• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:WAIS-IIIの結果について)

WAIS-IIIの結果と特徴について

このQ&Aのポイント
  • WAIS-IIIの結果から特徴などを教えていただけますか?受検時も現在も17歳の女性です。
  • コミュニケーションについては、メールは平気ですが電話や直接の会話が苦手です。数学が非常に苦手で方向音痴で片付けが苦手です。
  • WAIS-IIIの結果からは、言語理解能力と作動記憶が高く、知覚統合と動作性IQが低い傾向があります。発達障害ではない可能性もありますが、聴覚情報処理や相手の言葉の聞き取りにくさなどの問題もあります。適した職業についても相談してください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • vzb04330
  • ベストアンサー率74% (577/778)
回答No.1

発達障害を専門とする臨床心理士です。 精神疾患で精神科に通っていらっしゃり、また、高校も中退されたということで、いろいろと辛い思いもされたのではないかと思います。 ここでは、ご質問にしたがい、WAIS-IIIの結果について説明を書かせていただきます。 WAIS-IIIは、世界でも、日本でももっとも広く用いられている成人用の知能診断検査です。 IQ(知能指数)と群指数は、同年齢の集団で平均的な成績を取られたときに100になるように「作られた(換算された)」数値です。 どちらも、90~109の範囲が平均で、この範囲に50%の人が含まれるよう規準が作られています。 ちなみに、110~119が「平均の上」、120~129が「高い」、130以上は「とくに高い」と、また、一方で、80~89は「平均の下」と分類されます。 各下位検査は、評価点という数値に換算されており、こちらは、同年齢集団の中で平均的な成績を取った場合に、評価点=10となるように設定されています。 また、7~12の範囲に50%の人が含まれます。 なお、言語性IQと動作性IQは、ごく最近の研究で、理論的また実証的な根拠が少ないという理由で、徐々に用いられなくなっています。 最新のアメリカ版WAIS-IVでは、この両者は削除されていますし、日本版でも、子ども用の最新版であるWISC-IVでも、言語性IQ、動作性IQは用いられなくなりました。 さて、以下、アセスメントの手順にしたがって、簡単にご説明します。 1.全体的な知能水準 全検査IQ= 113ですので、質問者様は「平均の上」に分類されます。 進学校でもトップクラスの成績であったということからも、この結果は妥当なものだと考えられます。 なお、言語性IQ=130は「とくに高い」ものですが、動作性IQ=88は、「平均の下」となります。 この両者には42という差が認められますが、これだけの差を示す方は、全体の0.1%程度とされ、かなり少ないものです。 いかにも述べますが、全体的な知能は高いものの、アンバランスさがかなりあるというのが、最大の特徴であるといえます。 2.群指数からみた能力の特徴 言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度の4つは、群指数と呼ばれます。 これらは、全体的な知能を構成している個別の能力の高さを示しています。 簡単な説明と、どの下位検査の結果を基にしているかは、次の通りです。 括弧内が、それぞれの元になっている下位検査です。 1)言語理解(単語、類似、知識)……言語理解、言語表現の能力 2)知覚統合(絵画完成、積木模様、行列推理)……視覚や、視覚-運動に基づく、知覚や認知の能力(ものとものとの関係を捉えたり、断片を一つにまとめる能力)、また、知覚や認知によって得られた全体の情報をもとに、推理(思考)、処理する能力 3)作動記憶(算数、数唱、語音整理)……短期記憶(いくつかの情報を数秒~数10秒保持しておく記憶能力)をベースに、短期記憶に保持された情報について、処理、操作する能力 4)処理速度(符号、記号探し)……知覚や意味の処理など、認知的処理のスピード さて、質問者様の結果からは、言語理解が「とても高い」、処理速度は「高い」とこれら2つは良い成績であり、さらに、作動記憶は「平均」でしたが、知覚統合の実は「平均の下」という成績でした。 グラフに書いていただくとよく分かりますが、言語理解は飛び抜けて良くできており、また、作動記憶と処理速度も平均より高いレベルであるのに対して、知覚統合だけが落ち込んでいる(とはいえ、平均の下ですから、他の方たちに比べて、特段劣っているということではありませんから、誤解されませんように)というものでした。 こういうお一人の方の中での、能力の差を「個人内差」または「個人内差異」と呼びますが、質問者様は、この個人内差異がとても大きい、つまり、能力は高いものの、アンバランスが大きいタイプの方です。 