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二院制の必要性がわかりません。

二院制の必要性がわかりません。 衆議院、参議院で分けたとしても、結局国会議員は政党と派閥に別れていて、同じ党員が衆参にいたら、結局同意見をいうと思います。 詳しい方お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

 仰るとおりです。衆議院の暴走を抑えるという目的で参議院をおいているのですが、それは参議院の各議員が、政党や派閥にとらわれずに、一人一人独立して判断できる場合に有効に働きます。「参議院を廃止して、一院制に」という意見を時々聞きますが、「理由は抑止力のない参議院は無駄」という点が一致しています。

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  • sync-mag
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回答No.11

 わが国に衆議院と参議院が設置されている歴史的理由はほかの方のご説明に任せるとして、戦後の一時期をのぞいて現状ではたしかに疑問を感じることが多いです。  国民が政権を選択するのは衆議院選挙です。しかし、民意は移り気ですから一過性の人気で政権与党が暴走しないように、時期をずらした参議院選挙においても支持を勝ちえなければ安定した政権運営が行なえないようになっている、という理屈はわかるのです。  しかしながら自民党の長期政権時代はどうだったかといえば、参議院は衆議院の「カーボンコピー」だとの悪口が言われていたように、衆参で同一の与党が多数をしめているときは参議院に存在価値はないと、わたしは感じていました。  いっぽうで、衆参で多数派が異なっているときは「ねじれ現象」を起こしてなにも決められない状態になり、国民は次の衆議院選挙を待つしかありません。  ただ衆議院の可決を追認するだけなら参議院など必要ないし、衆参でぶつかり合って決められなくなるなら邪魔なだけです。  打開策は三つあると思います。  まず、参議院選挙も政権選択と位置づけ、衆参いずれかの選挙のたびに猫の目のように変わる政権与党というあり方を受け入れるのです。長期的な視野に立った政権運営が行なえないという批判もあろうかと思いますが、近年では小泉・鳩山以外、選んだおぼえのない首相が続出しているのですから、大差がないという開き直りもできます。  もっとも、これだと衆議院では少数与党になってしまいますが、そこは「直近の民意」を盾に押し切ることにしましょう。  二つめに、参議院選挙で多数をしめた会派は衆議院の多数派と連立を組む、あるいは協力するという政治文化を育てることです。これなら参議院選挙のチェック機能を活かしつつ、頻繁すぎる政権交代を経験しないで済みます。  三つ目には、法改正をして参議院議員の選出方法を大きく変えることだと思います。たとえば、地方公共団体の首長から選ぶとか、完全比例選出に変えるとか。選び方が変わるなら民意の抽出方法も変わり、衆議院とはちがう独自性が生まれるのではないでしょうか。  ただ、この場合は第一院(衆議院)の優越を確立する必要があります。第二院(参議院)はチェックおよびバックアップのための院だとはっきり位置づけるのです。  わたしの希望としては三番ですが、これはまず実現しないでしょうね。  とにかくこれだけの弊害が明らかなのに改革の気運が高まらない状況は異様です。

  • yingtao7
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回答No.10

選ばれる時期がずれることで、 衆議院:2009年民主党に期待して投票→与党 参議院:2010年民主党に失望し自民に戻った→民自対決3選挙区で自民圧勝 ができるので、民意修正にはよい機会を与えてくれます。 いま両院でバランスが崩れているため、与党案が通らないため「ねじれ」と言われているのです。

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2711/13693)
回答No.9

二院制というのは、イギリスの議会政治における貴族院を模倣したものです。 貴族制度のないアメリカでも、それを真似て上院を作りました。 日本も明治憲法で選挙制度と議会を発足させたとき、貴族院を作って二院制にしました。 戦後マッカーサーのアメリカ進駐軍が今の日本国憲法を作ったとき、日本側に示した原案は一院制でした。 日本側は9条を含めてこの草案にいろいろ注文を付けましたが、アメリカ側は九条含めほとんどを草案通りで押し切りましたが、二院制だけは認めて今の参議院が出来ました。(アメリカが与えた九条には日本は反対していたのですね。) アメリカは政治成熟度の低い日本には、二院制は向いていないと見ていたようです。 それが必ずしも的はずれではなかったことは、今の衆参のねじれ現象を見ればよく分かります。 政治が停滞するだけで、二院制のメリットはまったくありません。 もともと貴族院や上院にはそれほど強い決定権を持たせず、良識によるチェック機能に重点を置くべきだったのに(アメリカやイギリスはそうしている)、政治成熟度の低い日本は参議院にもそれなりの否決権を与えてしまいました。 大失敗、今の政治停滞混乱の根本原因です。 もし日本が憲法改正するなら、もともと反対だった9条と、この二院制を一緒に変えるべきですね。

