◆Naka◆
にんじんは大変栄養価の高い野菜で、特にカロチン(→体内でビタミンAに変換)が多く含まれています。
#1のshy00さんのおっしゃるように、食用油で調理するとカロチンの摂取率が高まり、オススメですね。
このカロチンは採り過ぎによる不具合は特にありませんが、皮膚の色が黄色くなったりすることはあるようです。
では、何が問題になるのかと言いますと、にんじんにはアスコルビン酸酸化酵素(別名アスコルビナーゼ)と呼ばれる酵素が含まれていて、ビタミンCを破壊する働きがあるんです。(これはきゅうり、キャベツ等についても言えます)
にんじん自身にもビタミンCは豊富に含まれているんですが、このアスコルビン酸酸化酵素の働きで、にんじんだけでなく、一緒に食べた他の野菜や果物のビタミンCまで破壊されてしまうことになります。
(これを理由にして、私は子供の頃にんじんを拒絶していましたが…) (^_^;)
さて、この酵素の働きを抑えるためにはどうすればいいか、と言いますと、まず他の野菜・果物と一緒に調理する前に、酢、または食塩を加えるんです。
例えば、大根と混ぜる「もみじおろし」などは、酢をちょっとたらして混ぜてやることで、にんじん+だいこんの豊富なビタミンCを摂取することができます。
あと、セロリと一緒に使えば酵素の働きが抑制されます。
または、この酵素は加熱することによって不活性化しますので、短時間で結構ですので、にんじんを加熱してからお使いになるといいと思います。
とにかく、生のにんじんは一見体に良さそうですが、何もいいことはありません。
というわけで、「食べ過ぎ」に対する危険は特にありませんが、2点だけ気をつけてください。
まず、子供の場合は食べ過ぎによっておなかをこわすことがありますので、注意してやってください。
もう1点、喫煙者にとって、ニンジンのカロチンは、タバコのニコチンと一緒に摂取すると、発がん物質に変わるというレポートがあります。この場合は、当然加熱してもダメ(むしろダメ?)、ということになりますね。
お礼
御礼が遅くなって申し訳ありません。 詳しく教えてくださってありがとうございました!!