不妊治療をしてました。
年齢にもよると思いますが、大体以下のような検査を行います。
■男性の検査
精液を容器に入れ(検尿みたいな感じです)、精子の数や濃度、運動率などを調べます。
無精子症などを発見することができます。
仕事がある方は、朝7時~8時くらいに自宅で容器に採精→奥様が朝一番で病院に持って行く
とすれば旦那さまは会社を休むことなく検査できます。
■女性の検査
女性は月経周期の時期ごとに検査の内容が違います。
生理明け、排卵日付近、排卵後(生理前)といった時期です。
そのため、一通りの検査をするには1ヶ月かかります。
・血液検査(ホルモン量などを調べる)
・がん検査
・超音波検査
子宮内膜の厚さや、卵子の育ち具合などをチェック。
・子宮卵管造影検査
個人差ありますが、痛いです。膣から子宮内に造影剤を入れてレントゲンを撮ります。
子宮の奇形や卵管が閉塞していないかetcが分かります。検査は2時間程度だと思います。
脅かすつもりなないのですが、奥様が仕事なさってるならその日は一日休みを取っといた方がいいです。可能なら翌日も休んだ方がいいです。私は翌日も痛くて仕事休んじゃいました。痛くない人もいるようですが。
ちなみにこの検査の後、半年はゴールデン期間と呼ばれるくらい妊娠率がアップします。
卵管のつまりが取れる為です(おふろ掃除のジャバ的な感じ)
・フーナー検査
排卵日付近でタイミング指導(セックスする日を指示されること)されるはずです。
その翌日病院に行き、子宮口付近の粘液を採取します(痛みはありません)
その粘液に精子はいるか、動きはどうかetcを顕微鏡で確認します。
以上が最初に検査する内容だと思います。
これらの検査結果をふまえて治療を開始します。
特に異常がなければ、半年間はタイミング指導(ホルモン剤を併用)、
次の半年は人工授精、その次は体外受精、とステップアップするパターンが多いです。
奥様の性格にもよりますが、夫が期待・落胆されるとプレッシャーになって辛い場合があります。
かと言って無関心だと妻は孤独感を味わうことになります。難しいです(笑)
医者に股を開くのって結構悲しいものがあるので優しくしてあげてください。
私は最初の数ヶ月が一番辛かったです。精神的に。
生理が来ると「また駄目だった……」と過剰に落ち込むことがあります。
ホルモン剤を服用していたので副作用も多少あったのかもしれません。
主人に抱きしめてもらうのが一番リラックスできましたし嬉しかったです。
私は1年間の治療を経て授かりました。ただいま妊娠10Wです。
治療中は辛いこともありましたが、海外旅行に行ったり外食したり、子供ができたらできなくなることもできました。こういう家庭がいいね、と話し合ったりもしました。子供を授かることは奇跡なんだな、と学ばせてもらえたと思います。
治療を辞めたくなることもありましたが、治療して本当に良かったと思っています。
子どもが欲しいと思ったら、まずは重く考えずに病院にいくべきだと思います。
妊娠前に病院に行くことで、『妊娠してから病院に行ったら癌が見つかった。治療するか産むか』という悲劇も避けることができます。
質問者さんの元に可愛い赤ちゃんがやってくる事をお祈りしています!