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浴衣作りに使う布。

祖母から浴衣の縫い方を教わりました。 せっかくなので縫ってみようかな…と思っているのですが、 生地はやはり木綿が良いのでしょうか? お店へ見に行って気に入った生地が縮緬でした。 縮緬でも大丈夫か、と祖母に聞いたところ 縮緬生地の浴衣は芸者さんが着るようなものだから やめなさい!と言われました。(よく分からない…) 縮緬生地の浴衣を着ていたらおかしいですか?

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  • miyosino
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回答No.3

和裁・洋裁ともに半端な知識しかなく、腕が伴わない者からの解答です。 まず、ごく現実的な話をします(お祖母さんの話は、長くなるからまた後で) 布地を買いに行ったのが着物屋さん(呉服屋さん)か、布屋さん(手芸屋さん)かちょっと分からないのですが(多分前者でしょうけど、でも安いのは布屋さんですからね。ただし、洋裁用の生地しか置いていません)、 着物屋さんで縮緬(反物)を見つけたなら、恐らくは絹(正絹)か、先の方が書かれたように化繊でしょう。 それが絹ならば、芸者さん云々は別としても家では洗濯できないし(水に濡れただけで縮む。戻らない)、 クリーニング代がいくらかかるか分からないので素肌に着るのは不向きです。それに、暑いし。 化繊であれば、他の方が書かれたように、暑いし蒸れます。多分、絹より酷い (洋服でも、透け透けな割には涼しくない服ってあるでしょう?)。 ので、浴衣には残念ながら不向きです。 もうちょっと涼しい時・寒い時の着物(下に襦袢を着て首周りから半襟を見せる)んだったらいいんですけどね。 布屋さんで縮緬生地を見つけたのなら、化繊の可能性が高いです。ので、きっと夏に着るのは不向きです。 (というか、布屋さんの化繊のちりめんは、服用というよりは手芸用のことがかなり多い) ただ、珍しい事だとは思いますが、以前「綿100%の縮緬」というのを一度だけ見かけて買ったことがあります。 綿の、ツルッとしてない質感のままで、微妙に細かい凸凹がありましたね。 でも、水洗いしたら凸凹はなくなり、ただの綿の布に成り果ててびっくりしたものです。 この他、結構手に入れやすいのが、 綿100%で薄手で大きな凸凹がたくさん浮き出た「サッカー生地」「リップル生地」という布地があり、 これはちょっと縮緬に似ていますが、芸者さんどころか、子供用の浴衣にもよく使われるものです。 夏服向きの生地なので、根気良く探せば、和風の柄もあると思います。 お祖母さんもこれなら文句を言わないかもしれません(断言はできないけど)。 あれ、でもこれって、「縮緬」というより「縮」とか「しじら」って言うのかも…… とにかく、凸凹した生地の浴衣が欲しいなら、検討する価値はあります。 そして、ここからはお祖母さんの発言について。ちょっと長くなるから、ごめんね。 本によると、先の方が書かれたように、 「明治頃の芸者さんが、絹の縮緬で作った浴衣を素肌に(肌着ぐらいは着ていたかもしれないけど、 少なくとも襦袢を着ず)に着ていた」という話はあったらしいです。 普通、縮緬に限らず着物の絹地はおいそれとは洗濯できないので、素肌に着るのには向かないのですが(肌触りは凄くいいけど)、 「あたしは売れっ子だからお金あるのよ!お洗濯なんてみみっちい事は考えないの!こんなの汚れてもすぐに替えちゃうし」と、 まあ、見えというか、意地というか……そういう「贅沢」をしてみせるためだったのでしょうね。 お祖母さんの時代……というか、私達と私達の親の世代の間ぐらいまでは、 芸者さんなどの「玄人の女性(水商売:男の人をもてなしたり喜ばせて、その出来で収入が変わる仕事の人)」と、 それ以外の「素人(割と決まったお給料が入る仕事とか、主婦とか)の女性」との区別が凄くあって、 「素人」は「玄人」のことを、憧れるようなやっかむような見下すような……何より「自分達とは違う人種」として見ていたわけです。 で、「素人」の人は、出来れば堅実な人生を歩んで欲しい自分の所の娘さんが、そういうちょっと水っぽい仕事の女の人を連想させるような格好をすると、凄く嫌がるわけですよ。 (とか言いつつ、結局最新のお洒落って、いつもそう言う所から生まれるんですけどね。 今で例えるなら、『小悪魔Ageha』に出てくるキャバ嬢さんのお化粧を真似してツケマを付けるのが流行るとかね) そういう昔の考え方が、まだちょっと残っているんですね。良し悪しではなく、これはもう仕方ない。 そしてそんな大人の事情について知識があれば、この先の人生で「何でだろう、訳分からない」と思うことが、 ちょっとだけ減ります。うまく使えば、大人を手玉に取る事が出来るかも……

