宗教を勉強されるのですよね?
たくさんの宗教を勉強されてみてください。
入信するのと勉強するのは全く違います。戒律を気にされているのは、入信を考えていらっしゃるからではありませんか?
人間は人生の折にふれて先人の知恵を参考にしていくことがあると思います。
「生きるための指針やヒント」は宗教だけではありません。哲学もその一つですし、海外青年協力隊や社会支援などに現実的に参加するのも、何かをつかんでいく手がかりになるかもしれません。誰かに教えてもらうのではなく、自分で自分の回答を探すきっかけになるからです。戒律はその宗教の本質を理解して納得すれが、厳しくても気にならないはずです。
世界の三大宗教はキリスト教、仏教、イスラム教といわれますね。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教はもとをたどると同じルーツに行きつきます。ただし、教義や生活ルールが違います。なぜ???というのはいろいろな本を読むとわかると思います。キリスト教から分かれてカトリック、プロテスタント、ギリシア(ロシア)正教があります。日本では前者2つが多いですが、さらに小さな分派はあります。プロテスタントのほうがたくさんの分派があります。ルター派、長老派(プレスビテリアン)のような比較的穏健に浸透したものもあれば、統一教会、モルモン教などのような独自の教義を持つものもあります。
仏教は日本では死者を弔う儀式から広く浸透しています。宗派は真言、天台、浄土真宗、禅宗などいろいろありますが、互いに抗争するほどのものではありません。チベットのラマ教は原始仏教から流れをうけているといわれています。仏教は「神」を信仰するわけではないので、宗教というより哲学という人もいます。
神道は日本独自の儀式文化を中心とした宗教の一つです。
日本には仏教と神道が混在して長く存在したので、そこからたくさんの新興宗教が生まれました。発生したきっかけはいろいろですが、新興宗教は経済成長や村落都市の新しい人間関係の発展とともに拡大したものもあります。どの宗教も哲学的な教えとともに、ある程度の「宗派を守り存続させるため」の寄付や奉仕、布教を課しているものが多くあります。
20世紀の終わりに人生の指針を安易に求めた若者がオウム真理教に入信し、社会的な問題をひきおこしました。人生の回答は自分でいろいろ考えたり、たくさんの経験を積んで自分なりの答えをすこしずつ積み重ねていって固まっていくものだと思います。心がまだ柔らかく純粋な若い人々が一般の普通の人々を死や恐怖に陥れる独善的な解決法に疑問をもたずに凶行に及んだことは20年前の一過性のできごとではなく、現代の若者にもいつでも起こりえることだと心にとめてほしいと思います。
そのためにも、ぜひ「勉強」されてみてください。宗教を研究した本もたくさん出ています。宗教はどれも創始者たちが生きることの意味を問うて開拓したものです。それぞれの社会背景、人生背景が濃く影響しています。宗教を糧としたり利用して権力や富を得ている人々もいます。いろいろと勉強するうちに、宗教ごとの唱える人生や社会の意味が深まり、自分なりの答えがみつかるかもしれませんん。
お礼
ご回答ありがとうございます。 勉強をして、もし教義が良いと思ったら入信しようかなと思っていたので(^^;) ちなみにキリスト教の聖書もちょっと触れてみたのですが、どうも苦手だなって思ってそれ以来敬遠していました。 その反面、聖書を人生の指針としている人達のことを聞くと、自分ももう少し勉強してみたいと思ったりもしました。 個人的に感じたことですが、聖書という明確な教義を持っている キリスト教を信じている人達は、自分の人生の基盤をしっかり持っているように見えます。(ユダヤ教、イスラム教なども) そこに一種の羨ましさと憧れを感じたりもしました。 まずは勉強してみようと思います。