さらに言い換えますと、全体としてはとても高い知能をお持ちですが、ご自身としては、得意・不得意の能力の差が激しくて、場合によってはそれで悩まれたり、苦しまれたりすると考えられます。 例えば、方向音痴であるとか、片付けが苦手であるというのは、このうち知覚統合の弱さを反映していると考えられます。 数学についても、図形問題などが苦手だとしたら、それはこの知覚統合の弱さに関連していますし、地図を読むのが不得意という特徴もおありかも知れませんね。 一方、言語能力の高さは、小学校低学年から親御さんの本を読んだり、年齢以上の読み書きができたというところに現れていると思われます。 3.下位検査に現れた特徴 次に、下位検査に現れた特徴について述べますが、ここでは、一つひとつの下位検査の結果について解釈するのではなく、複数の下位検査に共通する得意・不得意のパターンがないかという分析(プロフィール分析)をさせてもらいました。 なぜそうしたかというと、複数の下位検査に共通するパターンを見た方が、一つひとつの下位検査の特徴を見るよりも、より根拠のある解釈ができるからです。 詳細は割愛して、分析結果から考えられる質問者様の特徴は、次の通りです: 1)得意と考えられる能力……言語概念形成、長い言語反応、視覚記憶 2)不得意と考えられる能力……長い問題文の理解、簡単な言語反応、視覚的処理、空間、試行錯誤的学習、組み立て、同時処理、言語記憶 3)検査結果に影響すると思われる知的能力以外の要因……知的好奇心 得意な能力のうち、「言語概念形成」は、群指数の「言語理解」とほぼ同じ能力を指します。 「長い言語反応」と「視覚記憶」は、文字通りの能力を意味します。 これに対して、不得意と考えられるもののうち、「視覚的処理」「空間」「組み立て」「同時処理」は、群指数でいう「知覚統合」の弱さと共通します。 ひょっとしたら、絵をバランス良く描いたり、何かを組み立てたり、お手本をまねして作ったり、書いたり、細かい作業を器用にこなしたり、画数の多い漢字を正確に書いたりということの中には、苦手なことがあるかもしれませんね。 また、長い問題文の理解や、言語記憶が不得意かも知れないという結果は、電話や会話の苦手さや、普段の会話では相手の言葉が聞き取りにくいことと関連がある可能性もあります。 知的能力以外の要因であがっていた「知的好奇心」は、かなりおありではないかと思います。 以上、1.と2.の結果と、質問に書いていただいている特徴、心配な点はかなり共通していると考えられますので、今回のWAIS-IIIの結果は、質問者様の特徴を的確に捉えているものと思われます。 3.今後の方針 全体に高い知能をお持ちですし、質問者様としては低い部分もその多くは、平均並みの能力を示していました。 まずはこれらの点をよくご理解ください。 そして、これからどうするかを考える際には、高い能力をうまく活かして、新しい知識やスキルを獲得し、職業を選び、また、生活面がスムーズに行く方法を考えるということです。 一言でいえば、「長所を活用する」ことをお考えください。 苦手な部分、短所については、訓練で改善しようとなさるよりも、それらを使わないで済むような方法を考えるなり、弱点を補う方法を考えた方が、質問者様の自信や意欲をなくしたりしてしまわないと思います。 これらも重要な点です。 私としては、可能であれば、通信制高校で、ご自身のペースにあった形で勉学され、高卒資格を取られるか、大学入学資格の検定試験に挑戦されて、高卒資格を取られることをまずお考えになってはどうかと思います。 いろいろと考え方はあるでしょうが、やはり高校卒業の資格は、今後を考える上で必要不可欠だと思えるからです。 さらに、大学へ進学されることをお勧めします。 発達障害については、グレーゾーンだという主治医のお話ですが、知能検査の結果だけからは発達障害の診断を下すことはできず、あくまでも診断の際には、補助データとなります。 また、最近の大学では、発達障害のある学生の皆さんに対する支援も充実してきていますし、センター試験でも発達障害枠の特別配慮があります(大学入試センターのホームページで確認してください)。 さて、進学先や、職業を考える際には、やはり、得意な言語能力、処理速度が活かせるものを中心に考えられるとよろしいと思います。 とはいえ、いわゆる文系に限らず、SE、プログラマなども論理的思考力、筋道立てて考える能力などを必要とするはずですから、広い視野に立ち、主治医ともよくご相談になるとよいでしょう。 また、各都道府県や、政令指定都市には、「発達障害者支援センター」や、「精神保健福祉センター」という公的な支援施設がありますので、そういったところで職業選択については、具体的に相談に乗っていただけます。 今回のWAIS-IIIの結果もお持ちになって、それらの施設で相談されると良いと思います。 以上、ずいぶん長くなってしまいましたが、今後のことを考えていただく上で、お役に立てば幸いです。

