どうやって聴くかはそれぞれの勝手ですが、基本的に言えるのは、目で観ないと意味無いと思います。音だけならそれこそヘッドフォンやスピーカーでいいという話になります。
場合によっては下手なホールの生音よりも、録音なんかの方が演奏環境が良かったり、音量も大きく細部まで聴けたりしますね。特にデジタル記録技術が上がり、録音に「間近で聴いているような手触り」を追求する盤が多くなった近年はそうです。
そもそもわざわざ録音して売られているくらいのものですから、多くの録音は下手なコンサートよりは優れた演奏になっているはずです。
コンサートは、勿論音楽そのものと、それ以外・・・視覚情報や、演奏会の一連のプロセスや、奏者と聴衆との一体感や、録音ではまず味わえない経験(自然音や拍手や、雰囲気や、あるいは演奏者のミスやトラブル等)・・・を楽しむものだと思った方がいいと思います。
始めに述べた理由からも、「音楽以外」の要素の方がむしろ大きいということもあるかもしれません。
>ホールではどういうところに気を付けたほうがいいでしょうか?
「楽しみ方」という意味なら、それぞれが好きに楽しめばいいと思います。音楽を楽しむことは仕事ではありませんので、「自分なりに楽しみ方を見つけること」含めての「音楽」だと思います。それを誰かに教えられた時点で、ミッションかノルマか何かのようになりそうです。
マナーという意味なら、演奏中は咳1つでも音は出さない方がいいです。ほんの小さな音1つで、他の聴き手は音楽の世界から現実に引き戻されてしまいます。
・・・それ以外はまぁ大抵許されると思います。つまらない演奏だと思ったなら、拍手をしないのも、途中で退出というのも、寝るのも、間違いなく聴衆による表現(評価)のひとつです。ただし「よく解らなくて退屈」というくらいの話なら退出は避けた方がいいかもしれません。「批評」という意味でならそれは間違いなく「音楽」という趣旨に沿っていますから、まぁ退出する価値はあるという話ですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほどおっしゃるように、コンサートとCDは別に考えた方がいいのだなと思いました。 コンサートでは回答者様が言われるように、音楽以外のことで悩まされます。 演奏中に携帯を見ている人や、開演10分前にもかかわらず、客席で携帯が鳴り話をしている人 などを見ました。 この前もピアノのリサイタルで私はあらかじめ楽譜やCDで勉強しているのに、そうした時に 限って周囲にマナーの悪いお客さんがいるんですよね、