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知的障害児の親が書いた手記の不自然な内容
本のタイトルは忘れてしまったのですが、知的障害児の親が書いた手記のとあるエピソードが気になっています。 目次を見ていたらこんな題名が目に入りました。 「○○(知的障害児の名)連れてこんといて!」 これは、その知的障害児の姉の発言です。 姉はピアノを習っており、その発表会に親は知的障害児を同伴して訪れました。 発表会について具体的には触れず、ただ 「○○の集中力が持たなかった」とだけ書かれ、その後の経緯は語られず題名の発言に至ります。 そして、障害を持つ弟を疎んじる姉の発言に心を痛める親の心情と、 「障害を持つ身内を恥じるのはよくない、きょうだいをやめることはできないのだから受け入れなくてはいけない」と障害者団体の職員が非難する発言が書き連ねられていました。 …と、前置きが長くなってしまいましたが質問です。 (1) ピアノ発表会の場で知的障害児の集中力が持たなくなったとして、どんな事態が考えられるか? (2) どのような経緯で「連れてこんといて」(連れてこないで)という発言に至ったと考えられるか? (3) この手記で(1)と(2)をはしょってしまった理由は何が考えられるか? (4) あなたはこの姉を責める気になれますか? この手記は立ち読みしただけなので記憶が非常にあいまいなのですが、宜しければおつきあいください。
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(1)弟さんが、自身の欲求を抑え切れずに、大きな声を出してしまった。 (2)身内に知的障害者がいることの恥ずかしさと、会場に来たらいつ何をしでかすかわからない不安で、ピアノ演奏に集中できないから。 (3)そのあとの文章で、だいたい想像できるから。 (4)なれません。 素直さを、評価したいです。 むしろ…、 「障害を持つ身内を恥じるのはよくない、きょうだいをやめることはできないのだから受け入れなくてはいけない」と非難した、障害者団体の職員を非難したいです。 「~しなくてはいけない」は、教育ではありません。 ものすごく、腹が立ちます。 「言われた者の気持ちが、あなたにわかりますか?」と言って、抗議すると思います。
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- usagiminnto
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昨年だったと思いますがNHKで放送されたドキュメント番組で 障害者の兄弟や姉妹を取り上げた物が有りました。 とても深く考えさせられましたが・・・家族でしか理解できない愛と憎しみ 懺悔と葛藤が語られていました。 親に対する嫉妬や周囲の同情のまなざし障害者の兄弟の影に成る自分。 それでも、家族である苦しみと覚悟・・・その言葉には真実がありました。 健常者の家族、兄弟でも嫉妬や妬み憎しみが有りますが対等でない 障害者の兄弟には周囲の同情が有りますが、その兄弟には重く圧し掛かる 現実の日々だけです。 その姉さんを責める事は誰にも出来ないと思います。 (1)~(3)は私には判りませんが親の心情と常識が主題だったのでしょう。 誰に視点を当てるかで表現上の主人公は変ります。 その本の主人公は『姉』では無かったのだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 その番組は見たことないですが、障害児のきょうだい(きょうだい児)の、壮絶な事例はネットで見ました。 匿名ゆえ鵜呑みにはできませんが、れっきとしたネグレクトが多数存在しました。 障害を持つ本人が一番つらい…なんて、口が裂けても言えないです。 とはいえ、TVなどで美談として語られる光景しか知らない人だったら、このお姉さんを責めてしまうのではと不安になります。 それこそこの団体の人のように。 今日放送されていたアンビリーバボーという番組に手足が欠損して生まれた女性が登場して様々な活動を美談として語っていましたが、家族愛と友情なんて見出しのくせに姉に触れられることは一切なし。 あの家庭は相当に歪んでいるのではと危惧してしまいます。 >その本の主人公は『姉』では無かったのだと思います。 その本、だけで済めばいいんですが…。 本来主役であるはずのピアノの発表会ですらこの扱いなのですから。 美談の陰で、健常者がどんな思いをしているか、少しでも想像を働かせられる人が増えることを祈ります。
お礼
>(3)そのあとの文章で、だいたい想像できるから。 できる…かなぁ? TVなどで美談として語られる障害者の社会参加の光景しか知らなかったら、(2)の前者の理由しか思い浮かばず団体の人と同じ考えをいだいてしまうような気もします。 団体の人に怒りを抱く人が私以外にもいたこと、心強く思います。 回答ありがとうございました。