noname#157275
質問者

お礼

vzb04330さんご回答ありがとうございます。 臨床心理士さんであるということで、このサイトでWAISの結果について質問する際にはvzb04330さんのご回答をいただきたいなと前から思っていたので、念願叶って嬉しい限りです。 この言語性と動作性の差はやはり大きいんですね。ネットで様々な方の検査結果を見ると、これ程の差があると「日常生活や人生に難を感じる」という方が多いようなんですが、私のストレスや困難(精神的不調による高校中退の事実や人間関係への苦手意識、つまり暮らしにくさ)もこの差が関係していると見てよいのでしょうか。 それと群指数についてですが、 >2)知覚統合(絵画完成、積木模様、行列推理)……視覚や、視覚-運動に基づく、知覚や認知の能力(ものとものとの関係を捉えたり、断片を一つにまとめる能力)、また、知覚や認知によって得られた全体の情報をもとに、推理(思考)、処理する能力 知覚統合が有意に低いということは、私の弱い能力というのはこれらのことですよね。これらを日常生活や勉強という場面に置き換えると >2)不得意と考えられる能力……長い問題文の理解、簡単な言語反応、視覚的処理、空間、試行錯誤的学習、組み立て、同時処理、言語記憶 ということになるのでしょうか(群指数の話と下位検査の話を混同させてしまっているでしょうか?どうも「知覚統合が弱いということはどういうことなのか」が自分の中ではっきり具体的にさせられず、全体像も掴めずにいます)。 このうち「長い問題文の理解」と「簡単な言語反応」と「試行錯誤的学習」について具体例を出していただけると理解が進んで助かります。 「長い問題文の理解」はそのまま見ると、学校の勉強において英語や国語の長文問題を解くうえで必要不可欠な力、というように読めるのですが、これが不得意だということは受験において不利なのでは?と考えます(もちろん勉強はしますが)。 素人の自分にはこの能力は言語理解の範疇にあるように思えるのですが、違うのでしょうか。 また >処理速度は「高い」とこれら2つは良い成績であり についてですが、 >ちなみに、110~119が「平均の上」 このvzb04330さんのご記述を見る限り、私の処理速度は113ですので、「高い」まではいかないのではないかな、と思います。 書き間違いということでよろしいでしょうか? 数学については、図形問題ももちろん全般的に非常に苦手でした。なので知覚統合の弱さも関係してるのでしょうね。引き算の概念すら学校で教えてもらって初めて知ったという感じです。理科も嫌いで、小学生の頃から本当に自分はこの方面に適性がないなと感じていました。 ただ小学校の九九の暗唱だけは非常に速くて正確だと担任から言われていました。 おっしゃる通り地図を読むのは苦手で、持っていても意味がないので携帯はしません(笑) 検査士からの所見にも書かれましたが、「言語能力が高い」わりには、私の発語の遅さは何だったのだろうなと思います。 「長い言語反応」は、「長い言語表出」ということでしょうか。 >絵をバランス良く描いたり、何かを組み立てたり、お手本をまねして作ったり、書いたり、細かい作業を器用にこなしたり、画数の多い漢字を正確に書いたりということの中には、苦手なことがあるかもしれませんね。 これらのことは正に苦手な作業です。絵を描くことそのものも苦手で嫌いですね……。ただ漢字の書き取りは空間認識能力を必要とするそうですが、私は漢字の書き(学校でのお習字を除く書字という作業全般)に困難を感じたことはありません。画数の多い漢字も同様です。私は空間認知が苦手だろうと所見でも言われたんですが、これはどういうことなのでしょうか? 検査所見と実際の私の間に少しくらいの矛盾が生じていても変ではないのですかね。あるいは空間認識能力と一言に言ってもいろいろあるのでしょうか。 高認試験(旧大検)には昨年合格し、大学受験資格は手に入れたので、大学に進んで自分の興味が湧く学問や事物を探究したいと強く思っています。 ただ精神的不調が受験勉強の高い障壁になっており(受験は来年ですが)、いかに負担を減らして大学受験を成功させるかが悩み所です。将来就く職業については、公的な支援施設も受験が終わったら利用して考えてみようと思います。 質問の回答に時間とお手間をかけてくださってありがとうございました。お礼なのに重ねての質問申し訳ありませんが、もし余裕がおありなら再度回答をもらえると嬉しいです。

