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日本の危機管理と副総理について
- 安倍氏の辞任経緯と批判について
- 副総理のポストの重要性と総理不明時の制度整備の必要性
- 安倍総理の病状と内閣総理大臣臨時代理の不置置について
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>(1)総理不明の状況を想定した「副総理」(=内閣総理大臣臨時代理)の制度整備が必要ではないか? 確かに、日本では法律上において閣僚の優劣はつけていないので、内閣総理大臣が何か不慮の事態で欠けた時の対応に問題が起こるのではないかという批判はあります。 ただ、実際には組閣するときに内閣総理大臣臨時代理に誰がなるかという順位付けて予め使命してあるのが普通です。(森内閣以降、予め5人選ぶようになったもよう) 安倍内閣の時は以下のようになっています。 内閣官房長官 塩崎恭久 内閣総理大臣臨時代理就任順位第1位 外務大臣 麻生太郎 内閣総理大臣臨時代理就任順位第2位 厚生労働大臣柳澤伯夫 内閣総理大臣臨時代理就任順位第3位 防衛大臣 久間章生 内閣総理大臣臨時代理就任順位第4位(辞任後は5位が繰り上がり?) 財務大臣 尾身幸次 内閣総理大臣臨時代理就任順位第5位 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89%E5%86%85%E9%96%A3#.E5.9B.BD.E5.8B.99.E5.A4.A7.E8.87.A3 ※入院・辞任時は改造内閣で人員が入れ替わってますが、そちらの順位は持ち越しなのか新たに指名しなおしたのかは不勉強ゆえ分からないです。(まぁ、辞任するまでの一ヶ月だけですけどね。) > (2)内閣総理大臣臨時代理を官房長官が務めるという慣習の正当性はどこに存在するのか? 慣習なので正当性は「総理が任命していたから」ということになるでしょうね。 で、それではあまりにも法律的根拠に乏しいのではないかということで、米国のように法律でしっかり決めるべきだという意見もあります。 例・アメリカ合衆国大統領の継承順位 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%AE%E7%B6%99%E6%89%BF%E9%A0%86%E4%BD%8D >(3)安倍総理が入院中に、職務に耐えられる状況とは思えないにも関わらず、内閣総理大臣臨時代理を置かなかったことは、危機管理の上で適切な判断であるか? (2)で述べたように、森内閣以降、組閣時に5位まで任命することになっていますので、一応置いては居ました。 ただ、安倍総理が入院した時には、内閣法の「内閣総理大臣に事故のあるとき、又は内閣総理大臣が欠けたとき」には当たらないので大丈夫だみたいなことを与謝野官房長官が言ってた記憶があります。 多分、命に関わるほど重病じゃないので病院から執務を行ってたらしいです。 >辞任のタイミングなど問題はあるが、事後の処し方こそ政治家としての責任論として重要視するべきではないだろうか? 確かに、この時の対応は不備が目立ちましたね。 実は仮病で逃げただけだなんて根も葉もない噂まで飛び交ってましたが、結局は潰瘍性大腸炎(原因不明の病気)だったと言われてますね。 ではでは、参考になれば幸いです。
その他の回答 (3)
- ゴルゴ 13(@golgo13--)
- ベストアンサー率26% (272/1042)
既に回答がなされていますから長々書きませんが、 「病院側は、安倍首相の容体は回復軌道には入っているものの退院できる状態ではないとした。病室内では新聞は読まずテレビも基本的には視聴せず、外部の情報をシャットアウトした環境下で治療を行った」 ↑これが真実である証明をしてください 政治の世界ですから、建前論を発表し、真実をひた隠しにすることは往々にしてある。 上記の発表が真実だと証明できない限り、この質問自体が噴飯ものですね 或いは、こんな質問を真剣にすること自体がマスコミに踊らされている情報白痴の典型的な日本人ですね
お礼
ご苦労
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
