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ノンシリコンが高いわけ( ^ω^)・・・なぜ?

ちょっと前から各社、シリコンシャンプーを一押しで売り出してますがどれも高いです。 いいものが高いというのはもちろん分かるのですが、ノンシリコンシャンプーに関してはシリコンが入ってない。つまり従来製品と比べてあるべきものが入ってないということです。 疑問なのは何かがプラスされて値段が上がっているわけではなく、マイナスされて値段が上がっているということです。 シリコンに代わる成分が高価なのでしょうか?ご存知の方よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Yusura
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回答No.2

ノンシリコン、ずいぶん流行っていますね。 メーカーの人間ではないのですが…。 ご質問に関してですが、シャンプーは、一つ抜けばその分値段が減らせるというものではなく、成分全体でどのようにお互いを補いあうか、総合で考えてどんな成分で配合するものです。 まず、よく見かけるのは、シリコンに代わるというよりもそれ以外の成分に高価なものを配合したタイプです。 一番コストがかさむのは、成分の上位に表示されている洗浄剤と、後半に入っている植物エキスだと思います。 ノンシリコンを手にとるユーザーは、「シリコンが髪や頭皮に悪いから」と信じているわけですよね。 そうすると、シリコン以外にも「髪や頭皮に悪い」というイメージがついている成分を避けようとするのではないでしょうか。 シャンプーが安くなったのは、いま主流の合成界面活性剤が非常に安価になったからです。 具体的にはラウリル硫酸とかラウレス硫酸などが名前につくものです。 この洗浄剤に変わるものは、ラウレスうんちゃらがつくけれどタイプが別で毒性(も洗浄力も)がより低めか、石けん系か、アミノ酸系になります。 (石けんは化学的にはラウリル~と同系統なのですが、法的には分類が違うため成分表示には違う名前で表示され、これを意識するユーザーはほとんどいないと思います。) シャンプーの値段はほぼ、この洗浄剤の値段に比例しているように思います。 で、この「ラウリルうんちゃら」は、「髪や頭皮に悪いことをしたくない。」と思っているユーザーには、むやみに嫌われている成分なのです。 「合成界面活性剤はよくない」って、お聞きになったことはありませんか?これがそれです。 なので、高いとおっしゃるノンシリコンの中でも安価な製品はまず「ラウレス~」とつく洗浄剤が配合されています。 (「ラウリル硫酸~」をより穏やかにしたものが「ラウレス~」で、ラウリルうんちゃらよりは高いけれどアミノ酸系よりははるかに安価です。) この現在主流である「ラウリル~」「ラウレス~」の安価で洗浄力も泡立ちも良い成分を使わずにシャンプーを作ろうとすると、 よりコストは高いが、性能はより"穏やかな"洗浄剤を配合することになります。 そうするとその分いろんな補助剤を使うことになるでしょうし(最終手段として消費者に「ノンシリコンだから多少使用感が悪いのはむしろ良いものの証拠!」と刷り込みしておきます)、 そこでまた洗浄剤と同じことが起きるのなら、やはりコストは高めになります。 「より高価=より良質」だとか「より髪や頭皮に良い」とは限りません。大量生産によるコストダウンがないだけです。 この「ラウレスうんちゃら」を補うために配合されたシリコンも、化学反応を起こしにくく、安定性が高く使い勝手の良い成分です。 「これに代わる成分」は、シリコンよりも化学反応を起こしやすく、光や熱に反応するため保管期限が短いために高価な成分、ということになります。 また、「髪や頭皮に良いというイメージがある」植物エキスを複数配合している製品もたくさん見かけます。 配合量は本当に微々たる量でしょうが、植物エキスはにおいや色を取り除く工程が必要ですし、 当然ですが、合成の成分に比較すれば植物の生育や収穫は少量かつ不安定、その分値段も高めなものが多いです。 希少な植物のエキスとなるとなおさらです。 次に、ノンシリコンを作るメーカーのほとんどはあまり名前を知られていない、小さなメーカーであることも大きいと思います。 実際、ノンシリコンと特に謳っているわけではありませんが、「いち髪」は530mLの大ボトルのセットを7~800円で売っています。 メーカーのクラシエは元カネボウから分離した会社です。 「1000円以下のノンシリコンシャンプー」で一気に広まったレヴールも、もともと「ニッチを狙った」化粧品販売では実績がある会社です。 シャンプー・コンディショナーといえば、生活に非常に身近で、巨大な市場規模を誇る分野だと思います。 従来ならば大手がほぼ独占していた美味しい市場に、消費者の不安を上手くすくった付加価値を広め、ちっちゃいメーカーががんばっている…そういうところも、値段が高くなりがちな要因の一つではないでしょうか。 #1さんには大変申し訳ないのですが、シリコンが「髪や頭皮に悪い」ということは一切証明されていません。 いかなるエビデンスもありません。 これは「今までそういう研究がされていない」ということではなく、数十の研究があって結果害があるとは証明されず、 またこの30年間、数十億人規模で使用されて、そういう問題が確認されなかった、ということです。 また、「頭皮につまる」とか、「ノンシリコンのほうが美髪成分がよく浸透する」ということもないと言われています。 シリコンはたくさんの種類がありますが、その構造は編み目のような形なので、毛穴につまりようがありません。 逆に、髪に網で覆ったように覆うので摩擦を防ぎ、髪のキューティクルの剥離を防止するという効果は認められています。 その上、「ノンシリコン」を謳う商品の中には、法的な分類上は確かにシリコンではないが、似たような働きをして、より毒性が高い成分を盛り込んでいる商品もあります。 ですが、美容・化粧品業界というのは、薬業と違って、根拠のない不安に惑わされる消費者のうつろいやすい心を追いかけてその時々の商品を出します。 以前、他の話題でしたが、開発か研究者の立場にある方が、「科学的には無意味とわかっていても、消費者が求めるのならばその商品を出さざるをえない」と回答されていたことがあります。 美容とはどちらかというと心のケアなんだなと感じることが、消費者である私にもあります。 薬事法の制限から薬効を訴求できない化粧品は、「夢を見させる」ことをすごく意識しています。 ただ、水銀を顔に塗りたくっていた中世ヨーロッパに比べれば、現代の化粧品メーカーの大半は「消費者の体に本当に悪い」ことはかなり注意深く避けようとしてている分、信頼がおけると思いますよ。 質問者さんも、ノンシリコンとシリコン、どちらを信じても特に問題はありません。 「そうは言われてもシリコン入りを使うことには不安を覚えるなあ。」ならば、お好きなノンシリコンをお使いになればいいですし、 「ノンシリコンがブームだけれど、やっぱり自分は従来のほうが手ざわりが良くって好きだ。」ならば、お使いになればいいです。 使い心地やご自分の感情で決めて問題はありません。ただ、髪の毛が長い方には、洗浄力が低めでなおかつノンシリコンというのはおすすめしませんが…(髪が絡んで傷む原因になります。髪は生きた細胞ではないので一度傷むと治ることがありません。) 薄毛対策したい? どっちにしても、遺伝子や不摂生には勝てません。 だって、シャンプーを頭皮につけている時間って、一日のうちの何分ですか? その他の生活習慣で対策をされたほうが合理的です。 それにしても、この 「シリコン入りを使い続けると、取り返しのつかないことになりますよ!禿げないためにはノンシリコン!」 と消費者の不安を煽る商法にはごく最近の見覚えがあります。 10年ほど前、手作り石けんブームが第4次を迎えたころ、 「合成界面活性剤入りを使い続けると、取り返しのつかないことになりますよ!禿げないためには、石けんシャンプーです!」 って、あちこちで見かけました。 ただ石けんシャンプーのメーカー自身がそういうことは少なく、石けんこそが正義と信じるユーザー自身が掲示板や、こういうサイトで言っていたように思います。 その前は、なんでしたか。 余談の方が長くなりまして恐縮ですが、「なぜ/どのように」を追求されるお心がけに感心いたしました。 長々と述べましたが、何かの一助となればさいわいです。