kikuko1210
質問者

お礼

分かりやすく説明して頂けて助かりました、ありがとうございます。 夏にわざわざ暑くなるようなものを着るのは嫌ですね・・・´・ω・` 祖母はかなり裕福な家で育ったみたいです。 それも関係しているのかも。 テレビで花魁さんの特集とかしてると テレビブチ切るくらいなので、相当嫌いなんでしょうね・・・。

その他の回答 (4)

  • miyosino
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回答No.5

遅くなってごめんなさい。 そう、涼しい時には涼しい格好をしたいですよね。 ただこれが行き過ぎると、 「うー、こんな炎天下にこんな柄見たくない……」という基準で柄を選んでしまい、 その結果妙に可愛げのない柄ばっかり揃うという失敗例も(私がそれ)あるんですけどね。 まあ、そうなったらそうなったで、帯や髪飾りでなんとかなったりしますよ。 っと、お祖母様の話ですね。 裕福なおうちの育ちなら、そういう傾向は強くなりそうですね…… 大正15年生まれのこっちの祖母の話だと、戦前は若い女の子が(学校の先生だのお針子さんだのデパートの売り子だの、普通のお仕事でも)働きに出るのは、少なくとも裕福ではないということで、あんまり自慢できたことじゃない……という風潮があったとか(本当に貧しいおうちならそうでもなかったそうですが)。 それが変わったのは戦時中、男の人がみーんな戦争に行って人手不足になってからです。 現に本人は女学校出ですが、二十歳の頃に敗戦を迎えた頃には銀行で働いていたそうな。 なお、役者さんや女優さん・歌手やダンサーなんかも、古い考えだと「玄人さん」の扱いに入ることもあるようです。男の人の人気で食べているわけだし、収入も不安定ですしね。 今でも、娘が芸能人になりたいと言ったら、反対する親御さんのほうが多いでしょう。 今その手の道で働いている人は、親が応援してくれたか、本人が頑張って説き伏せたか、でなきゃ家出して来たかです。 ついでに言うと、「玄人さん」への視線というのでよくあるのが、「憐み」です。 「本人や家族が生きていくお金を稼ぐために、ご飯食べて屋根のあるところで寝られるために、それしか方法がない人。辛く当たっちゃ気の毒だ」という意味ですね。 こういう人は今でもいますし、女の人ができる仕事が少なかった時代はもっと沢山いました。 「そういう可哀想な身の上にならなくたって普通に暮らしていけるのに、何が悲しくて真似をする……」となりますね、こういう考えからは。 今、成人式の振袖で、襟をガーッと開けて髪をガーッと結い上げて、帯を前で結んでる人がいるっていうでしょ。あれに対する批判の何割かは、それです。 ただ、テレビで花魁さんの特集をブチ切ってしまうのは、お祖母様本人の好き嫌い以外にも、 「子供(=未成年)の前でしていい話じゃない」と判断しての教育的配慮かもしれませんね。 どうしても、18禁なお話につながりますから。 最後に、割と有名な、とんでもない話を一つだけしましょう。 浴衣ではあんまりしませんが、着物で、「お太鼓結び」って、みんなするでしょう。きちんとした時に。 あれね、元々は、江戸時代末期に、芸者さんが始めた結び方なんですよ。 ……ファッションの世界では、時々こういうことがあるんです。和服の世界では、特にそれが多いんですよね。

kikuko1210
質問者

お礼

旦那が借金のカタに女房を売った、とかありますもんね。 なるほど・・・。 え、お太鼓結びのお話、初めて聞きました・・・。 現代でも、キャバ嬢がやりだしたものが一般でも流行ったりしますもんね~。

