私の持っている中医処方解説には、、
白虎湯
効能:清熱瀉火、生津止渇
適応症:気分熱盛、胃熱、局所性の炎症
防風通聖散
効能:辛温解表、清熱解毒、瀉下、利水
適応症:表寒、裏実熱
四君子湯
効能:補気健脾、利水消腫
適応症:脾胃気虚
と、こんなところでしょうか。
まず、陰陽は、物事には裏と表があるという哲学を示しており、寒・熱、表・裏の様な関係が必ずありますよということを示していますので、漢方薬の分類に陰陽は、たぶん、あまり使いません。
また、例えば防風通聖散の効能が示しているのは、表と裏に同時に効果があることを示しています。漢方薬を完全にどちらかに分類することは出来るものもあり出来ないものもあると言ったところでしょうか。とはいえ、これらの3処方は一般的に裏に使うことの方が多いと思いますが。
また、気血熱ではなく気血津液、または気血水だと思いますが、これらや、5臓への分類は生薬単位で行うことは良くありますが、いったん処方になった場合はあまりしないような気がします。とはいえ、四君子湯なんかは脾の専門薬のようなイメージもありますが。
そういった理由で、おそらく、調べてもなかなか答えは出てこないのではないでしょうか?あと、中医(中国政府が体系だてた東洋医学)や漢方(日本独自の発展を遂げた東洋医学)などの流派によっても解釈は多少違うと思います。