- 締切済み
立体感のある写真の取れるカメラメーカ
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
新しいカメラを探す前に、なぜこの写真に立体感がなく平面的にみえるか考えましょう。 手前に明るい砂浜が大きく入り、そして空と海、これらはいずれも明るい風景です。 相対的に岬と島は目で見た以上に暗く写ります。 緑と、青みがかった緑で、色相としても近く、彩度も(本来はそれなりに差があると思いますが砂浜等が白く明るいため)相対的に近く、同様に明度も差が付きません。 よって岬と島がべたっとした感じに写ってしまっているのです。 (あと一点、デジカメ、特にコンデジは山や木々のようにゴチャゴチャした模様には不得意、ということもあるのですが省略します) おそらく広角で撮っておられると思いますが、私なら望遠側に振って、砂浜の面積を小さめにして、後は露出を+1か1.5くらいで砂浜は軽く白く飛ぶ程度にして、撮りますね。 オリンパスのデジカメの機種がわかりませんが、お書きになっているところからすると、特に明暗差がはっきり出る方が貴方のおっしゃる"立体感"のようですので、どうすれば表現できるか考えてお撮りになってみて下さい。
- x530
- ベストアンサー率67% (4457/6603)
2Dの写真における立体感は、撮影者が恣意的に写真に仕込むモノ。 カメラ任せにするモノでは無いのでは。。。 カメラ任せで立体感が得られても、それは、偶然に過ぎないと思います。 だから、立体感は、撮影者が以下の基本テクニックを駆使して意識的に仕込むモノだと思います。 ・構図。 ・ライティングや太陽の方向。 ・写真を見る人の「視線移動」を意識的に誘導。 で、、、 意識的に仕込んでも、立体感の厚さや薄さに限界を感じたら、中判カメラ+デジタルバックの組み合わせをオススメします。
- HAL2(@HALTWO)
- ベストアンサー率53% (2373/4442)
私が OLYMPUS E100RS を愛用していた頃の OLYMPUS E Series は同じ Class の Digi'Came' 群の中でも「空気感を描ききれる Camera」という謳い文句の広告があったように記憶しますが、確かに遠くに霞んで見える物体の存在感は良かったですね。 E100RS を選んだ理由は画素 Pitch が大きく、連写性能が高く、手ブレ防止機構が内蔵されていたこと等々、いろいろあったのですが、この Camera を使ってみて初めて「画素 Pitch の大きさが高輝度域や霞んだ対象物に対する階調表現に大きく影響を及ぼしている」ということを実感しました。 下写真は左側が RICOH CAPRIO R4、右側が PENTAX K100D に LOREO Lens In A Cap という Toy Lens を付けて、各々ほぼ同時刻に同じ位置から撮したものなのですが、Plastics 製の Toy Lens で撮っているにもかかわらず、夕焼け雲は PENTAX K100D の方が遥かに多く映り込んでおり、微妙な階調表現も K100D の方が上です。 どちらも 600 万画素の Digi'Came' なのですが R4 が 5.9mm × 4.4mm ほどの 1/2.5 inch の Image Sensor であるのに対して K100D は 23.5mm × 15.7mm もある APS-C (Advanced Photo Sensor - Compact) 規格の Image Sensor ですので 1 画素の大きさが 10 倍以上も違います。 その結果 K100D は LOREO Lens In A Cap のような Plastics 製の Toy Lens を付けてもなお R4 を上回る描写力を得られるわけですね。 もう 1 つ重要なことは、ちょっと難解になりますが、Image Sensor の表面に被せられている LPF (Low Pass Filter) と呼ばれるものの Filter 強度ではないかと思っています。 LPF は Low (低い) 部分を Pass (通過) させる Filter (減衰器) ですので「なんだか判らないけれども High (高い) 方が残っていると画質に悪影響を及ぼすのだろうな」などと感じさせてしまうもので、実際そのような宣伝の仕方をしている製品も見かけたものですが、本当は全く逆でして、透明度を損なわせる Filter のことです・・・極端に言えば曇りガラスだと思っても良いかも知れません(汗)。 高い低いと言っているのは実は湖などの透明度を示す -10m とか -20m といった深さの数値を大気に当てはめたものと考えていただければ解り易いかと思います・・・この数字のことを空間周波数と言い、高い数値であればあるほど大気は澄み切って遠くまで見えるということになります。・・・この高い方を Cut してしまうのが LPF なのですから LPF は透明度を落とす Filter とも言えます。 実際の大気は遠くが霞んで岬の向こうにある島の霞み具合が絶妙に感じられる状態でも LPF が大きくかけられた Camera では近くのものかあ遠くのものまで均等に霞められてしまって平板的な画像に撮られてしまいます。 LPF は Moire と呼ばれる現象が発生するのを抑制するために組み込まれているのですが、Image Sensor の小さな Compact Digi'Came' ではこの LPF が Image Sensor の公称画素数を大きく下回るほどにまで解像度を落としてしまうことから大気の透明感が失われて平板的な画像にしてしまう大きな要因になっています。 このため、遠くに霞む風景まで透き通るような大気感を通して撮し込む Camera と言えば画素 Pitch が大きくて LPF のかかり具合を極小にした Camera 或いは LPF を持たない Camera ではないかと思います。・・・両者共兼ね備えている Camera の最右翼は PENTAX 645D でしょうか・・・後者だけならば SIGMA の Camera が挙げられるかと思います。 更につたない経験則であって論理的裏付けはないのですが、私は構成 Lens 枚数が多くて補正に補正を重ねている昨今の Lens は極めて解像度が高く感じられるものの、被写体までに存在する空気の存在感が乏しく、大気の存在感が乏しいものだから被写体までの距離感にも違和感が感じられて広い範囲を撮る風景写真での立体感描写が苦手なように感じています。 このため私は大気感が欲しい時には 13 群 17 枚もの Lens が入った常用の SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO を外して 3 群 4 枚などの単純な構成の Lens に付け替えて撮っています(汗)。 一般的に広角 Lens の方が遠近感が強調されて広々とした立体感が生まれるものですが、それよりも「刺すような強烈な日射しの大気感」を感じさせて手前の明確な近景と遠くに霞む遠景とをくっきり撮りたい時は敢えて Lens 枚数の少ない標準 Lens で Panorama 撮りする方を選んでしまいます。 この考え方だと 1/2.3型の小さな Image Sensor に 1680 万画素も詰め込んで相対的に各々画素に対して強い LPF がかけられている SONY WX10 に大気の透明感を求めるのは難しく、同じ 3 万円弱程度の Camera ならば SIGMA DP2 辺りの中古品、倍の投資を行えるのであれば OLYMPUS や PANASONIC の Four Thirds と呼ばれる Digital 一眼 Camera Series、もう少し頑張れば CANON EOS Kiss Digital 辺りに Lens 枚数の少ない固定焦点 Lens を付けて撮りたいところです。
- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
添付の写真から判断し、水墨画の手法である「空気遠近法」に近い立体感の出し方になると思います。 http://zokeifile.musabi.ac.jp/document.php?search_key=%8B%F3%8BC%89%93%8B%DF%96%40 つまり、天気の良い日は、奥の島が霞むので、手前の岬との間に遠近感が生まれますが、天気が悪いとコンラスト比が少なくなって遠近感が喪失するわけです。 これは、カメラが悪いわけではないし、気象ですからどうする事もできません。 風景写真は、ベストコンディションを待つ。そう言う姿勢が必要です。 また、手前に何か入れないと、構図的にも散漫になります。 例えば、ズームの広角端を使いローアングルで流木を入れるとかの工夫も考えてみて下さい。