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息子に薦める本は?
この春から高校生になる息子に本を読ませたいのですが・・・お勧めはありませんか?全くと言っていいほど本を読みません。最近 私が 重松 清氏にはまっていろいろ読んでいるのですが・・・「疾走」は息子と同年代が主人公なのですが、あまりにも重いし、刺激がきついかなと思います。
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- booter
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他の人に比べれば読書量は少ないのですが、ご参考になればと思い回答します。 まずマンガが好きとなると、そのマンガの記述の中でセリフまわしの文字が多いだけで、げんなりして読まなくなります。ましてや本など、という感じです。 ですので、最初は歴史のマンガや哲学的なマンガを読ませた方が宜しいかと思われます。 私からは「花の慶次」「寄生獣」「勇午」をお薦めします。 もう少し長くて良いのであれば「うしおととら」「鋼の錬金術師」「SLAM DUNK」「はじめの一歩」も内容がかなり健全なのでこちらもお薦めしたいですね。 「ぼくんち」「営業物語」「14歳」も大変面白くお薦めしたいのですが、内容に耐性が無いとまずいので大学合格後くらいで良いと思います。 次に書籍になりますが、こちらは難解なものより対談形式のものや口語のものが良いです。 頂上対談-新潮文庫-ビートたけし http://www.amazon.co.jp/dp/4101225281 ※ちなみに同著ビートたけし氏による「巨頭対談」も大変面白かったのですが、インタビュー対象が今の若者世代に分からない人が多いかと思ったので、こちらの頂上対談を薦めさせて頂きます。 インテリジェンス-武器なき戦争-幻冬舎新書-手嶋-龍一 http://www.amazon.co.jp/dp/4344980115 こちらも対談形式なのですが、国際情勢などが絡むのでいささか内容は難しいです。 ただ、インテリジェンス(俗に言えばスパイ)の事で、現在の日本にもそうした優れたインテリジェンス・オフィサーがいるのだ、という点について突っ込んで話していますので、グイグイ引きこまれます。 マンガっぽい文芸と言えばライトノベルなのですが、これとは別に「マンガっぽい」文芸をあげて見ます。スタート地点はこの辺からがいいと思います。 (ただ読む人を選ぶ作品群になってしまいましたが・・・) マルドゥック・スクランブル―-First-Compression-圧縮-ハヤカワ文庫JA http://www.amazon.co.jp/dp/4150307210 マルドゥック・スクランブル―-Second-Combustion-燃焼-ハヤカワ文庫JA http://www.amazon.co.jp/dp/4150307261 マルドゥック・スクランブル―-Third-Exhaust-排気-ハヤカワ文庫JA http://www.amazon.co.jp/dp/415030730X 第24回日本SF大賞受賞。三冊でワンセットです。 尚、続編の「マルドゥック ヴェロシティ」と上記のリメイクである「マルドゥック・スクランブル完全版」があるのですが、まずは上記の3作から。 「Second-Combustion-燃焼」の後半から始まるカジノシーンが大変評判が良く、私もこの部分が楽しめました。作者の才能に嫉妬。 夜は短し歩けよ乙女-森見-登美彦 http://www.amazon.co.jp/dp/4048737449 第20回山本周五郎賞受賞、第137回直木賞候補、2007年本屋大賞第2位。 煙か土か食い物-講談社文庫-舞城-王太郎 http://www.amazon.co.jp/dp/406274936X 第19回メフィスト賞受賞。 後宮小説-新潮文庫-酒見-賢一 http://www.amazon.co.jp/dp/4101281114 日本ファンタジーノベル大賞第1回大賞受賞。 ファンタジーノベル大賞という冠がついた賞がついたからには、選考側としては剣だの魔法だのと言う作品を期待していた所、こんな異色の作品が受賞してしまい、一気に賞自体のハードルがグンと上がってしまったといういわく付きの作品(?)。 ちなみに日本ファンタジーノベル大賞の第2回の大賞に受賞作品が無いというのもそれが影響したのではないかという笑い話もオチにつくという。 これを原作にアニメ映画「雲のように風のように」が作られました。 上記まで読み進める事まで出来ましたら、次はこちら。 書籍紹介でほぼ必ず紹介しています。 学問のすゝめ(伊藤正雄校柱版) http://www.amazon.co.jp/dp/4061597590 本来は上記を薦めたいのですが、高校入学くらいでマンガが好きなのであれば上記の文体はつらいので、 学問のすすめ-現代語訳-ちくま新書-福澤-諭吉 http://www.amazon.co.jp/dp/4480064702 の全訳版が良いと思います。 