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無極性アルミ電解コンデンサー
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04749/ このコンデンサーは、+/-の極性はないのですか? 足の長さは違うようですが? 0.1μFの電解コンデンサーを検索していたらこれが出てきたので 0.1のコンデンサーは、これしかありませんよね?
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はい。大丈夫です。 電子回路の部品にはその種類によって結構特徴があるので、単純に容量や耐電圧などだけで選べない場合も結構あるのです。 たとえば、今回のコンデンサーなどでも電極の構造や内部の誘電体の種類などによって使える周波数が異なったり、温度係数が大きかったりなど色々と特色があるのです。まぁ、電解コンデンサーは基本的に100KHz程度までしか使えないと思ってください。商用電源の整流回路などのような低い周波数では、小型で大容量という特性が十分に活用できるので最適といえますが。高周波を扱う回路ではほとんどコンデンサーとしては役に立たなくなってしまいます。逆に積層セラコンなどやスチロールコンデンサーなどは低周波から高周波まで特性が良好なのですが、電解コンデンサーのような大容量(数十μF以上)のものはとんでもなく巨大になってしまいますし、市販もされていません。フィルムコンデンサーやマイラーコンデンサーはその中間程度の感じで。ある程度大きな容量も得られますし電解コンデンサーから比べると高周波特性も良好です。 このようなことはコンデンサ以外のコイルや抵抗などにも言えることです。抵抗でもセメント抵抗などの巻き線抵抗では抵抗としての性質意外にコイルの性質も持ってしまいますし。コイルも空芯コイル以外のもは心材に使う材料によるヒステリシスという性質のためにコイルとしての性質が使う周波数帯によっては大きく損なわれる場合もあります。これはトランジスタやダイオードなどでも同じで、適材適所で用いないとまともに働かないとかまったく動作しないなどの状態が起こることもあります。 回路図を読むときは各部に流れる信号の状態を考えながら見ないと、回路図どおり正しく組んだのにもかかわらず正常な動作ができないということが起こります。特に高周波を扱う回路やインピーダンスの高い回路ではその危険性が高くなる傾向にあります。特に高周波回路では図面のとおりに接続されていて部品の選択が正しくても、基盤の上に構成した回路のパターン(部品配置や線の取り回し)が悪いだけで働かない場合さえあります。 電子工作初心者の方のようですから、まぁ、あせらずたっぷり失敗しながら、部品の特性などを勉強してください。
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- sailor
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OPAMPを使った回路のようですが、コンデンサの使われ方は入力に異常な高周波などが入って異常発振を起こしてしまうのを避けるためのように見えますので、電解コンデンサーは適さないでしょう。私なら積層セラコンを使います。
補足
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00090/ では、これで良いですか?
- sailor
- ベストアンサー率46% (1954/4186)
通常の場合、URLで示された記号は電解コンデンサーではなく電解以外のコンデンサーをあらわすのに使われます。電解コンデンサーの使用を指示する場合は、一般に向かい合った二本の線の間に斜線を書く場合が多いですね。 問題があるかどうかは、使われている場所(用途)しだいですので、質問の内容からは判りません。 オーディオ帯域でのバイパスなどに使うのであれば問題ないでしょうけれど、ICなどの発振防止などに使う場合は問題ありですね。回路図が無いのでなんともいえませんけれど・・・ 参考URL http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B5 上のURLのページに電解コンデンサーの記号が出ています。
補足
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7838859.html 以前、こちらで質問した時の回路図です。 積層コンデンサーがよろしいですか?
- sailor
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ご質問の件についての回答は#1の方のいわれているとおりです。 0.1μFのコンデンサとのことですが、使用目的はどのような用途でしょうか?用途というか取り扱う周波数によっては電解コンデンサーでは役に立たない場合があります。電解コンデンサーはサイズの割りに大きな容量が取れるのが利点ですが、周波数特性の面から見るとかなり悪いのですよ。コンデンサーとして働くのはせいぜい数100KHz程度までで、それ以上の周波数帯では役に立たないのです。これは電解質を用いたことと、電極を巻き込んで作るために起こる問題で、100KHz程度までは周波数に応じてインピーダンスが下がるコンデンサーとしての特性を示しますが、ある程度以上の周波数では逆にインピーダンスがあがりだします。高周波と呼ばれるような領域ではほとんど役に立ちませんので、使用する周波数には注意意が必要です。0.1μF程度であれば、積層セラミックやフィルムコンデンサーなどはるかに周波数特性の良いものでも価格もサイズもそれほど変わらないでしょう。積層セラミックコンデンサーやフィルムコンデンサーなども極性はありません。 まぁ、0.1μF程度であれば積層セラミックコンデンサーがもっとも安く周波数特性も数百MHz~GHz帯まで使えるものがいくらでも手に入るので私なら、よほど特殊な用途でなければそちらを使いますね。電解コンデンサーではこんな高い周波数はまったく無理ですからね。オーディオ用などでこだわりがあればフィルムコンデンサーという選択肢もありますけど、容量から考えて電解コンデンサーは真っ先に選択肢から外します。 電解コンデンサーを使うのは数十μF以上の容量が必要なばあいで、扱う周波数が数100KHz以下の場合に限られます。これは有極でも無極でも同じです。
補足
http://www.buturigaku.net/sub03_Spot/circuit/symbol.html 回路図にこのマークがあったので、電解コンデンサーを選びました。 問題あり?
- acha51
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>> このコンデンサーは、+/-の極性はないのですか? はい ありません。 >> 足の長さは違うようですが? 基板に挿入するとき入れやすいです。 >> 0.1のコンデンサーは、これしかありませんよね? セラミックやフイルムもあります もちろん極性のある電解コンやタンタルコンデンサーもあります
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
なるほど~ 電子回路を勉強中の私には、とても勉強になるコメントです。 コンデンサーとか、そこまで違うなんて思ってもみなかったです。 電子工作の動画やサイト情報も色々みているのですが ここまで詳しい説明を見たのは初めてです。 ありがとうございました。