• ベストアンサー

金鯱(サボテン)の育て方について

金鯱を育てて約1年になるのですが、植え替えは必要でしょうか? 今は直径13cmくらいで、鉢も一回り大きいものを使用していますが、 ・棘が少し短い ・少し縦長のような気がする ・刺座のところに虫食い跡みたいな白い小規模のえぐれがある ・少し傾いている というような状況で、少し心配しています。 植え替えしたほうがいいでしょうか? また、もしこのような心配事がなくても1年に1回植え替えしなければいけませんか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • cactus48
  • ベストアンサー率43% (4480/10310)
回答No.2

サボテンと多肉植物を栽培して20年以上になりますが、どんな植物でも 鉢植えにしている時は必ず植替えが必要な事を覚えて下さい。 鉢植えは地植えと違って限られた空間で限られた土で生育をさせます。 土は年毎に疲労して疲れてしまいます。鉢植えで重要な事は排水性、通気 性、保水性、保肥性の4つが常に最適な状態になっている事で、この4つ が揃って初めて植物の生育が良くなります。 年毎に土は固くなり、根も十分に張れなくなります。 サボテン経験が1年のようですから、サボテンの特性について少し話させ て頂きます。サボテンは暑さと乾燥に強く、寒さには非常に弱い性質があ ります。ただ一部の品種では0℃までなら屋外で越冬可能な品種もありま す。金鯱の場合は寒さには弱い方で、5℃以上の温度が無いと越冬させる 事は出来ません。 現在の状態について回答します。まず刺が短いような気がする点ですが、 現在の大きさが直径13cmでは仕方の無い事です。刺の短さは気にする事 はありません。バランス的に見た目が良ければ、特に問題ありません。 縦長のような気がするのは、それは置き場所に問題があるからです。金鯱 はサボテンの中でも最も光線が大好きで、縦長になると言う事は光線不足 になっている証拠です。縦長になると言う事を「徒長」と言います。 今は何処に置かれていますか。窓際でなく部屋の奥に置いていませんか。 刺座に白い虫食いのような跡があるようですが、その部分が腐敗していな ければ特に問題はありません。 少し傾いているのは、それは縦長でも説明しましたが、完全に置き場所に 問題があるから傾いたのです。 ヒマワリは太陽の方向に花を向けますが、サボテンも日が当たる方向に頭 を向ける習性があります。傾きを直すには植替えをしても無駄です。 一番簡単な方法は、定期的に鉢を回してやる事です。例えば天辺が日が当 たる方向に傾いたとします。頭を日が当たる方向とは逆の方向に向ければ 自然と傾きは治ります。1週間毎に少しづつ鉢を回し、全体に光線が当た るようにすれば、傾く事はなくなり色艶も良くなります。 土には年毎に雑菌が多くなります。サボテンは雑菌に弱い性質があります から、雑菌による根枯れを防ぐためにも年毎に植替えを行います。 基本的には7号鉢までは年毎に、8号以上は2年毎を目安にして植替えを するようにします。ただし状態が悪い時は8号鉢以上でも年毎に植替えを する事もあります。 植替えが出来るのは5~9月までで、梅雨時期と雨の日と猛暑時は植替え を避けるようにします。雨の日に植替えをすると根が腐り易く、猛暑時に 植替えをすると疲れて状態を悪くさせます。 基本的に梅雨入り前までに植替えをするのが好ましいですね。 