産油国のメキシコに住んでいますが、昨年の今ごろはレギュラーが57円だったのが、今日は10ペソ(64円)に気持ちだけ上がっています。この64円の内訳で50%が税金なので、もし税なしになると32円でも利益を十分に出せる販売価格です。日本は産油国より距離があるって言い訳ですが、バーレルあたりの輸送費は0.5ドルくらいで輸送費の影響は無視できる金額です。
ディーゼルは驚くなかれ日本からの輸入です。原油の輸出価格は政府予算が1バーレル80ドルなのが、今月は120ドル台を維持しているので、原油が半分に下がっても実際に日本で価格に判映されるのは1年半くらいの後です。しかし、日本は原価の5倍で販売する習慣をよってたかって作り上げた国です。戦後の自家用車なんて夢の夢時代で、自家用車は持っているのは贅沢の頂点いる国民なので、自分のお金でガソリンを買う消費者を苦しめてもよしの政策が、それが時代は変わろうが半世紀以上も続いています。
日本の友人が来て、片道300キロくらい走る(満タンで往復できる距離)ところの観光地に連れてあげると、えらい遠出で言われるけど、こっちではちょっと隣の町って気持ちで、1000キロを越えると遠出って表現です。それに、こっちでの宿泊代は一部屋いくらで、二人でも三人でも同じ値段。日本は頭いくらなので、ものすごく高いうえ、ガソリンも道路代もバカにならないくらい高い、わたしも年金生活者ですので、お心、察します。女房とは週一はレストランで食事、月一で3-4泊の旅行、3ヶ月に一回は2週間、年一回は一ヶ月の外国旅行を家計に圧迫しないでやれます。貧乏国と日本人に言われているメキシコでは、この程度の年金生活は普通です。