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マグネシウムの消火
ふと疑問に思ったことです。 今もマグネシウムが爆発して、火があるとの事ですが、 何故消火器は駄目なのでしょうか? 普通の燃焼と違い、酸化反応だからでしょうか? あと、 何故酸化カリウムなら鎮火できるのでしょうか? 詳しい方、宜しくお願いいたします。
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- windwald
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いろいろと違いますね。 (全ての)燃焼は酸化還元反応です。マグネシウムの燃焼だけが特別なのではありません。 酸素と激しく反応し、その際に熱・光を放出する反応を燃焼と言います。 マグネシウムやアルミニウムは空気中では表面こそ酸化され皮膜を作っているものの、 中身は単体の金属そのものです。 マグネシウムやアルミニウムは高温では「水そのもの」によって酸化されます。 (水分子の中の酸素によってではありません。敢えて言うなら水分子中の水素原子によって酸化されています。) このとき水は金属によって還元され水素ガスを発生するのですが、 この水素ガスが可燃性であるため、金属火災に水は厳禁です。 消火剤にはマグネシウムと反応せず、可燃物と空気(酸素)の遮断ができれば何でもよく、 酸化カリウムもその条件を満たします。 ただ、酸化カリウムを使うくらいなら乾燥した砂で十分です。
- fedotov
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アルミニウム、マグネシウム、カルシウムは、空気中では、 酸化皮膜を作ってないと酸素・窒素と結びついて反応し、 存在でません。 マグネシウム +酸素→燃焼 +水→H2Oの酸素原子で燃焼→水素発生→爆発的燃焼 +二酸化炭素(消火器)→CO2の酸素原子で燃焼 +窒素→燃焼→窒化マグネシウム発生(水と反応し高熱) 消火は、消化剤を撒いて覆って、外界と遮断します。 消化剤は、金属消火器(塩化ナトリウム=食塩)・乾燥砂・ 黒鉛パウダー・ダライ粉・溶解用フラックス 日本マグネシウム協会 【マグネシウム基礎知識】 http://www.magnesium.or.jp/a-atsukai.html >何故消火器は駄目なのでしょうか? 一般の粉末消火器(ABC消火器)は、5種類の火災の うちA・B・C火災用で、金属火災には対応していません。 主成分はリン酸二水素アンモニウム・硫酸アンモニウム、 アンモニウムには窒素原子があるので、反応して燃焼。 【火災の種類】 5種類 普通火災(A火災)…紙・木材・一般固形・可燃物等 油火災(B火災)…ガソリン・灯油・機械オイル・樹脂等 電気火災(C火災)…電気室内配線設備・コード・器具 ガス火災…都市ガス・プロパンガス・メタンガス等 金属火災…マグネシウム・ナトリウム等 http://syoubou-setubi.net/category4/entry5.html
お礼
なるほど! よく分かり、モヤモヤがスッキリしました。 ありがとうございました。
お礼
なるほど! 酸化皮膜のあるマグネシウムもアルミニウムも高温になれば酸化するんですね。 ただマグネシウムと反応しないものなら良いと言うことで、 なにも酸化カリウムじゃなくても良いのですか! 分かりやすい回答をありがとうございました。