現在の大きさからすると鉢のサイズは5号鉢か6号鉢の深型が適していま す。サボテンを植えた時にサボテンと鉢の間に親指が入る位の隙間が開い ている方が最適です。少し窮屈そうに見えますが、サボテンは非常に生長 が遅い植物なので、他の植物のように根を強く張りません。 鉢には深型と平型があります。平型は根を張る空間が少ないし、植えた時 の安定も悪いので、必ず深型の植木鉢を使用します。 サボテンの植替えについて説明します。 まず植替えをする日より1週間前に水遣りを停止させます。これは一時的 に生育を鈍くさせ、植替えた後に回復を早くさせる意味があります。 植えかえ当日は必ず天気の良い日に行い、直射日光が当たらない場所にて 作業を行って下さい。 まず鉢から金鯱を抜きます。鉢の淵を拳で軽く叩けば、鉢から外れやすく なります。金鯱の刺は刺さると痛いので、溶接用の皮手袋を使用して作業 を行って下さい。 台の上に厚めにたたんだタオルを敷き、その上に金鯱を横に寝かせます。 タオルは刺を痛めないようにする役目があります。 この状態で土についている古い土を全て落とします。間違っても水洗いは しないで下さい。土を落としたら長い根や痛んだ根を切って整理します。 鉢底に防虫ネットを敷き、鉢底石(ボラ土の小粒で代用可能)を2~3cm 入れ、土を一握り入れます。金鯱を鉢に入れて見て、低すぎるようなら土 を入れて高さ調整します。高さ調整が決まったら金鯱を入れ、根を広げる ようにしてから周囲に土を入れ、割箸等で突っつきながら土を締め固めて 行きます。鉢より2cm程度下まで土を入れたら、土を入れるのを止めて指 で軽く押して植替えは終わりになります。 植替えが終わったら風通しのよい明るい日陰に1週間置きます。植替えが 終わっても直ぐに水遣りはしません。最初の水遣りは植替えてから1週間 後です。鉢底穴から濁った水が出なくなるまで与え、水が滴らなくなって から鉢皿に乗せます。 2回目以降は鉢土が完全に乾いてから、更に4日から1週間経って土の乾 きを見てから与えます。与える時は鉢底穴から水が十分に流れ出るまで与 え、コップ半分とか自分が決めた日に与える事は絶対に避けます。 冬場は1ヶ月に1~2回程度にして、乾かし気味にして休眠させます。 肥料は植替え時に土に混ぜるだけで、次回の植替えまで与えません。 生長が遅い植物ですから、与え過ぎると根を痛めてしまいます。 与えるのは5~9月の間だけで、肥料は緩効性化成肥料(マグァンプK) が最適です。 土は市販のサボテンと多肉植物の土を使い、自分で適当に配合したり他の 培養土は使用しないようにします。 置き場所は年間を通して風通しが良く、日当たりの良い場所に置きます。 部屋の奥や日当たりの悪い場所は生育を悪くさせるだけです。 サボテンですから開花はします。ただ金鯱の場合は実生(種蒔き)で始め て50~60年後か、又はバスケットボールより少し大きめになった頃が 開花時期です。 増殖は実生か子分けで行います。稀にですが天辺付近に子が出来ます。 ただ子が出来るのは大変に珍しく、子が付いた時はラッキーだと思われて 下さい。必ずしも子が出来る訳ではありません。 我家では金鯱は3鉢ありますが、偶然に1鉢だけ子が3個付いています。 上記に書いた方法は、あくまで僕個人で行っている方法です。本等に書かれ ている内容と違うかも知れません。長年の栽培で研究して考え出された方法 ですから、他の方の意見とは異なるかも知れません。 分からない点があれば質問して下さい。分かる範囲で答えます。