回答No.4

初めて縫われるなら、木綿がいいと思いますよ。 縮緬は柔らかく手に持つと不安定なので、あわせて縫うときに布がずれ易いです。 木綿は、硬いと感じるかもしれませんが、しっかりして布に張りがあるので扱いやすいと思います。 浴衣は夏の暑いときに着るものなので、縮緬では少し蒸れるかもしれませんね。 縮緬で作るなら、お単衣の着物にされるといいです。 作り方は浴衣とほぼ同じですから、難しくはありません。 詳しくは、お祖母さまにお聞きになってください。 お尋ねの件とは少し違いますが、何かの参考になれば幸いです。 がんばってくださいね。

kikuko1210
質問者

お礼

祖母も「木綿なら許す」と言っていました。 許すって何だ、許すって・・・。 木綿で気に入る生地のもの、探してみます。 ご回答、ありがとうございました^^

  • bekky1
  • ベストアンサー率31% (2252/7257)
回答No.2

うーん、和裁のことなので、アドバイスですが、縮緬というのは、織物の織り方のことで、 木綿というのは、布地の素材・原料のことです。 そして、芸者ウンヌンとありますが、本物のちりめん・正絹で浴衣(単衣)にしたら、 別にソレは、単衣の着物であって、浴衣ではないですし、 芸者だけが着るわけではなく、縮緬の単衣として時期的にはダレもが着る単衣ということになります。 それに、縮緬・正絹でそのまま浴衣のよう、長じゅばんナシではきません。 ただ、縫い方としては、浴衣も縮緬・正絹もほとんど同じだから、別にそれでもかまわないですが。 単衣の着物なら、浴衣・木綿と同じです、縫い方は、ウールも、絹も、化繊もです。 それに、縮緬とは、ちょこっと違いますが、クレープ、あるいは、楊柳という、縦の縮緬のような 織り方も浴衣素材・木綿としてはあります。 もしかして、祖母様の勘違いだと思うのですが、「縮=縮緬」と勘違いされてるのかも。 小千谷ちぢみなどは本麻、シャリとして、縮ですから、縮緬のようなシボがありますが、 浴衣で縮緬で芸者・・・・はありえない。 小千谷は高級品ですし、別に、芸者が着用する浴衣でもないです。 もちろん、安くても2-3万はしますので。 ただし、アナタの言われる縮緬ですが、これ、正絹ではなく、木綿・コットンでもなく、タブン、化繊でしょう。 本当に、縮緬でリーズナブルなお値段で、今の時期ならです、本来、浴衣でほとんど素肌に着る着物と素材として 適してないです。 だとすると、サウナスーツを着ているようなものですから、しゃりっとした手触りとしなやかさにだまされて作っても とても、真夏・浴衣の季節に着られたものじゃないです。

kikuko1210
質問者

お礼

布に関してはまったく知識が無かったので 詳しく教えていただけて嬉しいです。ありがとうございます。 サウナスーツは嫌ですね´・ω・` さすがに耐えられないです・・・。

  • chiychiy
  • ベストアンサー率60% (18543/30901)
回答No.1

こんにちは やはりおばあ様の仰るように、花柳界で使われたものなので おやめになったほうがいいと思います。 せっかくなのできちんとした生地で作られた方が賢明です。 (子供の七五三の着物にも使われることはありますが・・・) http://www.kimonojp.com/2007/12/post_259.html http://www.nunogatari.co.jp/yukata_jimbei/index.html

kikuko1210
質問者

お礼

七五三で使われる事があるんですね! お値段の張る布だから、祝い事(?)とかで着るんですかね・・・。 ご回答、ありがとうございました。

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