警視庁に出入りしている者です。といっても泥棒ではありません。
警察庁というのは、エリートばかりなんですよ。普通の警察署にはキャリアなんていませんし、大きな警察署にせいぜい一人いるかいないかくらいですが、警察庁はキャリアばかりなんです。警視庁は上のほうの役職はキャリア組で占められています。
現場では、警部補がリーダーです。警部になると警部補の報告を聞いて「ご苦労!」という係です。ぼくは取り調べで警部補またはその下の巡査部長あたりの言うことを通訳します。
ところが・・・
一度だけ警察庁で通訳をしたことがあります。
外国から警察の幹部が来て会議の通訳をしたんです。
こちらは、警視長、警視正、警視の三名が出ました。そして書類を配る雑用係は何と「警部」でした。ガツ―ンと衝撃を受けました。
ばくにとって警部は部下の報告を聞いてご苦労!と言う役だったのに警察庁ではコピー取りなんですよ。
いやはや、キャリアは凄いです。大学を出ていきなり警部からスタートするんですから・・・
因みに警視総監も警察庁長官もキャリアじゃないと到達できません。一般人は警部補で終わる人が多いです。知人でヒラの巡査から警視正まで行った人を知っていますが、偏差値の高い大学卒でした。警視長、さらにその上の警視監となるとキャリアの独壇場となります。
最後になりましたが、日本警察を統括する警察庁長官が警視総監の上になります。
お礼
わかりやすいです ありがとうございます