>少年誌の漫画賞で
>最も手堅く賞が取れる
>易しい雑誌があればお教え下さい。
そんな物はありません。
「漫画賞」の定義は「プロの漫画家による発表済みの作品を対象にするもの」です。
新人、デビュー前の人が応募できるのは「新人賞」であって「漫画賞」ではありません。
「新人賞」の定義は「新人の応募作品を対象とするもの」です。
で、質問が漫画賞ではなく新人賞だとして回答します。
「新人賞」には、主なものは、以下の物があります。
・手塚賞(週刊少年ジャンプ。少年漫画・ストーリー漫画)
・赤塚賞(週刊少年ジャンプ。少年漫画・ギャグ漫画)
・小学館新人コミック大賞(小学館、雑誌関係なし。ジャンル関係なし)
・新人コミックオーディション(ビッグコミックスペリオール。青年漫画)
・週刊少年チャンピオン新人まんが賞(週刊少年チャンピオン。少年漫画)
・なかよし新人まんが賞(なかよし。少女漫画)
・白泉社アテナ新人大賞(白泉社、雑誌関係なし。少女漫画)
・MANGAグランプリ(週刊ヤングジャンプ。青年漫画)
・ミラクルコミック大賞(週刊ヤングジャンプ。青年漫画)
・ちばてつや賞(モーニング、週刊ヤングマガジン。青年漫画)
・MANGA OPEN(モーニング。青年漫画)
・アフタヌーン四季賞(月刊アフタヌーン。青年漫画)
・イキマン(月刊IKKI。青年漫画)
・週刊少年マガジン新人漫画賞(週刊少年マガジン。少年漫画)
・金のティアラ大賞(集英社8誌。少女、女性漫画)
・コミックブレイド漫画大賞NEO(月刊コミックブレイド、マッグガーデン)
・角川漫画新人賞(月刊少年エースほか)
難易度はどれも大差無いと思います。
新人賞は、応募したらそのまま選考されたりはしません。
持込応募の場合、担当者が度重なる添削を行い、指示通りに添削する事が出来て、指示通りの作品傾向に手直し出来た人のみ、選考対象になります。
担当者が「これは無理だ」と思った場合は、手直しや修正点を指示したりせず「とりあえずお預かりします」と言って預かられて、保管用ダンボール箱行き。応募期間が過ぎたら返却されてオシマイ。
郵送の場合、担当者が添削を指示できないので、選考に残るのは、ある程度のレベルに達していて、添削の必要が少ない高レベルの物しか選考対象に残りません。それ以外は、やはり、保管用ダンボール箱行き。
なので、新人賞に受かりたいと思ったら、以下の点に気を付けましょう。そうすれば、選考に残る可能性が高くなります。
・自分の作品と同じジャンル、同じ傾向の雑誌が主催している新人賞を選ぶ
・かと言って、既存の物の二番煎じでは駄目。ある程度の斬新さが必要
・応募要項に「持込可」とあるなら、持ちこみして担当者の話を良く聞く。どこをどう直せば良いか良く聞く(「お預かりします」だけで何も言われない場合は諦めて別の作品を描き直しましょう)
>やはり天下の週刊少年ジャンプが難易度で言えば一番高いと思います。
ジャンル、傾向が幅広いので、応募者が多く、難易度が高いだけです。
他の賞で選考に残るレベルであっても、他の作品に埋れてしまいますので、選考に残るには「何か突出した物がある」と言う必要があります。
>シリウスとかが易しいかなと思います。
前述の「主なもの」に無い新人賞は、応募者が少なめなので、他の賞で選考に残るレベルであれば大丈夫でしょう。
ただし、こういうマイナー誌のマイナーな賞は知名度が低く、受賞しても「マイナー誌にデビューできる」くらいの恩恵しか受けられません。
例えデビューしても、担当者の作品の添削について行けない場合(指示通りに手直しが出来ない場合)には、受賞作が単発掲載されて終りです。デビューしたけど連載が無い、担当者が付いているので他社にも移れない、と言う状態で、業界から消えていきます。
たぶん「え~、担当者の言う通りに描かないと入選しないの?」って思うかも知れませんが、その通りです。
世の漫画雑誌社の担当者の殆どが「作品を作っているのは、作家と我々担当者である。自分達も作品を作っているのだ」って思ってます。
なので、雑誌ごとに、作品のジャンル、傾向に偏りがあるのです。雑誌編集者(担当者)は、それを「雑誌の特色」って言います。
難易度の高い新人賞を狙って頂点を目指すか、難易度の低い新人賞を狙って受賞だけして消え去るかは、質問者さんの自由です。
安易な道を選んだら「それなりの結果しか返って来ない」ってのを良く考えて、応募する賞を決めましょう。業界で名を成した人達の多くは「敢えて厳しい道を選んだ人たちだけ」ですからね。
お礼
ありがとうございます。 編集さんとあたちで漫画作らなあかんって事ですね 頑張ります。