  • covanonki
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回答No.8

参議院不要論をこのところ多く見かけますが、一院制で通用するのは、政党が「完全に善である」と仮定した場合のみです。政党が「悪」だとは言いませんが、政権与党とは、あくまで今まで出くわしたことない事態(よく似た事態はあったとしても)に対処するのであり、またその時の代表の考え方によって、大きく政党のスタイルは変化します。 つまり、政策は必ず間違いを犯す、という前提に立って政治を行わないと、我々国民の生活は大変なことになります。 たとえば、今回の社会保障制度改革法案において、衆議院では与党の考え方が、自民・公民の支持を得て通過しました。ところが、参議院においては、民主党の中で意見がまとまらず、与党が提出した法案でありながら、「先延ばししましょう」という意見が出てきています。 これは、つまり >衆議院、参議院で分けたとしても、結局国会議員は政党と派閥に別れていて、同じ党員が衆参にいたら、結局同意見をいうと思います。 という意見が正しくない、ということです。 本来であれば衆議院、参議院通じて、同じ政党は同じ主張を行うのが常識です。違う意見を主張するのならば、つまり衆議院で法案を提出する前に一つの与党内で意見を集約することが出来ないのであれば、その法案を提出するべきではないし、もし法案を提出した後、同じ政党にいながら反対するのであれば、その人たちはその政党をでて、別の政党として意見を主張すべきです。 また、自民党政権の折は、「衆議院の優越」と言って、「予算」に関しては参議院で否決された場合でも、衆議院の意見が優先され、予算は国会を通過しますが、それ以外の、いわゆる「関連法案」というものについてはこの衆議院の優越が認められておらず、仮に参議院で否決された場合、もう一度衆議院に差し戻され、「衆議院議員総数の2/3」の議決が得られなければその法案は廃案となり、法律としての裏付けのない予算は執行されることはありません。 さて。では今の国会を見てみましょう。 まず、衆議院では、与党である民主党が250議席、国民新党が3議席ですから、衆議院議員総数480議席に対して52%。かろうじて過半数はいますが、2/3には到達しません。 次に、参議院は、というと、議員総数242議席のうち、民主党が94議席、国民新党が3議席、合計しても97議席しか与党には存在しません。 このことが、何を意味するのかはsatisfied999さんにも容易に想像できると思います。 他の回答者に二院制は意味がない、という主張をしている人もいるようですが、こういった国会の仕組みすら、何も学んでいない人たちだと思います。

回答No.7

国会二院制は、元々王政のまま産業革命へと突き進んだイギリスから始まりました。 それは、強固な身分制支配と、資本の冷酷な搾取に苦しめられた一般民衆の、政治的欲求に基づく普通選挙制度要求に応えざるを得なかった結果です。国民大衆を愚民視していた貴族社会は、貴族(王侯貴族、カソリック僧侶,騎士=ナイト)のみからなる貴族院と並立させました。 日本でも自由民権運動の成果として、天皇制下での普通選挙(当初は年10円以上の税金を納入する男子に限られていた)が実施されました。その時、イギリスと同様の理由で、主として爵位を持つ男性の中から任命される参議院が置かれました。参議は、高い地位と天皇の信頼を得ました。 戦後の選挙制度では、男女を問わず、失格事由に該当しない全成人に選挙権が与えられ、同時に政権党の一方的な独裁をコントロールする目的で、やはり普通選挙制度による参議院が置かれることになりました。それは、特定政党の支配下には無い学者・文化人・博学の知識人等から選ばれ、所謂『良識の府』としての機能が期待されていたのです。事実、1950年代前半までは『緑風会』と言う主として知識人などからなる会派が、参議院の最大勢力を形成していました。所謂55年体制以来、この情況が一変したのです。 1955年、左右両派に分裂していた社会党が統一して日本社会党を結成。続いて自由党・民主党・改進党の三党が保守合同を果たして、自由民主党を結成しました。この両党は、参議院でも勢力争いを始め、緑風会議員の獲得合戦や、それまで見られなかった政党公認・推薦候補の擁立競争にも拍車が掛かりました。これを契機に『緑風会』は、弱小会派へと押しやられました。 以来、二院制無用論も興りましたが、現状を見れば必ずしも二院制が無駄とは言えないことが分かります。『ねじれ国会で何も決まらない』弊害よりも、支持率20パーセントを割った民主党政権の暴走を食い止める効果が大きいからです。本来の参議院の在り方を取り戻したいものです。 大連立論が注目されましたが、戦前の大政翼賛会の記憶が、国民の反発を呼び覚ましました。 むしろ、国会外での『三党協議』と言う闇取引が、両院での強引な採決と連動されていることの方に、事の重大性を感じます。これが『民主主義国家』の理想像と言えるのでしょうか?

