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ネパール人の死生観について
- 30代のネパール人の友人が日本で病気の為、急死してしまいました。日本のやり方でやることを求められ、家族は泣きながら兄弟が対応しました。遺体をネパールへ運ぶことは費用がかかるため、日本で遺骨にして持ち帰る方法を考えています。
- ネパールの親戚たちは日本でお店を営んでいて、ネパールへもよく帰省しています。それらの親戚が火葬して遺骨を持ち帰ることができるのではないかと考えています。家族の死に対してどの国でも同じような感覚があると思うので、国の違いに関係なく家族と最後のお別れをしたいと思います。
- ネパールに詳しい方に質問したいです。ネパール人の死生観について教えてください。
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ネパールの葬儀では、火葬したお骨はすぐに川に流して葬儀を終えます。 日本人のような「お骨の状態で家に帰してお墓に入れる」って感覚が無いのです。 客死すると「川に流す時に家族が見送れない」と言うだけで「家には帰らない」のです。「川に返す」のがネパール式です。 日本は「家に帰してお墓に入れる」のが当たり前ですが、ネパールでは「川に流して大自然(世界)に返す」のが当たり前なのです。 なので、ネパールには位牌も無いし、お墓もありません。お骨を家族に届けても「川に流すのを見送るだけ」なのです。
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ネパールには詳しくないけれど良いでしょうか。 悲しみの深さに国は関係ないけど以前何かで読みましたが確かアフリカでヒョウとかカバに襲われて亡くなった人に対して潔いまでにあっさり死を受け止めているのが印象的でした。人間も自然界の一部なんだな。と思いました。 いささか日本人には理解を超えていますが多分徹底的に肉体は借り物なんだという思想なのかもしれません。 埋葬の仕方は国によって大きく違うと思うのです。 おこがましい言い方にならないと良いのですがあなたは心を痛めないでください。 「お金がないなりにかき集めて、一番安い方法で家族と最後のお別れが出来る状態をつくると思います。」 これこそが日本の考えでネパールでは違うのかもしれません。
お礼
世界は広くてまだまだ私の知らない事だらけなんですね。 日本の考えがすべてじゃないですよね、もちろん。 知ってる人の死だっただけに、この方法に日本人としてビックリしてしまいました。 でも、これでスッキリしました。 本当にありがとうございました。
- chie65536(@chie65535)
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なお「遺骨を川に流す」のは、日本では難しいです。 一応、日本でも「散骨」は認められていますが、河川に散骨する場合は、河川そのものへの影響、河川で行う漁業への影響、地域住民の反応、下流域への影響など、色々と課題が多く、実現するのは難しいです。 ネパールに帰してあげれば「川に返す」のが可能ですけど、費用の問題があります。 ネパール人の感覚では「死んだらその場で自然に返す」のが普通ですから「本国に持って来て貰っても困る」って気持ちも少しあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 知ってる人の死だったので、すごくこのやり方に違和感が残っていたので、回答して頂きスッキリしました。世界は広くてまだまだ私の知らない事だらけなんですね。本当にありがとうございます。