ja954a
質問者

お礼

丁寧にお答えくださってありがとうございます。参考にさせていただきます。

ja954a
質問者

補足

ご丁寧にありがとうございます。今は南側に面した窓(カーテンつき)のところに置いているのですが、それぐらいで構わないですか? あと、表面にしわがたくさんあるのですが、これは水不足のサインなのでしょうか?

その他の回答 (2)

noname#164571
noname#164571
回答No.3

サボテンはサボテン科に属する植物の総称である。その多くは多肉植物であるため、多肉植物の別名として使われることもあるが、サボテン科以外の多肉植物をサボテンと呼ぶ事は誤りである。16世紀後半に南蛮人によって日本に持ち込まれたのが初めとされている。彼らが「ウチワサボテン」の茎の切り口で畳や衣服の汚れを拭き取り、樹液をシャボンとしてつかっていたため「石鹸のようなもの」という意味で「石鹸体」と呼ばれるようになったとする説が有力で、そのため1960年代ころまでは「シャボテン」のほうが正しいとする人がかなりいた。分布はRhipsalis属の数種を覗き、南北アメリカ大陸及び周辺島嶼に限られる。乾燥地でみられる種が多いが、中南米熱帯の森林地帯で樹木や岩石上に着生して育つ種や高山に生える種、北米の湿潤な温帯や冷帯に育つ種もある。しばしばサボテンは暑い気候を好むものばかりであると誤解されることがあるが、その分布域の気候は様々であり、低温に弱いものもあれば、氷点下になっても生存できるものもある。サボテンの形態は様々であるが、一般的に茎は筒または球型、葉は針状もしくは退化している。全ての種が一種の短枝である刺座またはアレオーレと呼ばれる器官を持つ。基本的に腋芽には刺座が形成され、多くの場合そこにスポット状に葉の変化した刺が密生する。またしばしば刺座は綿毛で覆われる。根は主根が深く伸びる主根系のものが多く、中には主根が芋の様に肥大するものもあるが、主根が発達しないひげ根系のものもある。貯水組織が発達し、耐乾性に優れているものが多い。サボテンの最も原始的な形のグループはコノハサボテン亜科のコノハサボテン属で、長枝につく葉は刺状にならず、木の葉らしい形を維持している。一見サボテンに見えない形をしているが、刺座が存在するのでサボテンの仲間と分かる。刺座からは刺の他に時折短枝葉を出す種もあり、近縁なディディエレア科の植物を思い浮かばせる。短枝葉は他のサボテンでは失われている。こうした形の祖先からより多肉植物として特殊化し、長枝の葉が鱗状に退化したウチワサボテン、更に針状に変化していない葉を全くつけない柱サボテンという順番に出現したと考えられる。球形のサボテンは柱サボテンの太くて短いものであると見なせる。花弁中に含有される色素は、通常はアントシアン系のアントシアニジンやペチュニジンなどであるのに対し、サボテン科はベタリン系色素を含有し、化学分類上マツバボタンなどと類縁関係があるとされている。アントシアニン系の色素を持たないため、青色の花は咲かず、赤~黄、紫色の花が咲くのが基本である。サボテンは、CAM型光合成の機能を獲得し、砂漠といった水分が慢性的に不足し、かつ昼夜の温度差が大きい環境に適応したものだと考えられている。通常の植物は昼に気孔を開け、CO2を取り込む。ただし、このような環境下の場合、同時に大量の水分を失ってしまう。しかし、CAM植物は涼しい夜に気孔を開け、CO2の取り込みを行い、昼は気孔を閉じることで水分の損失を最小限に抑えることができるものである。サボテンの生態については誤解が多い。「サボテンは砂漠に生えているので、水を遣らなくて良い。」又は「サボテンは花が咲かない。」等はよくある誤解である。森林性サボテンを除く多くのサボテンが乾燥地帯に自生しているが、サボテンの自生する地域は乾季と雨季がはっきりしているだけで、サボテンは水を好む植物である。種類によって成長する環境が異なったり、他の植物と比べ成長が遅いため、一般の植物と同様に潅水すると根腐れを起こして枯死することが多い。開花については、育成環境(温度、湿度、光量、潅水)が悪いと開花しないし、開花年齢に達していないために開花しないことから誤解されるが、適切な管理を行えば花を咲かせる。サボテンの代表品種「金鯱」は開花するまで30年前後かかるため、市中の花卉店で購入した場合には花を見るまでに相当の時間を要する。サボテンは熱狂的な愛好家が多い植物である。刺を楽しむ品種、花を楽しむ品種や交配によって改良種を作出して楽しむ品種など栽培は個々人の趣味・嗜好により更に細分化されるため、特定品種を栽培する「名人」が品種毎に存在する。全国各地にサボテンマニアの同好会が多数存在している。種子繁殖は一度に大量の苗が得られること、様々な個体変異が生じる可能性があることなどから試みられることが多い。サボテンは自家不和合性(同一個体の花粉が柱頭に受粉しても結実しない)の種類が多く、結実させるためには同種の別個体の花粉を授粉する必要がある。一つの個体から挿し木など栄養繁殖で増やされた個体同士は親と遺伝的に同一なクローンであるため、有性生殖は不可能であり、結実しない。果実や種子の大きさや形は種類によってかなり異なる。果実は緑色から赤色に熟すものが多く、種子は通常黒色である。採種するためには熟した果実をガーゼなどで包み、水中で押しつぶすようにして洗うとよい。