サーブ&ボレースタイルのプレイヤー、本当に減りましたね!
実はフェデラーもデビュー当時はサーブ&ボレースタイルだったのですが。
おまけに古いところだと、1983年に全仏で、サーブ&ボレースタイルの「ヤニック・ノア」が
優勝しています。
どうして「サーブ&ボレー」スタイルが減ったのでしょうか。
複合的な要因があると思いますが一番の要因はラケット、ストリングスの劇的な進化と思われます。
ラケットは素材、形状、ストリングスも素材等々。
それにより、昔(といってもたかだか10年前ですが)では考えられないフルスイングをして、
ボールに威力、スピードを伝えても、回転がかかってコートに収まるんですね。
アガシのスイングも素晴らしいですが、錦織君のスイングと比べると、フィニッシュが違います。
アガシは首から肩にラケットを巻きつけていますが、錦織君は腰のあたりまでラケットヘッドが落ちています。感覚的な言い方ですが、アガシがボールをひっぱたいているのであれば、錦織君はボールを殴り倒しているようなスイングです。
つまりラケット、ストリングスの進化で一番恩恵を受けているのがストロークだと思います。
となると、1:の方がおっしゃるように、サーブ&ボレーで1stボレーが厳しい。また、練習量でストロークは他のショットに比べて上達が早い傾向もあります。
ストロークが1年でボレーが3年、なんて話も昔ありました。
ほかに、プロツアーで使用されているハードコートが昔に比べて、ラリーを長くするために球足が遅くなりつつある傾向もあります。
しかし、プレイスタイルの変遷はいたちごっこの感があります。これからもしや天才的なセンスのサーブ&ボレースタイルの選手が現れると、その技術を盗みつつ、サーブ&ボレー復活もあり得ます。
参考になりましたでしょうか。
楽しみですね!ウィンブルドン!オリンピック!