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CDのノイズが、コピーすると消えてくれたのはなぜ?
自作の音楽CDが、焼き込みから数カ月後に聞き直してみると 「ザザ、ザザ、」というノイズが入っていることに気づきました。 困ったな、と思いながら当初途方に暮れていましたが、何気なく 新しいCDR盤にコピーをしたら、それまで入っていたザザ!と いうノイズがコピー盤には入っておらず、綺麗な音に戻っていま した。 コピーをすると全く同じ物ができるはずなのに、ノイズが取れて 元のいい音になったのは、どうしてなんでしょうか???
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○CD-R/RWに記録されるデータについて 「デジタル記録メディアに記録された物は劣化しない」 …というのは、あくまでも理論上のことであり、実際には化学変化や経年劣化、書き込み品質の低下などでデータの信頼性は下がります。 CD-ROMですと、きちんと品質を管理されながら「プレス」されるため「ピット」の「エッジ」が綺麗に記録されます 長いピットが「1」、短いピッチが「0」です。 一方、CD-Rは記録面の色素にレーザー光を照射して変質させてピットを作ります。 CD-ROMピットは全て同じ幅の楕円形の凸状ですが、CD-Rは化学変化に伴う凸形状ですから、ピッチの形状やエッジが崩れてきます(断面が綺麗にならず、エッジに丸みが帯びる) CD-ROMの規格で決められているエラー一定数値以上になった場合、「音声」や「動画」は前後のデータから補完されますので、重大な欠点とはなりません(コマ落ちや音飛び、音質の低下という状態になる) 一応は再生が可能なわけです。 これが通常の「データ」ですと話は厄介です。 「書き込んだのは良いものの、読み出せない」 …という状況になります。 また、記録する際にピックアップの動きが正確でないと記録されるデータにムラが出ることもあります。 再生される音声データも、このピックアップの動きから発生される電気的ノイズがアナログ系ラインに乗る為、音質は低下するとされています。 良く知られていることですがCD-R/RWメディアの記録面は経年劣化しやすく、安価なメディアだと数週間太陽光に当てただけですっかり読み出し不能となるケースも多いようです で前置きを書いておいて推測ですが、オリジナルCD-Rではエッジがあやふやでノイズが出ていたのだと思います。 オリジナルCD-Rから新規CD-Rに焼いた時にドライブとライティングソフトでエラー補正が行われたと考えます。 ですから厳密に言うとオリジナルCD-Rから若干音質は低下しているのでは? あくまで推測ですが…
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- Aruku-20030515
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メディアの補足ですが 基本的に高速書き込み用のメディアは 高速書き込みで書き込まないと これもトラブルになります。 っと言うのが、高速書き込み用に使われている素材は 書き込みレーザーがその素材に当たると瞬時に変化するように設計されていますので 低速で書き込むと 変化が強すぎて 凹凸の変化が分かりにくくなります 逆に低速メディアを高速で書き込みと 書き込み時 素材の変化が追いつかず結果的に 変化が弱すぎて凸凹の 変化が分かりにくくなります。 写真で言うところの 高感度フィルムに対応するシャッタースピードで取らないとうまく写らないような物ですね
お礼
なあるほど、光の焼き込みで凹凸になるスライドフィルムと 同じ理屈だと思えばわかりやすいですね!! 焼き込みのエラーって、バッファアンダーランのほかに何が あるのか知らなかったので、今までバッファが足りてるのに エラーで終わることがあったのが不思議で仕方ありませんで したが、Aruku-20030515さんのご説明でとてもよくわかりま した。 焼き過ぎ、焼き不足、でしかるべき凹凸がちゃんと出来てい ない場合は当然みんなエラーになる訳ですね! どうもありがとうございました。
- Aruku-20030515
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ちなみに、最近の高速書き込みのディスク(32倍速以上)は 経年劣化と書き込みミスが多いので あまりマスターとしての保存はお勧めしません。 できれば16倍速以下 極端な話 8倍速メディアと それに対応したドライブであんまり高速書き込しないで やると一番長持ちします(メディア自体希少ですが) さて本題、、、と言いたいですがNO1さんの おっしゃる通りだと思われます。
お礼
どうもありがとうございます。 高速書き込みが危ないんですね* そういえば、普通のデータCDRでも、古いCDドライブでは 高速で焼いた板は読み込みできなかったりした心当たりがあり ます。 今お店で売ってる板は、たとえば太陽誘電などは超低エラー! 「2~48倍で書き込みできます!」などと表示されています が、いくら低エラーで2倍から焼き込み可能、と謳っていても こういう高速対応のメディアだと、元が低速用メディアではな いから低速焼きしてもあまり意味をなさない、ということにな りますでしょうか? (長期保存のためには、必死で低速専用8倍用メディアを探す ことにこそ意義があるということになる訳ですね?)
お礼
TT250SPさん、いつもありがとうございます。 なるほど、 「ザザ!」のノイズはエッジ経年劣化で発生して、 コピー後に「一見ノイズが消えた」のは、エラー補正で 全体のクオリティが犠牲になりつつ目立ったノイズが補正 されていた、ということですね* ということは、発表会などの一点物で貴重な自作音楽CD は、かえってへたにCDRで焼いて数カ月でノイズ持ちに なってしまうよりも、むしろテープで保存したほうが長期 保存ができそうですね(^^;) 昔のカセットテープを必死にCDRで「CD化だ!」と頑 張っていましたが、多分みんなダメになってそうな気配で す。。。