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芸術的なエロスって何なんですか?
絵画や写真等は素晴らしいなぁと思うものがあり、「芸術的だなぁ」と思う事もしばしばありますが、ことエロスに関しては「すごい芸術だなぁ」と思った事がありません。 思いっきり興奮するものが芸術的なエロスなのでしょうか?エロスを芸術と感じる為にはどの様な要素が含まれていなければならないのでしょうか?「卑猥」な表現をしているものでも芸術と称されるものはあるのでしょうか? 芸術的なエロスを表現しているものを教えて頂ければ分かりやすいかもしれませんがそのあたりの事を分かり易く説明して頂きたいです。。。ちなみに私は32歳なので、中高生にする様な回答は止めて頂きたいです。 宜しくお願い致します。
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「芸術」の定義を確認されたら宜しいかと思います。 一般的に芸術とは、人間が行う創作活動において、「美」を追求する事だと思います。 ここで、問題なのが「美」とは主観によるものだと言うことです。だから、極端に言えば、優れた芸術とは人気投票だともとれます。 更に、ご質問を複雑化している要因として、「エロス」をあげられている事です。ご存知の通り、性欲は人の3大欲求の一つです。従って、「エロス」には生理的な欲求が評価項目が含まれており、単純に美しさだけを追求したものだけではないのです。(もちろん、ヌードやボディビルに代表されるように肉体美のみを表現する芸術も有るかと思います。) むしろ、主に視覚を通して、性的なイマジネーション(想像)を喚起したり、男女間の情念などを伝達するものが、優れた作品と思います。 例えば、写真家の荒木経惟さんの作品には、日常でのエロスがテーマになっている物が多くあります。はだけた洋服から見える素肌や、気だるい昼下がりなど、これまで、三文小説でしか扱われなかった庶民的な感覚を写真に表現し(わざと粒子を荒くしたり、蛍光灯の光を使ったり・・・)、センセーションを巻き起こしました。その後、彼の影響を受けた作品がヌード写真だけでなくAVやはたまた一般の映画作品まで見受けることが出来ます。 また、アブノーマルな嗜好も追求すれば、一種の様式美をもたらす事は古くから知られています。例えば、SMでの緊縛は、相手を拘束するだけでなく、生け花のように如何に美しく見せるかがテーマとなっている場合が有ります。ただ、この場合も、ただ単純に美しく見せるだけでなく、羞恥心であったり、屈辱感などの感情の中でもあまり表に出したくないものを醸し出しているのが優れているとされ、ここが、一般社会通念上受け入れられにくいのだと思います。 以上のように、一口にエロスと言っても、何を持って性的なイメージとするかは育った環境等によってかなり異なるので、メジャーになりきれないのかもしれません。 最後に、エロスを芸術と感じるための要素は?と有りますので、それへの僕なりの回答としては、「美しさを感じるか否か」だと思います。つまり、受けて側であるkenken22さんが、その作品を見て、卑猥だなーと思うと同時に綺麗だなーと感ずれば、それは芸術だと思って差し支えないと思います。ただ、ご質問からはこれまでにそのような体験をされていないようです。この点に関しては、たまたま優れた作品に出会わなかった事もあるでしょうが、むしろ、ご自分の中で性的な表現に制約や規制をもたれているような気もします。 古典的な小説や浮世絵などにもエロスをテーマにした作品が沢山有ります。そう言った、色んな性的な世界観に触れていくと、ご自分なりの美しさが見つけられるのではないかと思います。(個人的には、『トコ博士の性実験』富士見ロマン文庫出版などを読まれると、性的な関心を追求するとどうなるか?が私小説形式で書かれており、登竜門になるかと思います。) 的外れだったならば申し訳有りませんが、ご参考になればと長々と書きました。
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芸術ってなんでしょうか?(質問に質問で回答しているわけではないんです) 「誰でもピカソ」というテレビ番組で、アートバトルというコーナー(シロウト参加のアート作品のコンペティション)の出品作品をみていると、実用に近づくほど点数が低くなっています。 また、TBSの昼間の番組「ジャスト」で、ピーコのファッションチェックという、街中を歩いている人たちのファッションを「辛口」批評をするコーナーがあるのですが、ここでもまた、ファッショナブルというのが実用とは対極にあることが分かるでしょう。 さて、回答ですが、芸術が(あなたの意味するところのエロスをエッチな気持ちと解するなら)エッチな気持ちを引き起こすとすればそれは「実用」となりつつも、かつ芸術であるということになります。 宮沢りえのヌード写真は、芸術的と思いますが、「実用(=エッチな気持ちを引き起こすための道具)」にはなりません。私は。
