。 http://www.family-arts.com/sidep_RB_stand.htm 使ってる方々の評判はいいようですね。 デザインが「工場の資材置場」みたいで 絶対いや!という人もいるようですが(笑)。 高めの位置にセットして、下向きの角度にすることも出来ますし。 ただ、セッティングによって、音の変化は大きいようです。 セッティングが楽しめるというか、苦しめるというか。 すでにご存知でしたら、申し訳ありません。 正月がヒマでしたら、上記サイトの「客の声」でも 覗いてみてください。 参考ぐらいにはなりますかと。
お礼
参考になりました。ご助言ありがとうございました。
- HAL2(@HALTWO)
- ベストアンサー率53% (2372/4441)
Speaker Stand は Bose M901CSIV (Model 901 Classic Series IV) 専用 Stand 以外に購入したことがありません。・・・他はいずれも自作しました。 Speaker Stand で苦労したことは (1) 分厚い Carpet の上に設置すると Carpet の弾力で Speaker System が揺れる (2) Speaker System が軽いと Speaker System が共振する (3) あまりにも背が高いと Speaker Stand が共振する ですね。 (1) は Bose M901CSIV でも生じ、専用 Speaker Stand と M901CSIV を Screw 留めした上で Stand にも M901CSIV にも合計 30kg 以上の重石を載せました(笑)。 (2) は 100dB SPL 以上の音を出していた M901CSIV でも起きていた事ですが、軽量の小口径 Speaker System ではよく起こることで、ビビらないように¥100 Shop などでも手に入る滑り止め Gum Mat を下に挟んで重石を乗せる方法で対処します。 (3) は御質問者さんが考えている Steel Pipe Rack が一番条件が悪く、Rack に乗せている小物類が踊って変な音を立てる可能性がありますし、Pipe 自体も共振し易いものです。・・・Bose AM5MkIII の Satellite Speaker でも鴨居の上でビビって踊り出しましたので(笑) 鴨居と Satellite Speaker をガッチリと防振しました。 私が自作した Speaker Stand はいずれも合板を重ねた肉厚の板材で、正面は雑誌などを立てられるようにし、表からは目に見えない隙間部分は砂を詰め込んでとにかく重いものにしていました。 高さ 1m 以下の Speaker Stand ならば砂を詰め込むのもアリですが、1m 以上ともなると容積が馬鹿になりませんので肉厚の板材で頑丈に作った上で大量の本を詰め込めるような本棚にしてしまった方が良いでしょうね。 Speaker System と合わせて独りでは持ち上げられない、容易に動かせないほどの重さにする事が Point です(笑)。 TANNOY Reveal 601p は御店で試聴されてから購入を予定されていらっしゃるのでしょうか? 私が Bose M901CSIV を手にする前に Chamber Classic を主に聴いていた頃は今では別方向の製品形態に変わってしまった Boston Acoustics 社の 16cm Woofer + 2.5cm Soft Dome Tweeter の Speaker System を御店で十数機種に及ぶ他の Speaker System と徹底的に比較試聴して選んだことから TANNOY Reveal 601p の Speaker Unit 構成にも頷けるものがあるのですが、実際には同じような構成の Speaker System でも音の傾向が全く異なるものが幾つもありましたので、Speaker 選びは御店に好きな CD を持って行って徹底的に試聴されることを御薦めします。 http://www.bostonacoustics.jp/products/ceiling_wallspeakers/hsi475.html 私が 15 年以上前に使った Speaker System は上記の $250 ほどだった古い家庭用 Model だろうと思うのですが、弦楽器音は艶っぽい妙なる音色が気に入っていたものの管楽器や打楽器は Tweeter 域へ受け渡す Crossover 付近での音色変化や Dome Tweeter Base の共振が気になり、防振対策を施したり内部 Cable を変更したりとあれやこれやと Tuning に苦労した結果「音色変化が判る帯域は Full Range じゃないとやっぱりダメだ!」を匙を投げ、$1300 で Bose M901CSIV を購入してしまいました。・・・後に Sizzle Cymbal の力感を演出するために FOSTEX が OEM 供給していた INFINITY EMIT-K Tweeter を 0.68μF の Capacitor を介して追加しました。 現在は Speaker System に関しては Unit を買ってきて自作していますが、Woofer + Tweeter という完全に上下を分離する手法は上記のような経験で痛い目に遭ったことから行わず、基本は Full Range として音色が判断できない上下端の帯域を Super Woofer と Super Tweeter で補うという手法に拘ってしまいます(汗)。 10 年ほど前から 12kHz 以上の音に対する耳の感度が急激に低下してきたことから現在では Super Tweeter なしで済ませて、10kHz 以上の音を確認したい時には Headphone を被るようになってしまったのですが、Soft Dome Tweeter や Horn Tweeter 独特の音色は音色を感知できる 5~10kHz 以下にまで及んでいることから Tweeter だけに HPF (High Pass Filter) を入れた Add-On Tweeter で音色変化を愉しむのもアリかなと思い始めています。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
参考になりました。ご助言ありがとうございました。
お礼
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