永久保存を考える場合は、デジタルデータは基本的に、消すことも簡単という特性があるので
二重化三重化によってのみ、データが保全できるということを理解する必要があります。
DVD-Rなどへのダビングは、家電機器でできるので、もっとも手順が簡単ですが
VHS一本をDVD-R一枚にダビングしていったのでは、データの管理性は変わりませんし
DVD-Rが劣化したりした場合は、VHSよりもデータを失いやすいと言えます。
VHSなどの磁気テープは、カビたり伸びたりすることがありますが
劣化しながらも映像は再生できることがあります。
DVD-Rは、一部の劣化によって、正常のディスクが認識されず
再生ソフト自体が動かないといった事態が、わりと簡単におきます。
ですから、デジタルデータは二重化する必要があるのです。
その点においては、DVD-RをDVD-Rで複製して、二枚とも壊れないうちに、さらに複製して…
といった運用は、現実的には不可能です。
DVD-R化した時点で、安心して「これが読めなくなったらあきらめる」という考え方もできますし
是が否にでも、ずっと保存しておきたいというなら、違う方法を考えるべきです。
そういった方法の一つの答えが、パソコンでHDDの中に蓄積し
HDDからHDDへの一括コピーで、簡便に二重化三重化を維持していくという運用です。
取り込むためには、現在でもVHSからDVDへと変換するためのUSBアダプターが売られていますし
DVD-Rなどから取り込むこともできます。
あるいは、アナログ放送時代のTVチューナーカードなどにも
VHSからのダビング機能が備わっているものがあります。
Windows用としては、一般的に汎用のソフトとしては例が少なく
ハードウェアの付属品としてソフトが用意されているのが一般的です。
規格の統一が無いので、専用ソフト以外からは使えないことが多く
汎用ソフトでは、使えるハードウェアが限られたりするのです。
一旦PCに取り込んでしまえば、その際に使ったソフトによって
DVDの形式であったり、単なるMPEG2動画だったり、MPEG4動画だったり
いろんな種類がありえます。
たいていのものは、FFMPEGによって他の形式に変換できますが
運用を考えると、家電で再生できる形式で保存した上で
DLNAサーバーを備えたPCやNASなどへ保存して運用すると便利です。
さらに、バックアップを別のHDDやDVD-Rなどで取ることができますが
手間がかからないのはHDDtoHDDのコピーで
差分コピー機能のあるソフトが便利です。
場合によっては、貸し倉庫や親戚の家などにも預けておけば
ディザスターリカバリーとしても有用です。
実際のオススメの取り込み用の機器や変換用のソフトは
Windowsを使わないので把握していません。
うちでやるとしたら、GV-MVP/RX2系のを数枚持っているので
これでMPEG2形式で取り込んで、ffmpegでH.264で保存します。
H.264は家電では再生できない場合がありますが、うちは家電使わないので…
Androidスマフォでは再生できるようにしてあります。
H.264化することで、MPEG2よりもデータファイルサイズが小さくなります。
FFMPEGは、ウェブサービスからWindowsアプリまで
いろんな動画や音楽の変換において、裏方として活用されているソフトで
対応できない規格はほとんどありません。
ただし、そのフロントエンドとなっているアプリの仕様によっては
最適の設定が選べない場合もありえます。
カット編集にはAvidemuxを使っていますが、Avidemuxでの変換保存はあまり使いません。
かつて半年で壊れた80GBのHDDレコーダーで録画したものを
DVD-Rを介してPCに移したデータもありますが…
録画画質の違うモードの録画物が混在していると
PCでそれを切り分けることが困難になる場合があり、けっこう苦戦しました。
普通に、動画編集ソフトや変換ソフトが異常停止したりします。
同じモードで保存して、ファイナライズを施したDVD-Rであれば
ほかのDVD機器やPCでの再生や読み取りが普通にできるはずです。
お礼
ありがとうございました。 詳細なご回答ありがとうございました。 頑張ってみます。 再質問させていただく事になるかと思いますので、締め切らさせないでいただきます。