一万円札の肖像でお馴染み、福澤諭吉の学問のすゝめですが、私は生涯の読書はこれ一冊で良いと思っているくらいです。 なぜ勉強をするのか、というのが書かれているのですが、私は超がつくほど納得しました。 そもそもの「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉で始まるのですが、福澤が言いたいのは全く逆です。 簡単に概略だけ書きますと(私の脚色も少し加えました)、 「『天は人の上に人を造らず』と世間では言われることがあるが、実際はどうだろう。『実際にはそうではない』。 賢い人もいれば愚かな人もいる。貧しい人がいれば富む人もいる。そんな差が生じるのはなぜだろう。 それは知識が有るか無いかの差だ。知識があれば難しい仕事ができる。難しい仕事が人に富貴を与える。 天は人に対して富貴を与えるのではなく、その働きに富貴を与えるのである。 ならば、その働きができるような知識を得るべく、学問をすべきなのだ。 学問を勤めて物事をよく知る者は、貴人となり富人となり、無学なる者は、貧人となり、下人となる。」 「役に立たない学問は学問ではない。憶えるべきではない。」 「世間の事物、進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。進まず退かずして瀦滞(ちょたい:その場所に留まって動かない事)する者はいない事を理解すべきである。」 「世の中のことはケガのはずみで出来るわけではない。良い事も悪い事も必ず人の意思があってできるものである。」 「日本中、日本一となる自分の腕をふるう舞台には困る事はない。場所に寄らず、どこでも自らの力をふるうべきだ。」 ---- 上記の他にも、読み物として面白かった本として、下記を書いておきます。 繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史-マット・リドレー http://www.amazon.co.jp/dp/4152091649 http://www.amazon.co.jp/dp/4152091657 100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図-ジョージ-フリードマン http://www.amazon.co.jp/dp/415209074X 激動予測-「影のCIA」が明かす近未来パワーバランス-ジョージ・フリードマン/ http://www.amazon.co.jp/dp/415209219X ---- 私からしてみますと、ここから岩波文庫の「国家」「世論」などの古典や、あるいはゲーテの「ファウスト」に読み進めて頂ければ、回答者として望外の喜びなのですが、そこまで求められなければ上記の学問のススメまでで良いと思います。
- nogiku95
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岩波ジュニア新書は高校生向けかと
- ginkuro814
- ベストアンサー率25% (258/997)
歴史が好きということで・・・ 隆慶一郎『一夢庵風流記』 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4101174148.html 風野真知雄『水の城』 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4396334249.html ほかのジャンルで 岡嶋二人『99%の誘拐』 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062747871.html 香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常』 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062761696.html
お礼
ご回答ありがとうございます。知らない作家の方ばかりで、私が興味をそそられます。参考にさせていただきます。
- redcat28
- ベストアンサー率30% (57/188)
重松清は全く本を読まない人にま重いですね~。 他の方と被りますが村上龍の「69」は面白いです。 男性向けだと思います。 親からすれば何だこれは?と思うような内容かもしれませんが…。 ライトノベルでもいいです。これもまた親世代からはあまり評判は良くないかもしれませんが…。 漫画と小説の中間みたいな感じですので。 読書のきっかけにはなるかもしれません。 芸能人の自伝なんかでもいいですね。 お笑い芸人が面白おかしく書いた本とか…。 無理にすすめるとますます読まなくなるので気をつけてください。 別に本を読まなくてもいいのではありませんか? 本からでなくても勉強はできます。 読みたくなったら読みますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。私自身も本を読みだしたのは、高2ぐらいからで、それまでは雑誌(ananとか)ばかり読んでいました(お恥ずかしい限りです・・・)大人になった今、この作品を高校生の時に読んでいたら、違う自分になっていたかも・・・などと考えてしまうのです。親バカですね(笑)参考にさせていただきます。
