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江戸川柳についてです。
江戸川柳の意味やその詩の背景をわかりやすく教えてほしいです。 里方でおしがる姑しゃりに成り いい姑外で孫孫暮らしてる いい姑朝寝の嫁を掃き残し いい姑わが身を守る三ツの猿 いい姑柳絞りを嫁に着せ 気で喰ツて老の歯に合ふ嫁の孝 6つもあるのですがよろしくお願いします。
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- fujic-1990
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チラチラと本を見てみましたが、簡単にはみつかりませんでした。 で、私なりの補足と修正です。 (1)里方でおしがる姑しゃりに成り 嫁の実家側が惜しがるような良い姑は、すぐ骨になる(死ぬ)、 というような意味かもしれません。憎まれッ子世にはばかる、の逆。 (6)気で喰ツて老の歯に合ふ嫁の孝 「さあ食べるゾ」と気合いを入れて食って、ようやく老齢の姑の口に合うのが嫁の孝行だ、 つまり 嫁の孝行というものは、めったに姑の「お気に入り」にはならないものだ という皮肉かもしれません。
- fujic-1990
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研究者ではありませんが、川柳は素人が素人に笑ってもらおうとして詠むものですので、そんなに高尚なはずないので、時代背景を知っていればあとは読み手の「感じ」でよかろうかと思います。 基本、嫁姑の戦争は、江戸時代にもあった、男は間に立って苦悶していた、ということでしょう。 (1)里方でおしがる姑しゃりに成り 嫁の里方(実母ら)が、「惜しい姑さんだった」というようになる姑とは、骨になった姑だ。 (嫁姑の争いは、姑が死ぬまで終わらない) (2)いい姑外で孫孫暮らしてる いい姑は、家に居て嫁と対立するのを避けて、そとで孫とマゴマゴしながら遊んでいるよ。 (3)いい姑朝寝の嫁を掃き残し 嫁と争わない良い姑は、掃除するにしても掃き残して、檀那とのHで疲れて朝寝する嫁を放っておいてくれるんだ。 (立ち読み客を追い出す場合、足下を掃いたり、はたきをかけたり、というのは時代を超えた作戦) (4)いい姑わが身を守る三ツの猿 良い姑が、自分を守るためにやるべきことは、嫁の容姿・言動について、見ざる、聞かざる、言わざる、の3つのサルを実行することだ。 (5)いい姑柳絞りを嫁に着せ 良い姑は、柳絞り(ゆったりした感じの、体を束縛しない感じの服)を着せるように、嫁を束縛しないのだ。 (6)気で喰ツて老の歯に合ふ嫁の孝 「気で喰ツて」の意味がわかりまえんねぇ。「食べ物と江戸川柳」という本を持っていますので、調べてみます。出ていたら再コメントしますが、載っていなければ分からないですねぇ。 後段は、「嫁の孝行のありがたさは、老いて歯がなくなるコロに分かる」というような意味かと思います。
お礼
とてもわかりやすいです。 私も気で喰ツてをいろんなところでさがしたのですが よくわからないです。 でもとてもたすかりました!
お礼
本はなかなか書いてあるものがないですよね。 でもわざわざしらべていただきありがとうございます!