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名張毒ぶどう酒事件で死刑がなかなか執行されない理由
三重県名張市で毒ぶどう酒事件で死者が多く発生しました。毒を入れた本人は服役していますが、本当は毒を入れたのにかかわらず、事件から40年以上の拘置所生活を送っています。拘置所生活は、栄養のバランスのとれた料理を食べ、読書もかなり出来、長寿生活が送れた要因であります。 なぜ、死刑がなかなか執行されないのでしょうか?
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こんばんは。 死刑にするいとまもなく、再審請求が繰り返されたからです。 再審請求が出されている間は、死刑は執行しないという暗黙のルールがあるので。 名張毒ぶどう酒事件を見ると、1961年に事件が発生。 死刑は1972年に確定しています。 その後、1974年、1975年、1976年、1977年、1988年と 5次にわたる再審請求がされ、いずれも棄却されていますが、 その間審理が行われ、さらに6次、7次と再審請求が行われ、 審理は高裁と最高裁の間を行ったり来たりしていました。 まぁ、世間一般から見ても長生きには違いありませんが、 人生の半分以上を死刑囚として自由もないまま過ごしているわけで、 それが幸せだとも思えませんね。 死刑囚は、毎朝毎朝、看守の足音が自分の房の前で止まらないよう願うのだそうです。 本当に罪を犯している人ならそれは仕方ないとも思えますが、 無実のままそんな思いをしているとしたら、いたたまれない気分です。 むしろ、死刑を執行するよりも残酷な状態だと言えませんか?
お礼
再審請求が繰り返し行われているのが要因なんですね。 人生の半分を死刑囚として過ごすのは幸せではないと思います。死刑執行よりも残虐かもしれません。