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この人達は?
よく道路沿いの木の枝をきったり草を片付けている業者のおじさんたちがいますよね? 今日、駐車場のすぐ横で作業をしている爺さんにめちゃめちゃ邪魔だと言うような文句を言われました。 この人達は市が依頼して作業をおこなっている人達なんでしょうか?
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そうですね、この場合は近隣の造園屋さんです。 近隣というか、市の仕事でしたら市内の業者さんで 県の仕事でしたら県内の業者さんです。 しかし、県内といっても広いので端から端まで仕事に来るのは 大変ですからどちらかと言うと現場に近いところにある業者サンです。 (神奈川県なら小田原から多摩川のほうまで来るの大変だし時間もかかるので 多摩川の近くの業者になることが多いです) 市や県(地方自治体)ではこの仕事を入札制度に則って仕事を出します。 つまり、 こういう仕事(○○街道、街路樹剪定工事、区間A地点~B地点まで)があるけど誰かやらないか? と業者をある程度選定して公開します。 選定されるのは現場に近い業者7~8社です。 するとこの業者たちは仕事をして売り上げを増やしたいので いくらでやるか入札するわけです。 ウチは350万円でやるぞ。 ウチは348万円だ! と同時に入札して一番安いところがこの仕事を取ります。 実際にはあまり安いと手抜き工事の疑いがあるので役所で計算した金額にある程度 近くて安い数字を出してきた業者がこの仕事を請け負います。 これを「落札」と言います。 するとその業者が街路樹の剪定をして、入札した額どおりの金額を 役所からもらえるわけです。 ですので、役人が工事をしているわけではなくて 役所の仕事を落札した業者(今回の場合は造園屋)がやっているわけです。 昔は談合といって、仕事が出ると 業者同士が相談して、「今回のこの仕事はお前のところでやれよ、 俺達は高い見積もりだしておくから」などとやっていました。 そして次の仕事は俺んとこがとるからみんな高い見積もりだしてくれよ。 といって順番で仕事を取ってみんなで潤うようにやってましたが 最近は不景気もあり、また談合は不正ですから法令順守の意識もあり ガチンコで入札するようになりました。 これにも弊害があって、昔は談合で決まった一社だけが本気で見積もれば あとの業者はその見積もりに上乗せして少し高い見積もりを出せばよかったのです。 つまり、他の会社はとらない仕事なのですから人件費をかけたくないので 適当にやっていたわけです。 しかし、現在は7社なら7社が本気で見積もりを書かなければなりません。 数日間、設計の人が一所懸命見積もりを作る仕事をするわけです。 しかし、6社の見積もりは破棄されてしまいます。 6社の設計技師達はお金のもらえない仕事を何日間もやることになってしまいます。 実にもったいない話です。 また、ガチで見積もり合戦になりますからどんどん安くなり 業者はまったくといっていいほど儲かりません。 市で税金を取られるにもかかわらず、同じ市民なのに市の仕事は赤字すれすれ、 ことによると赤字なんていうこともあります。 市長や市議会は、工事費は税金だから無駄に使うわけにいかない、とばかり ぎりぎりまで絞って工事を発注します。 おかげで市内の業者は衰退しつぶれる会社も多く 同じ市民を苦しませる結果になっています。 税金だということはわかるけれども 市内の業者にある程度潤おうように仕事を出してあげれば その業者のアンちゃんたちは給料も高くなり その金で市内で買い物をし、飲み代にも使います。 すると市内の飲み屋は潤い、物販のお店では売り上げが上がります。 つまり、税金だからといって使わないのではなく じゃんじゃん使えばその金は人々に回りみんなが潤うのです。 潤えば税金を高く払っても文句は言いません。 まったく国の税金と一緒で集めるだけ集めて使わないのでは デフレスパイラルと言う具合になってしまうのです。 話はそれましたが、 ご質問の答えは おっしゃるとおり、市が依頼した業者さん達です。
お礼
ありがとうございます。 さっそく市に問い合わせてみました。