インターネットを介してメールを確認するときには通常POP3(Post Office Protocol Version 3)という通信の方法を使います。
POP3の通信方法は、相手に電話をかけるように、まず通信をすることを相手に伝えて、相手から了解を得てから、会話を進めます。会話が終了したときには、会話を切ることを相手に伝えて、相手もそれに返事をして、通信が終了します。
このPOP3の仕組みは、3-way Handshake といって、会話を始めるときに相手と数回やり取りがあり、終了するときも数回やり取りがあります。 これは、POP3が、インターネットの通信方法のTCP/IPというものの一種だからです。
これを踏まえて、POP3でメールを調べたときの例を下に書いてみました。 通信の内容は若干省略しましたがやり取りの数はあってます(CはクライアントでSはサーバです;[Syn]は、会話のスタートを示し、[Ack]は了解、[Fin]は終了を意味します):
---最初の3-way Handshake---
C->S [Syn]
S->C [Syn, Ack]
C->S [Ack]
---これでご挨拶が終了---
---次はPOP3サーバとの会話---
S->C Response: +OK test.com POP3 Hello...
C->S Request: USER test@test.com
S->C [Ack]
S->C Response: +OK Password required for test@test.com
C->S Request: PASS xxxxxxx
S->C [Ack]
S->C Response: +OK test@test.com's mail drop has 0 messages
C->S Request: STAT
S->C Response: +OK 0 0
C->S Request: QUIT
S->C Response: +OK POP3 server signing off
---これでPOP3サーバとの会話が終了---
---最後の3-way Handshake---
S->C [Fin, Ack]
C->S [Ack]
C->S [Fin, Ack]
S->C [Ack]
---これでご通信が終了---
ただし問題は、上記の通信は、約1,300バイトくらいしか出ていません(100よりは多いのですが)。ですので、可能性としては、メールの送信と混じって、その他の通信が行われている可能性があります(ウィルスソフトとか、セキュリティソフトがインターネットで何らかの通信をしている可能性はありますか?)。
--Hope this helps.
補足
詳しい説明をありがとうございます!!セキュリティソフトが何らかの通信をしている可能性についてですが、関係あるかは分からないのですが、ノートンのインターネットセキュリティが使用しているらしい、2つのポートがlisten状態です。どこを見たら良いのか実は分かりません。