oxymoron-
質問者

お礼

大変わかりやすい回答ありがとうございます。とてもタメになりました!が、素人には結局何を使って髪を洗えばいいのかわからなくなりました・・・ メーカーのイメージ戦略などもあるのですね。これを参考にして今度からわからないなりに成分などを確認して買おうと思います。 長文に対し短いお礼でなんかスミマセン。

その他の回答 (1)

  • tuyuko27
  • ベストアンサー率79% (228/288)
回答No.1

市販のシャンプーに入っているシリコンとは 言うなれば「潤滑剤」みたいなものです。 やっすいシャンプーでは、通常ならば「髪がきしむしごわごわになる」ところを シリコンという化学物質を入れる事によって 「疑似的に」サラサラになったように「見せかける」ための成分なのです。 本当に髪に良いものだけを使う(あるいは悪いものを排除する)と、どうしても髪がきしみます。 でもきしむと、「良いシャンプーじゃない」と思われてしまって売れません。 ですが、きしまないように、良質な成分を入れようと思うと、とても高くなってしまいます。 そのため、企業は考えました。(ある意味では、企業努力です) 「“疑似的サラサラ感”を安易に得られる“シリコン”という成分を使おう」と。 現在はその「シリコン」が「実は髪・頭皮にとても良くない」と周知されてしまったため パッと見、消費者が「シリコンだ!」と分かるものは使わなくなりました。 そのため、「ノンシリコンシャンプー」の中でも、他シャンプーよりやや高い程度の安価なものは 「シリコンに近いけどシリコンじゃないシリコン」を使っているだけで、現状なんら変わりありません。 市販のものでも、結構な高価なものは、便乗して値段を釣り上げているのか、 本当に髪に良いもののみでしているのか、流石に全部使った事があるわけではないのでわかりませんが 良いものを買おうと思うのでしたらば、美容室の専売のものを買うのが間違いないですよ。 勿論、美容室の中でも、悪質(完全に商売目的)なシャンプーを置いているところもありますので、注意は必要です。 長くなりましたが、総合すれば、質問者さんがご想像の通り、 「シリコンに変わる(良質な)成分が高価」で相違ありません。

oxymoron-
質問者

お礼

やはりなにかが高くて値段が上がっているということですね。 その成分は宣伝文句にならないのでしょうかねぇ?

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