回答No.6

ちなみに、日本は両院制度であって二院制ではない 二院制とはドイツ議会のように二つの議会は各自高い独立性をもって議決権限をもっている制度であって、日本は、衆参両院の議決権限に大きな差異は存在しないし、独自性は皆無なのであるから両院制である 困ったことに「ゆとり教育」以前の教科書では両院制を二院制と誤記していた教科書も多く、その見解がこびりついているが、似て非なるものであることを理解されたし なお、二院制であれば、ドイツのように、専権議決事項があるので、A議会では議決できないものをB議会が専決する・という制度であるので、存在意義は認められうるものである ドイツなどの事例は、強い地方分権の視座に依拠する議会で、二院制を採用している国でも比較的散見される事例 質問の質問文は、おそらく「二院制」のこととして回答するが >結局国会議員は政党と派閥に別れていて、同じ党員が衆参にいたら、結局同意見をいうと思います。 同じ党員。衆参議員は兼任できないのだが? ちなみに、国会は政党単位では行動しない。マスコミも悪いのだが、国会は「会派」という単位で行動するのであって、同じ政党であることが議員活動として同質であることは保障しないものである 同時に考えれば分かることだが、同じ会派の議員がいたとしても、発言内容は同じではない 慎重な国会運営を思慮した上での両院制の存在意義については、参議院の「衆議院の劣化カーボンコピー化」という批判もあるようだが 政局話題の大好きな日本人有権者にとっては、参議院の存在が政局の流動性を高める最も重要な存在である・・・ということは、歴史的に理解できるだろうに・・・ とりあえずは、二院制・両院制は別物であること そして、議事展開のタイムラグによって参議院が実質的に世論動向を利用した問責が行いやすい、という功罪もある 様々な功罪があって一概に評価できないが、罪の部分に関しては、議会云々ではなく、選挙民の問題に帰結するだろう・・とだけ指摘しておこう なお、これは日本の学術レベルの問題だが、 『議会制度論』の類で両院・二院制を峻別できていないことを 諸外国の研究者は小馬鹿にしていることだけははっきり断言できる 「大差ない」など評論するような輩は、政治学の基礎・制度論の思考回路のない低能であることも断言できるので、あしからず

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.5

そもそも質問の趣旨は、全世界における二院制採用国における全般的な事を話題にしているのか?それとも日本国の衆参両院の事を前提にしているのか?曖昧なんだが日本国の制度に絞って良いのかな 政党と所属国会議員の関係がガッチガチならば「同じ党員が衆参にいたら、結局同意見をいうと思います。」という事もうなずける。 例えば、某左派系政党や某宗教親派政党とかばかりなら。 でも、今の民主党だって自民党だって親分が右向け右!って言って皆が一斉に右を向く? 議員というのは所属国会議員として党本部の方を向いているが、同時に選挙民の意向と無関係では居られない。 確かに、比例区など衆議院と参議院の選挙制度が類似していたり、衆参の権能のバランスが中途半端など制度的に矛盾や非効率だとは思うけど 両院があるお陰で、日本においては平均的に2年に一度は全国的レベルで国民の意思を表明する選挙が実施されて居る(3年毎に確実に参議院選挙が行われ、合間に衆議院選挙を挟むことが多いので) 確かに郵政選挙とか政権交代選挙の様に、圧倒的多数を占める結果になるとその結果に頼って任期が長期化する傾向にはあるが・・・ 一院制にするメリットとデメリットを天秤に掛ければ、今の状態で急に一院制にする事には疑問符が付く。

