私は教員養成系大学の教員なので、この辺りはよくアンケート結果を見ます。
1位は、自分が出会った先生が良くて、その先生のようになりたいという回答ですね。意外かもしれませんが男子に多い。「良かった」という意味は色々で
・小中学校の場合は、トラブルがあったときに助けてくれた、クラスが楽しかったなど生活面での話が多い
・中高で出会った先生だと、その教科の教え方が上手で、よく分かった、好きになったなど学習の話が多くなる(社会と理科、英語の免許を取得しようとする学生に多いかな)
2位は、教えるのが好き、子供が好き。まぁ、分からないではありません。これは初等と女子に多い。
3位は、自分に合った職業だと思う。
2位と3位は教員の子供が比較的回答する項目です。親をみていてそう思うのでしょうか。
困ったちゃんですと
・部活の指導がしたい。これは体育の免許を取得しようという学生に多い。要するに部活が指導できれば免許は何でもいいという阿呆です。
・別の大学志望だったが、落ちたので。という学生も無論います。これは理系に多い。こういう学生は教員は「滑り止め」で本音としては、大学院でどこか理系のラボにいきたいと考えている場合が多いです。
もちろん就職という話ですから、公務員としての安定性だとか賃金のことなども背景にあることは当然でしょう。特に芸術系・技能系の学生ですと、例えば「本当は音大(美大)に行きたいけれど、将来食えるかどうか不安なので」という心情はあると思います。それを「きれい」に語れば、3位の「自分に合った」という回答になるのでしょうね。
その辺は、普通の学生と変わりません。