- endo_ryosuke
- ベストアンサー率54% (6/11)
僕も重松清は大好きで読んでいますが、読書の習慣がない若い人にはイメージ的に入りにくいかも知れませんね。 僕が活字を読みだしたのは(二十数年前ですが)、好きなバンドのインタビュー集や自伝、ライトノベルからでした。 最近では、『涼宮ハルヒの憂鬱』などアニメの原作になったライトノベルもたくさんあるので、その辺りなら入りやすいかもですね。ハルヒは学園SFモノで、内容もなかなか捨てたものじゃありません。その他では挿絵は無いですが『ミミズクと夜の王』も人気のライトノベルです。 ラノベ以外の小説などを読ませたいのであれば笑えるものからというNo.3の方の意見に賛成です。 笑った小説では、村上龍『69』とか面白かったですね。 なにか中学で部活をやられていたり、趣味があるのなら それをテーマにした小説を探すのもいいかもです。 バンドなら、越谷オサム『階段途中のビッグ・ノイズ』や 高校陸上短距離をテーマにした佐藤多佳子『一瞬の風になれ』(数年前の本屋大賞)は面白かったです。 あと、爽やかというか読みやすいものでは、吉本ばなな『キッチン』とかでしょうか。 長くなってしまいました。色々と興味のわく年齢ですが、本も好きになってくれるといいですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。
- D-Gabacho
- ベストアンサー率64% (1057/1649)
本を読まない人は、読書を勉強の一種のように思っていることがありますから、そういうイメージを払拭するために、とことんバカバカしい、笑える本をすすめるのも、一つの手かもしれません。 糸井重里「家族解散」「牛がいて、人がいて。」 中村誠一「サックス吹き男爵の冒険」 椎名誠「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」 筒井康隆「乱調文学大辞典」 森奈津子「お嬢様とお呼び!」
お礼
早速のご回答ありがとうございます。それも1つですね・・・参考にさせていただきます。
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12498)
私は中学の時、親から、平凡社の百科事典一式を買ってもらいました。自分からねだった記憶はないので親の判断だったのでしょう。 いろいろな知識を吸収できる時期なので、いつでも知りたいときに膨大な知識が書かれている百科事典は、けっこう読み込んでいましたよ。 http://homepage3.nifty.com/ytt/sedai_k.html 幼子は親を絶対的なものとして何でも聞いて何でも信じますが、中高生の時期になるとその限界を感じて、外にその絶対的なものを求めにいきます。でも、ネットやその子の狭い付き合いの中で頼る絶対的なものが、安全なものかどうかは分かりませんよね。 そういう意図があったのかな、と今になって思っています。
お礼
ご回答ありがとうございます。素晴らしいご両親ですね。親が無理におしつけるのも良くないと思い、さりげなく「これ読んでみたら・・・」と声をかけるのですが(笑)
- E-1077
- ベストアンサー率25% (3258/12620)
急に読ませようというのは無理な気がしますが、大河ドラマとか映像から原作へ、それから同じ作者の他の作品、または登場人物が主役になっている作品へと広げれば案外楽に入れるかもしれません。 愛媛県に行った息子は坂ノ上の雲を読破しました。司馬遼太郎の他の作品も興味があるようです。 他には教科書に載っている作品の続きなど。 私の手持ちの古い本にも興味はあるようで、最近はエラリークイーンやアガサクリスティを読んでます。 読書は習慣ですから押し付けても読みません。 旅行でもして興味を引き出すとか工夫は必要でしょうね。 漫画でもアニメの原作でも活字を追うのは良いことだと思っているので、カテゴリーに拘らずに選ばせてます。
お礼
ご回答ありがとうございます。確かにマンガは読んでます。マンガもあなどれませんよね。本人は、歴史は好きみたいです。私の母が歴史物が好きで、司馬さんの本や吉川英治の作品など本棚に並んでいますが、受験もあったのでなかなか手が伸びなかったようです。受験も終わったので少しずつ薦めていこうと思います。余談ですが、かわいいネコちゃんですね、我が家にもいるんです。
お礼
ご回答ありがとうございます。ライトノベルというジャンルは、私自身未経験で、なかなか手が伸びませんでしたが、この際一度チャレンジしようと思います。