noname#206832
noname#206832
回答No.4

大きな失敗を回避しやすくなる、というメリットがあります。一院制の場合、 当然その一院で過半数をとれば政策などは自由に決められる、という ことになります。民衆というのは熱狂しやすいところがあるため、ナチス ドイツなどのように、一時の感情から軍事政権などが誕生する可能性が 高くなります。二院の場合は少なくとも両方の選挙で過半数を取らなければ ならないため、国民がその政党の真実の姿、を見る時間ができることに なります。 ただ、ご指摘の通り現状ではメリットよりもデメリットの方が目立つのは 否めません。スムーズな政権運営の阻害、両方の院で同じ様なことを していることの非効率。 あくまで失敗することを回避することに重点を置くのか、それとも多少の 失敗には目をつぶり、多種多様な問題に機動的に対処することに 重点を置くのか。 歴史は繰り返す、ではありませんが大きな問題が起こった直後には 人間というのはなぜちゃんと規制しなかった、何でこんな問題が 起こったのか、と声高に叫びます。しかし時と共にそれらの記憶は 薄らぎ、なぜこのように規制だらけなのか、動き難くて仕方がない、 と規制撤廃を叫び始めます。それらは車輪の両輪のようなもので どちらに行き過ぎても良い、というわけではないと思います。

回答No.3

完全に同意します。 参議院議員の政治に対する姿勢が今のままであれば、絶対に必要ないと思っています。 維持するなら、クジ引きで全国の小学校から生徒を呼べばいいかと思うくらい。 「ねじれ国会」という言葉がそのまま参議院は必要ないという意味になっているかと。 参議院議員も当然人間、様々な意見が本来あるはずですから、 当然法案によってはねじれる事もあるはずです。 でも今は、単純に人数の問題だけで「ねじれ国会」と言っています。 この単語が一般的になっている時点で、「衆院で自分の所属する党が決めた法案をイエスと答えるだけの人たち」 になってしまっているんだと思います。 ただ衆院で決めたから参院はイエスって事にしてね!! 衆院で反対したから参院はノーって事にしてね!! っていうのが今の目的になってしまっているので、 タレント、スポーツ選手の方を、党は取り込んでイエスマンを増やそうと しているんだろうなぁと思います。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.2

二院制は、沿革的には人民の代表とともに、貴族の 代表を設けようとの意図から始まっています。 これを貴族院型といいます。 これに対して連邦制の米国には貴族などはいませんでしたので 州を代表する一院と、全国を代表する一院との二院制 を採っています。 これを連邦型といいます。 民主的単一国なら、本来は一院で足りるはずです。 「第二院がなんの役に立つのか。第一院に反対するなら  有害であり、賛成するなら無用である」(シエイエス) しかし、民主制といっても、そこには選挙制の欠陥や 多数決の弊害が現実として存在し、民意が正しく反映 されるとは限りません。 そこに第二院の存在理由があります。 我が国でも二院制をとっていますが、その理由は 上記のような理由であり、権限や任期、解散の有無 などを考えると、衆議院の数の政治に対する理の政治 であり、幅にたいする深さの政治だと言われています。 しかし、我が国のように政党政治が中心となると、 御指摘の通り、第二院は第一院の劣化コピーに過ぎず その存在意義が疑われるようになっています。 しかも、何も決められない政治の大きな原因が参議院 の存在であることを考えると、その存在は害悪ですら あるかもしれません。 それで参議院は本当に不要でしょうか。 現実を見ると、衆議院と参議院で政党構成が異なって いるねじれ国会となっており、それなりの存在意義を 発揮しています。 もしも、参議院が存在しなかったら、人権擁護法案や 外国人参政権が成立していたかもしれません。 何も決められない政治と、おかしな法案成立の阻止、 どちらに価値を置くかの問題になっているように 思えますがどうでしょう。

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