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近頃の地名の侵略は問題では?
飛騨山脈を市長の行動によりアルプスなどというヨーロッパの名前に変更させられたり、 渋谷の宮下公園をナイキパークと企業名と英語に変更し、デモが起きたのは記憶に新しいですが。 近頃では日本の業平という歴史ある地名の駅を東京スカイツリー駅なとという英語の駅名に 変更させられました。(まるで英語の宣伝をしているかのよう。) こういった歴史ある地名を外国名に変更していくのは問題ではないでしょうか? 先日あるアメリカの先住民に話を聞いたのですが、 アメリカのワシントン州のケニウィック(先住民の言葉で草原と言う意味)と言う都市の近くに 白人がリッチランドと言う都市を作りそちらを大きくし、どんどん地名の侵略をしていると聞きました。 さらにユマティラ(先住民の言葉)という都市の近くにハーミストンというヨーロッパの地名の 都市を作りユマティラにはわざと高速道路を通さず、ハーミストンに通し人口を増やし 都市を拡大してユマティラという都市を侵食し場所の歴史を変えていると聞きました。 どうやら、人々が気づかないように少しづつ地名を変えているみたいです。 やはり地名は民族や歴史や文化にも関係してくると思いますし、 大事にしなければいけないのではないでしょうか?
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- hekiyu
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日本の特質として、外国のモノをばんばん取り入れて 自分のモノにしてきた、という歴史があります。 文字だって、中国から輸入したものです。 それが近年になって欧米に変わっただけです。 日本人にこういうおおらかさ(節操のなさ?) が、あったから、日本は外国の文物を積極的に 取り入れ、ここまで発展してきたのだと思っています。 明治維新後、中国は己の文化に固執して、近代化が 遅れましたが、日本はすんなりと西洋の文物を取り入れ 中国を追い越してしまいました。 戦後は、これまたたいした抵抗もなく、欧米流の民主制を取り入れ 結構上手くやっています。 アラブなどは未だに抵抗して、不毛の争いを続けています。 質問者さんが指摘しているように、地名は民俗や歴史に関係して いますので大切にすべきは当然です。 ただ、日本人のこういう特質を考えると、ある程度は 仕方がないと思います。
- bismarks0507
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大事にする、という手法の問題があると思う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 少し変わった事例で考えよう 以前、日本には『鹿島』という市町村名称が二つあった それ以前には、もっと『鹿島』という地名があったが、市町村名としては総務省通達から単独化が要請された 茨城県・佐賀県の両方に「鹿島」という地名が存在している。 歴史的には、茨城県鹿嶋市は、郡として『鹿島郡』もあったし、寺社格としては、伊勢神宮に次ぐ地位である『鹿島神宮』があるなど一般的には、茨城県の鹿嶋市が「鹿島」を名乗るのが適切であろうと思われた。知名度からしても ちなみに、『鹿島アントラーズ』は、未だに地名として正式な「鹿嶋」ではなく、未だに「鹿島」であるw (なお、自治体を管轄する総務省によれば、重複してもいいそうで、伊達市・府中市などの重複した市町村名は存在している) 普通ならば、茨城の鹿島市が相当な抵抗をするはずだが、ご当地は存外に大らかだった。 というのは、市町村名の愛着があるにしても、 『名前の変更によって町が変わるわけではない』ことが大きかったようである 実際に、鹿島神宮を始め、鹿島アントラーズ・鹿島鉄道などの名前は残る 地名がアイデンティティになるにしても、市町村名以外に「鹿島」という名称の価値が変わらないならばそれでいい・・・という見解が多かった 以前、大合併によって誕生した「さいたま市」の事例でも同じで、結局は、大宮・浦和・与野・岩槻という地名は残ることから大きな抵抗はなかったのである 実際に、平成の大合併において多くの市町村が合併したが、旧地名が完全消滅したわけではない。住所・地区名もおおよそ改変されるにしても原型があったように・・・・ 質問の事例でも指摘できるように、地名の価値は、様々な視座がありえる。新しく命名されたとしても、それによって旧名が否定されたわけでもないし、新しく地名が付加されただけに過ぎない・・という考えも想定されうるだろう。 仮に旧名が否定されているならば、抵抗運動は生じえるだろうが、多くの事例はそうではないだろう。 単なる表象面にすぎない形式的地名に「こだわる」必要性がないのだろう これは笑い話だが、鹿島の一件で、有名になった佐賀の鹿島市は、 最後まで「鹿島」の地名を共有化しようとしなかった、という悪評を今でも戴いている。 これは、重複しても放置するのが通例であることからの批判であるのだが、真実は佐賀の鹿島がワルモノではないのだが・・w このように大事にする・・という意味について、 いわゆる表層・表象上の意味ではなく、内証・内実的意味で考えれば、質問事例は、瑣末な話に小生には思えるのだが・・・・
>こういった歴史ある地名を外国名に変更していくのは問題ではないでしょうか? ある程度、必然性のあるものについては、 時代の流れとか、やむを得ないものとして 看過できなくはありません。 スカイツリーについては別に構わないと思います。 (業平の故事自体が事実に基づいているのかというのもあります) 先日の大震災で見直されているのが、地名に 大昔の津波被害などを想起させるような内容があるそうで、 http://zokuchichi.blog120.fc2.com/blog-entry-558.html http://d.hatena.ne.jp/zundamoon07/20110406/1302087540 先年の平成の大合併などで各地の地名が面白おかしく 変更され、歴史のある、由緒のある地名がずいぶん消えたと聞きます。 無機質な番号にかわったところとか。。。 そういうものについては、大切にしてほしいなあと思います。