- robotics
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卑猥か?芸術か?というのは出版などにあたってよく論争されながら、その度に「究極は個人の感じ方」に行き着いてしまっていますよね。 明確な線引きは誰にもできないものだと思います。 ところで僭越ながら、ちょっと気になった点から申し上げますと、 「卑猥」と「エロス」とは、まったく違う言葉ですから、これを混同すると話がわかりにくくなると思います。 卑猥: いやしくみだらなこと。下品でけがらわしいこと。(広辞苑より) Eros: 1.[ギリシャ神話]恋愛の神 2.[精神分析]生の本能、性的快楽と自己保存を目的とする本能 3.[キリスト教]人間的な愛 4.[プラトン哲学]善きものの永久の所有に向けられる愛(Platonic love) (英和大辞典より) このような辞書の定義にある「エロス」を表現している芸術作品はいくらでもありそうです。 作家が、もしくは鑑賞者が「これは人間的な愛を表している」「人間が生きることの本質、つまりはエロスを感じる」とか思えば「エロスを表した芸術」なのだと思います。 それが必ずしも「卑猥な表現」である必要はないと思われます。 例えば#1の方のおっしゃるミロのヴィーナスには(個人的には)「卑猥」をまったく感じませんが、 もし誰かが「ひとを生み出す母体としての女性のエロスがある」とかなんとか言ったとしたら、「なるほどねぇ」と頷いてしまうと思います。 下半身の局部をあらわにしているミロのヴィーナスは…想像できませんが、 局部をあらわにするにはヴィーナスが"それなりの"姿勢をとらなくてはいけないので、そうすると「卑猥さ」をちょっとは感じるかもしれません(笑 ヘルムート・ニュートン(写真家。つい先日死去。)の作品は、「卑猥さ」を保ちつつも同時に芸術的な写真であると思います。 この理由は、写真をそれ一枚単体で観たときの、画面の構成、状況設定、モデルの美しさ(本当に完璧な美しい造形をしている)、写真の技術そのもの、いろいろあると思いますし、 また、写真集で何枚もの写真を合わせて連作として観たときの、ストーリイ性にもあると思います。 しかしこれも個人的な感じ方なので、ひとによっては「まったく卑猥でない」と言う方もおられるでしょう。 "ヘルムート・ニュートン"で検索をかけると、作品の画像がいくつか見つかりますし、 写真集も多いのでちょっと大きな書店に行けば1冊くらいはすぐ見つかると思います。よろしければご覧になってみてください。
お礼
「この絵画はエロスを感じる」と言われる場面に出くわした時、ことごとく裸の女性の絵だった為に、エロスを「Hなもの」とか「卑猥なもの」として意識しておりました。絵画としては美しいと感じる作品も多々ありましたが、「心のそこから良いなぁ」と感じるものがなく、心のそこから興奮する様な感覚で、エロスを芸術と感じる作品が無かったです。ま、私の方もエロスの意味を取り違えていた感もありますが。。。。週末にでも本屋へ行き、「ヘルムート・ニュートン」の作品でも見てみようと思っております。 ご説明ありがとうございました。
- MetalRack
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代表的なものに、ミロのビーナスなどがありますね。
補足
肌色の色彩表現ですか?タッチの細かさですか?局部を隠しているから芸術といわれるのですか?せっかく回答して頂きましたがイマイチ的がつかめません。。。
お礼
ヌード写真の場合、実物よりも写真で見たほうが美しいと思える様にテクニックを駆使した作品が芸術というのでしょうか?小生も1枚だけ、妙にエロさを感じるのに、なんか綺麗と思える写真(JPGファイルですが。。。)を持っております。裏ものなのでここで公開できないのが残念ですが。。。実用にならないエロが芸術という事なのでしょうか?(・・・・なんか、頭が混乱して参りました。。。) ご意見ありがとうございました。