端的に言えば、「一部の愛好者(”異端者”とも言う)のための慈善事業をしているワケじゃない」ということ。
既回答の通り、売れないクルマのために生産ラインを使うよりも、売れ筋のクルマを作った方が利益になる。
また、車種ごとの専用品であるプレスの型(金型)も、一定数生産すると交換する必要のある”消耗品”(数十万台分のプレスで”エッジが甘くなる”とのこと)。
台数が捌ける見込みがあれば億近い経費をかけてでも金型を作り直して生産を継続する価値があるけど、月販数百台程度の車であれば”頃合い”を見つけて生産終了するのが、ごく当たり前の経営判断。
>その前に出ている車種はまだ製造しているのですが。。。
たぶん、質問者様の言う「製造」は、「モデルチェンジを経て」が抜けていると思うんだけど・・・
モビリオの生産期間は7年・・・金型の交換時期にあったと思われる頃合い。
加えて言うと、残念ながら、モビリオは”微妙な”デザインの影響か、ブランドイメージが定着したとも言えず、モデルチェンジに際して”イメージ一新”のため「フリード」と名前ごと新型に切り替えている(良く言えば”発展的解消”)。
因みに、ホンダは商業的にうまくいかないと片っ端からモデルネームを切り捨てる企業体質。
モビリオだけでなく、ロゴ、キャパ、コンチェルト、ザッツ、ラファーガ、トルネオ、オルティア、エアウェイブなどなど、「一世代限り」のモデルネームが多い(後で、二輪で復活していることもある)。