ran-ranさんのご回答がありましたので、少し感じる事を述べさせて下さい。
気持ちの持ち方一つで、病気の回復にも大きな影響が出る事はよくしられています。癌という病気を宣告され、治癒の見込みがない時に、前向きに明るく病気に立ち向かうのと、打ちひしがれて絶望の中で日々を過ごすのでは、たとえ病気の進行度が同じでも、予後が異なってくる可能性があるわけです。人の心理的な気持ちの持ち方が、体の免疫能などにも影響を与えるという事は、あってもおかしな事ではないと思います。だから、治らない病気でもその人を精神的にバックアップする事はとても大切な事だと思います。ただ、そのような事実が確認された時に、それが本当に正しいのかどうか、という事を検証するためには科学的な手法が必要です。一定の方法論に基づいて、事実の確かさを検証する事を積み重ねていく事によって、病気の人に対する精神的なバックアップの意味や重要性が広く世の中に受け入れられていくのだと思います。
ran-ranさんが示されたホームページを拝見しましたが、遠隔気功とは人の深層心理に働き掛けると書かれています。それでは、それは心理療法かというとそうではなく、波動エネルギーによるものだというのです。そしてその波動エネルギーというものがどういうものかという実態の科学的な解明は何らなされていません。これでは、「遠隔気功」が広く世の中に受け入れられる事は、ないでしょう。一部の人の支持は受けるかもしれませんが、事実の検証と科学的な裏付けのない治療というのでは、むしろ宗教の世界に近いものです。それを信じ、それによって恩恵を受ける人がいる限り、存在意味までは否定はしませんが、厳密さを欠けば、まやかしの入り込む余地を残し、一部の人を幸福にしても、別の人を不幸にするでしょう。
現在の医療の中でも、放射線やレーザーや衝撃波などさまざまなエネルギーが治療に利用されています。それらは、エネルギーそのものの性質や人に与える影響など、さらに利用する際の有効性や副作用など十分に検討され、適応の基準を厳格に定めて使用されているものです。「遠隔気功」なるもの波動エネルギーによるという事なら、その辺のところをもう少し明らかにしてもらったうえで、治療の有効性について評価をしていただきたいと私は思います。
お礼
ran-ranさんblackleonさん、いろいろなご意見有り難うございす。 結局のところ、科学的には証明できない。でも人によっては それによって救われる可能性があるということなんですかね。 私もいろいろ考えされられますね。