「9.999…」は10「未満」か「以上」か?
10を境に何かを決める場合で、計算結果が「9.999…(無限に9)」となったとき、それは10「未満」に含まれますか?それとも10「以上」に含まれますか?
以下、質問の背景を申し上げます。
法人税法では、減価償却限度額や寄付金の損金算入限度額など、様々な限度額が設定されています。その限度額を計算した結果、円未満の端数が生じた場合は、特に指定がなければ端数を切り捨てることになっています。正確に言うと「(償却限度額)に達するまでの金額とする」(法人税法第31条)という言い方をしています。
例えば、ある限度額を計算した結果、「99,999.999…(無限に9)」となった場合、確定申告書に記載すべき限度額は、「99,999円」と記入することになっているのです。しかし、数学上「0.999…(無限に9)」が「1」と等しいのであれば、この場合の限度額は「100,000円」でよいのではないか、決して端数処理(切り上げや四捨五入)をしているわけではない、と私は思うのです。
たった1円のことですが、この他にも例えば「5万円以上10万円未満の場合は○○」、「10万円以上15万円未満は××」という具合にテーブルが階段式の場合、その1円のために結果が大幅に変わってくることもあるのです。
以上のような背景により冒頭の質問をしたわけです。もとより、日常生活が学問どおりいかないこともよくあることは承知しています。だからといって、このような日常的な経済活動における計算結果というのは、誰が行っても同じように出るべきものでしょうから、この場合よりどころとなるのは「学問」だと思います。ご教示のほどよろしくお願いいたします。
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
補足です。 一先ず閉じさせて頂きます。 ありがとうございました。