格闘技経験者です
単に汗をかいても絞るとは意味は違います。ウィンドブレーカーを着込んで汗をかく・サウナで汗を流すなどはボクサー等が減量(水分を放出して無理やり体重を落す)のために用いるもので普通の人は体への負担が大きいだけで効果はありません。
汗をかき慣れない人が汗をかくためによくやっていますが、暑さで汗をかくのと、運動で汗をかくのとは汗のかき方の意味すら違いますし現実に汗の成分が違います。
アスリートはよくウィンドブレーカーを着て汗を流しますがこれは「すばやく体を暖める」「運動後に急激に体が冷えないようにする」という意味で、基本的には「動いて温まったものを冷めさせないために使うもの」なのです。つまり体の冷えにくい初夏~夏場など気温の高い時期(動きやすい時期)ではあまり意味を成しません。なので運動前~柔軟後など、動かし始めは着ていても汗をかき始めると脱いで脱水症状になることを防ぐのが普通です。TVでよくやっている格闘家やボクサーなどの真似はしないことをお勧めします。あれは大部分がTV向けの演出です。
常に運動をしていた体は動きやすい運動体系になっているのですがブランクがあると筋力が落ちて余計なところに肉が付いて動きにくい体になってしまうのです。さらに動くことでの体の体温調節が下手(運動での発汗が下手)になっているのですぐにバテてしまうわけです。
絞るというのは「余計な肉を取る」「運動での汗をかきなれる事」を指すので運動以外には脂肪燃焼が出来ず肉は取れませんし筋肉も付きません。さらに運動をしないと体が運動になれることも無いので動きに慣れさせる以外は方法が無いのです。
それと余分な肉を落すといっても無理な食事制限(食べない等)は動くための体力や使うはずの筋肉まで落ちるのでこれもNG。(因みにこれを減量といいます)
ただ、筋肉が付きやすいようにたんぱく質、ビタミン等を増やして脂肪分を減らすなどの食事のバランスを変えるのは非常に効果的です。(こちらは減量とは言わずダイエットといいます)これは動ける体を作るための手段ですので専門の栄養士などに相談するのもよいでしょう。
無理をかけず動ける体に戻す(体を絞る)にはまず柔軟体操後に30分程度のウォーキング。その後腹筋、スクワットなどで筋肉を付けるようにします。腰を痛めた場合は腰の保護にもなるので腹筋は念入りにするほうが良いです。運動後は必ずクールダウンしましょう。要は筋肉を付ける→有酸素運動して余分な肉を落すというサイクルです。
ゆっくり続けることで怪我の防止にもなり体も絞りやすくなります。怪我を再発させては絞るのは無理なのです。