ただし、ウチワサボテンのように果実に刺を有している場合には注意が必要である。ガーゼに残った種子は紙の上などで乾燥後播種するとよい。播種はポットに清潔な用土を満たし、充分潅水した後に行うとよい。微細な種子は播種後に覆土(土をかぶせること)する必要はないが、発芽するまでは絶対に乾燥させないよう腰水(底面吸水)潅水を行う。播種後に鉢の表面を紙で覆い、さらにガラス板などで覆うとよい。発芽後は直ちに紙を取り除き、ガラス板の覆いを少しずつあけていくとよい。挿し木、枝や吹いた仔を切り取って挿し木する。挿し木する部分は鋭利な刃物で切り、切り口は日陰で通常1週間くらい乾燥させる。太い柱サボテンなら2~3週間くらい乾燥させる。用土は砂、バーミキュライトなどを少し湿らせたものを使う。挿し木する部分は、用土に埋めたり突き刺したりせずに、静かに置いておく。切り口が大きい場合は乾燥中に中心部がへこみ挿し木に支障があるため、予め周囲の皮の部分を削り、中心部を突出させた状態で乾燥させた方がよい。接ぎ木、根腐れしやすい種をしにくい種の台木に接いだり、生長が遅い種を早い種の台木に接いだりすることで栽培を容易にするのが利点である。コノハサボテン、ハシラサボテン、ウチワサボテンなどを台木として用いることが多い。台木がハシラサボテンかウチワサボテンの場合は、台木と接ぎ穂の維管束を一点だけでも合わせ、活着するまで糸で固定する(実生接ぎでは特に固定しない)。台木がコノハサボテンの場合は、とがらせた台木の先端を接ぎ穂に刺してからピンやサボテンのとげで固定する。特殊な接ぎ方として、実生接ぎ、一部の刺座部分だけの接ぎ木、逆さ接ぎなどがある。ハシラサボテンを台木や穂木とする場合、挿し木と同様に皮の部分を削り取り、中心部を突出させて調整する必要がある。また、ウチワサボテンを台木とする場合は扁平な両端部分を斜めに削り落としておく方がよい。これらの作業を怠るとサボテンが変形して活着しないことがある。穂木と台木の種が異なる場合、不親和性が見られる場合もあるため注意を要する。相性によっては活着しなかったり、数年で台木を交換する必要が出てくる。ウィルス感染を防ぐため、1つのサボテンを扱うごとにナイフなどを消毒する必要がある。紐サボテン属の果実やウチワサボテン属の果実は主に中南米、北アフリカ、アラブ諸国、スペイン、フランス、ギリシャ、イタリアなどのヨーロッパの国で一般的な果物である。ウチワサボテン属はメキシコ、イスラエル、タイなどで果樹として栽培もされている。ウチワサボテンの若い茎節(ノパル Nopal)はメキシコ料理では野菜として扱われる。豊富なミネラルと繊維質、ビタミンを含み、昔から貴重な食物として珍重された大切な栄養源である。さらに傷の手当、熱さましなどの治療、肥満、糖尿病、二日酔い、便秘、日焼けによるシミなどを予防する民間薬としても使われてきた。アメリカの育種家ルーサー・バーバンクは、サボテンを改良して食用、飼料用のトゲナシサボテンを作り上げた。バーバンクはヒョウが口を血だらけにしてサボテンを食べている姿を見て、トゲナシサボテン改良の着想を得たという。ケレウス属の鬼面角のモンストローサ(綴化、帯化奇形、生長点が線になった異常形)が電磁波サボテンなど称して、電磁波を吸収するサボテンとして販売されることがあるが、科学的根拠はもとより、その根拠となっている論文も存在しない。 岐阜県のあるサボテン生産業者が販売促進目的で広めたという説が有力である。アルゼンチン・ウマウアカでは木を建築材やランプシェードとして加工している他、メキシコ・オアハカ州などでは成長した 柱サボテンをフェンスとして活用 している。土、サボテンは肥料で育てるのではなく、土で育てる──土に含まれている養分で育っていく――と言われているほどで、土は一番重要です。保水力があって排水性のいい土を選んでください。桐生砂、腐葉土、赤玉土、バーミキュライト、鹿沼土、パーライトなどを混合してつくると一番いい土ができます。これは普通の観葉植物の土などと一緒です。肥料、サボテンは寿命が長いので、一般の植物のように1年単位で見ることはできません。ですから肥料はあまり与えないで、良質の土の中の養分で育てるようにしましょう。2、3年で次々に移植していくのがいい方法です。サボテンは土で育つというのはこのことで、肥料を与える場合も、移植のときに完熟した鶏糞や完全発酵の油粕などの有機質の遅効性のものを少量与えるぐらいでいいでしょう。ほとんどのサボテンは濃い肥料を嫌います。元肥を入れない場合は薄めにした液体肥料を与えることもあります。

  • 2181
  • ベストアンサー率24% (652/2691)
回答No.1

何故、植え替えが必要になるか?…は 鉢と言う限られた空間内で育てている為に養分が不足したり、生育(根詰まり)に支障が出たりするからです サボテン類は生育が遅い為、植え替えの際に一回り大きな鉢にしなくても大丈夫ではありますが養分を考えると植え替えは、した方が良いと思いますが“必ず毎年”ではありません しかし棘の長さや勢いがよろしくない状態なら養分に何ら問題が出てきているのかな、と感じます 形については普段の管理の際に鉢を回すなどして日光が万遍なく当たる様にしてやるとキレイな形を保てます(他の植物同様、日光の方へ傾いて行きます)

ja954a
質問者

お礼

わかりました。ありがとうございます。