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ユーロ導入時の相場はどうやって決まったの?
今現在、ユーロに限らず、通貨の相場は変動してますが、 ユーロ導入時の一番初めの頃の開始相場はどうやって決まったのだろう? という疑問にぶつかりました。教えてくださいよろしくお願いします。
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記憶によりますと、「1 ユーロ = 1 エキュー」で決まりました。 だから、ユーロが決まったころ、1ユーロをいくら(例えば何米ドル)にするのがいいか、などの議論は全然ありませんでしたよ。 「エキュー」というのは、それよりかなりまえに発足した欧州の通貨同盟(正式名称失念)が設定した、疑似通貨ECUです。 じゃあ、エキューはどうやって決めたのかというと、バスケット方式です。 その組織の参加国が、一定額の通貨を出してバスケット(空想上のもの)に入れ、その合計を適当な数で割ったものです。 例えば、ドイツが100マルク(1000円)、ギリシアが100ドラクマ(100円)をバスケットに入れると、バスケットの中には1100円の価値がある通貨が入っているわけです。 この1100円を1バスケット(通貨)としてもいいのですが、あまりに価値が高すぎて、例えば卵1個買うのには不便です。 そこで、適切な価値になるように(この場合は)100で割って、1エキューの価値(11円)を決めてやるわけです。 そして、「1エキューはバスケットのなかに入っている通貨の100分の1」と定義します。 それを基準に、例えばマルクが急騰して10倍になったとすると、バスケットの中には10100円の通貨が入っていることになりますから、自動的に、1エキュー=101円になるというわけです。 そうやって、何年も前から一種のシミュレーションをやっていた(日本でもエキュー建てのファンドが売られていた。その頃から1エキューが欧州の新しい通貨1単位になると宣伝)ので、ユーロになったとき、議論も混乱も起きませんでした・・・ よね。 IMFの「特別引き出し権 SDR」も同じバスケット方式で計算されているはずです。 なんでしたら、「通貨バスケット方式」、「SDR」などで検索すると、いろいろ出て来ると思います。 あくまでも、記憶で書いていますので、細かい所では意外と間違っているかもしれませんが、概略そんなところです。 (^^;
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- seble
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足して引いて割って、適当です。 だから、今だに各国間の不整合が解決されず、さらに拡大して現在のユーロ危機になりました。 そもそも、政策が違えば貨幣価値も違う、生産性も全く違う国で通貨だけ統一するのは無理なのです。 ゆくゆくはユーロ統一、ヨーロッパ連合国、というような構想なのだろうと思いますが、もちろん簡単に一国になれるわけもなく、その前にユーロが崩壊する可能性の方が高いです。
お礼
ありがとうございます。とても参考になります。
- rikukoro2
- ベストアンサー率21% (1316/6195)
基本はドイツの通貨『マルク』からです
お礼
ありがとうございます。とても参考になります。
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