ちょっと視点を変えて、日本の歴史的観点から回答しようと思います。 日本史を振り返ってみると、最高権力者が不慮の死を迎えるという事態はままあるわけでして、そういう時に死んだ権力者の部下は、たいてい同じ行動を取ります。 それは、 「その政権下で最高権力者だった者以外の、実力者の下に結集する」 ということです。 わかりやすいのが織田信長ですね。 本能寺の変では、織田信長はもちろん、嫡子である織田信忠も後を追うように明智光秀に討ち取られます。 ここで権力の空白が生じるわけですが、筆頭家老である柴田勝家が行動を起こす前に秀吉がわっと軍を動かして明智光秀を討ち取ってしまうわけです。 すると、織田政権下の諸々の武将達は、次々に秀吉に味方し、その勢いでもって秀吉は信長亡き後の体制を決める清洲会議を主導していくわけです。 さて、時代を平成まで下って2000年4月、当時の首相であった小渕さんが、脳梗塞で倒れます。 そして意識不明の時から死去して次の首相が決まるまでの間、当時の官房長官であったの青木幹雄氏が首相臨時代行となるます。 当時の事情は質問者氏もご存知のことでしょうから説明は省きますが、当時明確な根拠のないままなぜ青木氏が首相代行になったかというと、上記の 「その政権下で最高権力者だった者以外の、実力者の下に結集する」 という、日本人の無意識的な政治的な思考が、当時の小渕政権の関係者の間で出てしまったのではないかと推測するわけです。 実際、国民世論を除き、自民党の実力者からは大きな異議も出なかったわけですし。 (青木さんは、今も参院自民党の実力者ですが、当時は今以上に小渕派の実力者でした。その影響力は、後の小泉さんも無視できず、青木さんを丁重に扱ったことからもうかがえます) 安倍自民党総裁に対する批判は、まあいろいろとあることは承知しています。 私は、安倍総裁を支持していますが、前回の政権時の失敗を繰り返さないだろうと、期待しています。 もちろん、今は期待以上のものは何も無いわけですが、今後の行動を見守っていきたいと思います。
お礼
回答ありがとうございました
- at9_am
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伊東正義氏が1980年に1ヶ月以上臨時代理を務めていた例がある。 その他、病気・外遊などで長期間離れる時には代理が立つのが普通だ(だから、原則として総理と臨時代理候補一位は同時に東京を離れることがない)。 > (2)内閣総理大臣臨時代理を官房長官が務めるという慣習の正当性はどこに存在するのか? 慣習ではなく事前に決められた序列に従って、であるため大分違う。国務大臣の誰を指名するかは決まっているわけではない。 官房長官が多いのは事実だが、現在の野田内閣の岡田氏(内閣府特命等)など、外務・財務(大蔵)大臣も多数存在する。 過去、代理を務めた3人の中には、外務大臣の岸信介がいる。 官房長官が、というのは、質問者氏の単なるイメージに過ぎない。 > (3)安倍総理が入院中に、職務に耐えられる状況とは思えないにも関わらず、内閣総理大臣臨時代理を置かなかったことは、危機管理の上で適切な判断であるか? 臨時代理は辞令が出ないため、置かなかったと思っているのかもしれないが、置かれている。塩崎氏がそうである(特に何もなかった上、国会の会議も開かれなかったため表に出る話ではないが)。 内閣総理大臣に事故のあるとき、又は内閣総理大臣が欠けたときには当たらないから置かれなかったのでは、という意見もあるが、例えば、小泉氏の辞任から安倍氏就任までの間は、「内閣総理大臣臨時代理国務大臣安倍晋三」となっている(例えば平成18年01月30日予算委の長浜氏の発言中)通り、総理辞任から次代就任までは置かれている。 > (1)総理不明の状況を想定した「副総理」(=内閣総理大臣臨時代理)の制度整備が必要ではないか? 序列と役職を連動させたいという意見の是非は議論しないが、置いても良い、という程度の話だ。 現行制度でも、上記のように制度が整備されている。ただ、その序列が役職と連動しておらず柔軟な運用がされているが、これを連動させるというだけの話だからだ
お礼
おつかれっした(片腹大激痛)
補足
はぁ・・・溜息 日本語が不自由なようで・・・
お礼
回答ありがとうございました
補足
>多命に関わるほど重病じゃないので病院から執務を行ってたらしいです。 正直、臨時代行を置かない理由になるとは思えませんね 文中でも指摘したように、 「病院側は、安倍首相の容体は回復軌道には入っているものの退院できる状態ではないとした。病室内では新聞は読まずテレビも基本的には視聴せず、外部の情報をシャットアウトした環境下で治療を行った」 という状態の最高指導者が存在していることは、危機管理上において非常識というしかないでしょう 仮に慣習に対して法整備されているならまだしも・・ですがね ”一国の最高指導権限が慣習で移譲できる”なんて諸外国から見れば非常識にも程があるでしょうし、個人的にこのような事例は知りません