質問者が会社経営者の跡取りであるか、それとも自らが起業するベンチャー企業の経営者を志しているのかでも答は変わってきます。
親族経営の二代目は言い換えれば、世間知らずのボンボンで会社を潰す可能性や会社に損害をもたらす可能性も多い。大企業とても例外ではなく、昨年の夏頃に発覚した大王製紙の経営者はギャンブルで作った自分の借金を会社に肩代わりさせるほどの大馬鹿者だった。
一方、ベンチャー企業の経営者にも欠点はみられる。技術畑の人間が経営者になったら、時として自分が満足できる結果に固執し、ユーザーの存在を忘れがちになることもある。技術者としてはとことん拘りたいとの気持ちも理解できるが、その拘りがやたらにマニアックなものであったりしたら、社会からのニーズにどれほど応えているかも不安になる。
貿易に連なる仕事ならば、相手との信頼関係を築くために相手の国柄や歴史そして文化を知る必要もあり、ビジネスと直接にはつながらないからといって、そのような分野の書物に距離をおくことを等閑にするプラグマティックな姿勢は良い影響を与えることにはならない。
質問者がさしあたってすべきこととして普通高校に進学し、その後に大学の商学部もしくは経済学部-経済学科に進学することをお勧めする。福岡県であるならば、修猷館・筑紫丘・福岡の3校である。また同時に高校の3年間で様々な分野の本をどれくらい読み、どれくらいの頁をめくったかも大切な要件になる。一見、回り道や道草を食うようには見えても、それは何れ血となり肉となる。文学や音楽に先人の言葉を聴き、ひたすら青臭さを求めてもそれは決して無駄ではない。
お礼
なるほど 商業高校ですね。