フリードリッヒ・シラー(訳書によってはシルレルとなっています。)は
お薦めのはずなんだけど、旧字旧かな&入手困難というのが多くてちょっと困りもですが、
とりあえず「ヴァレンシュタイン」をお薦めしておきます。
2003年に改訳してますので旧字も旧かなもありません。
入手しやすいはず、と思ったら、もう古本屋しか無理みたいです。
三十年戦争の登場人物のひとりフリートラント公ヴァレンシュタインを主人公にした戯曲。
旧字旧かな&入手困難を気にしないなら、
「スペインの太子 ドン・カルロス」「マリア・ストゥアルト」「オルレアンの少女」「三十年戦史」
あたり。どれも面白かったです。
A・K・トルストイ
「白銀公爵」
イワン雷帝の時代が舞台。戦争と平和を書いたL・N・トルストイとは別人。
残念ながら、これも旧字旧かな&入手困難。
##ここからは、別に入手困難でも、旧字でもない(はず)です。
アレクサンドル・デュマ「王妃マルゴ」
映画にもなってますが。王妃マルグリット・ド・ヴァロワ(ナバーラ王アンリ、後のフランス王
アンリ4世の王妃)が主人公。
桐生 操「王妃マルグリット」
同じ人物が主人公。
「ニーベルンゲンの歌」
中世?微妙ですが。
ニーベルングの指輪の元ねた。フン王アッティラがでてくるので、ゲルマン民族大移動前後の時期と
思います。
アッサー「アルフレッド大王伝」
イギリスのアルフレッド大王の伝記。
塩野 七生「コンスタンティノープルの陥落」「レパントの海戦」「ロードス島攻防記」
「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」
チェーザレ・ボルジアといえば、
惣領冬実の漫画「チェーザレ 破壊の創造者」も結構面白いですが。
ついでに漫画では他に、
青池保子
「七つの海七つの空」
スペインの無敵艦隊がイギリスに敗北した頃の話。
「サラディンの日」
十字軍。エルサレム王国とかの時代。・・・映画「キングダム・オブ・ヘブン」と同時期が題材です。
十字軍というと
山根和俊「クルセイド」「ジハード」
あたりもそうなんですが、だいぶ違うという感じはあるので、お薦めかどうか微妙。
なお、既出の「ブルボンの封印」は森川 久美が漫画にしています。(私はそっちを読んだ。)
あと、
田中 芳樹「バルト海の復讐」
は史実とかが関係するような話ではないですが、ハンザ諸都市最盛期の雰囲気は良く出ています。
## とりあえず、手持ちで既出以外を中心に書いて見ました。
お礼
ありがとうございます 調べてみます