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シリア、イラン、ヒズボラ
レバノンにおいて、シリアとイランは必ずしも利害関係が一致していなかった(イランは以前からヒズボラを支援しているが、シリアとヒズボラは以前はあまり関係が良くなかった等)のに仲がよかったのはなぜでしょうか
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シリアとヒズボラは、現在でも敵対関係にあります。 シリアは、どちらかと言いますと、ヒズボラと敵対しているハマスを支持しています。 レバノンにおいては、親イスラエルのキリスト教マロン派、親イランのヒズボラ、親シリアのスンニ派の3つ巴になっていました。 シリアは、スンニ派が国民の60%を占めますが、アサド大統領などの支配者は、シーア派のアラウィー派が抑えています。 このアラウィー派は、同じシーア派でも、イランの12イマーム派とは敵対関係にあります。 国民の10%のアラウィー派が、60%のスンニ派を支配する構図のため、シリアは、スンニ派を優遇した宗教政策をとってきました。 レバノンでは、キリスト教マロン派が32%、イスラム教スンニ派が30%、イスラム教シーア派(12イマーム派)が28%程度になっています。 ですから、レバノン内戦では、イスラエルがマロン派を、シリウがスンニ派を、イランがシーア派を支援して、内戦がなかなか収まらなかったのです。 シリアとヒズボラが手を結ぶのは、イスラエルが侵攻してきた時だけです。