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アガサクリスティのメアリ・ウェストマコット名義であ
アガサクリスティの別名 メアリ・ウェストマコット名義の小説って結局売れたのでしょうか? アガサは推理小説に間違えられるから、 別の名義(この辺偉いですね^^)に したんでしょうけど、 この名義で出版されたときに、 イギリスやアメリカでは売れたんでしょうか? また評価はどうだったんでしょうか? 6冊ぐらいでているんですが、 できれば詳しく教えて欲しいです。 よろしくお願いします。
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こんにちは。 「詳しく教えて欲しい」と言う希望に当初から反しますが、そこまでやるとかなりの時間が掛かります。ですので個々の作品の出版状況は以下の手順でご自身でお調べください。 日本語版では早川が文庫で改装版を出しています。その半数あまりはのちに他社からも出されています。それなりには売れると見てよいでしょう。 http://homepage1.nifty.com/ta/sfc/christie.htm 『春にして君を離れ』以降参照。 ただしほかの資料によるとMary Westmacott名義の作品は上記以外にも書かれています。ですので、とにもかくにも出せば売れる、というほどのものではないようです。 ほかの資料=英語版データ・ベースです。 http://www.fantasticfiction.co.uk/c/agatha-christie/ このページの“Novels”の項目にまとめられています。例として第3作の“Absent in the Spring”(上記の『春にして君を離れ』)を見てみます。 http://www.fantasticfiction.co.uk/c/agatha-christie/absent-in-spring.htm アマゾンで現在入手可能な版の一覧があります。これの場合にはオーディオ版まであるので、そこそこ売れたものと思われます。 アマゾンのリストは過去の書誌情報のごく一部です。実際にどれだけの異版が刊行されたのかはアメリカ議会図書館の目録を見ると判ります。 http://catalog.loc.gov/cgi-bin/Pwebrecon.cgi?DB=local&PAGE=First これ以下は検索結果に直リンクできない可能性があるので、ここには貼りません。 ともあれ1944年の初版以来、これまでに少なくとも6回の刊行があったことが判ります(収蔵漏れが無いとは言い切れないためこのような形容になります)。平均すると10年に1回程度で、しかも10年ほど前に再刊されています。時期的にはそろそろというところまで来ていますから、また近いうちに再刊されるかもしれません。いまだに本、または小説としての命(価値)を保っていると見てよいでしょう。 ところがこの結果をきちんと見ると、44年の初版以後、25年以上も再版がありませんでした。どうやらこの時期辺りにクリスティーの再発見ブームが始まったようです。日本でのブームはそれよりも遅れていたと思いますが、外国での映画化も多くあり、日本語版の刊行も非常に盛んになった記憶があります。 総合的な判断は他の作品の状況を見て、ご自身でどうぞ。ただ、早川や創元の翻訳ものをかなり読んだ者としては、巻末の解説でその辺に付いて一言触れられている本が存在していても少しも不思議はないと感じます。
お礼
詳しい情報ありがとうございます。 途中でアガサクリスティーと 判った時の世間の反応が知りたかったんですが (急に変わったんじゃないかなあと思いまして) でもよく考えてみたら 『春にして君を離れ』 Absent in the Spring (1944)で もし20越えていたとしても 90歳近いですね(^^;) これは・・・無理ですね 映画化で再評価って たぶん「オリエント急行殺人事件」や 「ナイル殺人事件」の頃のことですね。 ははは・・・(遠い目)