その他の回答 (1)

  • vzb04330
  • ベストアンサー率74% (577/778)
回答No.2

No.1です。 ご丁寧なお返事を書いていただき、恐縮しています。 以下、再度のご質問ならびに補足いただいた点について、私見を書かせていただきますので、参考にしていただければ幸いです。 >この言語性と動作性の差はやはり大きいんですね。ネットで様々な方の検査結果を見ると、これ程の差があると「日常生活や人生に難を感じる」という方が多いようなんですが、私のストレスや困難(精神的不調による高校中退の事実や人間関係への苦手意識、つまり暮らしにくさ)もこの差が関係していると見てよいのでしょうか。 おっしゃるように、言語性と動作性のIQの間でこれだけの差がある方は、きわめて少なく、日常生活における困難や、ストレスのもとになる可能性は大きいものと思います。 ただし、このアンバランスさ自体が、もろもろの不調や、不適応の原因であると断定するには、情報が少ないといわざるを得ません。 >知覚統合が有意に低いということは、私の弱い能力というのはこれらのことですよね。これらを日常生活や勉強という場面に置き換えると >2)不得意と考えられる能力……長い問題文の理解、簡単な言語反応、視覚的処理、空間、試行錯誤的学習、組み立て、同時処理、言語記憶 ということになるのでしょうか(群指数の話と下位検査の話を混同させてしまっているでしょうか?どうも「知覚統合が弱いということはどういうことなのか」が自分の中ではっきり具体的にさせられず、全体像も掴めずにいます)。 知覚統合の弱さは、質問者様の能力の弱いところと関連していると考えられます。 また、おっしゃるように、知覚統合の弱さは、プロフィール分析(複数の下位検査に共通する得意・不得意パターンの分析)の結果でいえば、引用していただいた2)の部分の多くが該当します。 とくに、「視覚的処理、空間、組み立て、同時処理」は、知覚的統合を構成している、下位の能力や、ほぼ知覚統合と重なる能力(同時処理がこれに当たります)となります。 「長い問題文の理解」も、問題文を構成する要素同士の関係を理解することが必要と考えれば、知覚統合や、同時処理に関わってきます。 ただし、「簡単な言語反応」と、「言語記憶」は、知覚統合との直接の関連性は低いものと思います。 「長い問題文の理解」は、下位検査でいいますと、「算数」、「知識」、「理解」で測定しています。 これらの下位検査で、問題の一部をもとに回答したり、内容を取り違えて回答したりすると、「長い問題文の理解」が低いという結果が現れやすいとされています。 聞き返しが多いということも、この「長い問題文の理解」の弱さに影響してきます。 「簡単な言語反応」は、「質問に対して、短く、簡潔に答える能力」を意味し、下位検査では、「算数」、「数唱」、「知識」、「語音整列」に関わっています。 具体的な例をあげれば、短く、簡潔に説明することが苦手、一頃で回答するところで、的を射た回答をすることが難しいということがあります。 「試行錯誤的学習」は、文字通り、「いろいろと試みて、失敗をする中から課題解決のコツを見つける能力を意味します。 下位検査では、「積木模様」、「組合せ(こちらは、実施されていませんが)」が関係します。 もう少し説明を付け加えれば、「積木模様」でうまく行かないときに、同じような並べ方、回転の仕方を続けてしまい、何度も似たような間違いを繰り返してしまったということがあると、この「試行錯誤的学習」が弱いと判断されます。 逆に、あるやり方でうまく行かないときには、あれこれと新しい解決策を試すことができれば、「試行錯誤的学習」は得意といえます。 >>処理速度は「高い」とこれら2つは良い成績であり についてですが、 >ちなみに、110~119が「平均の上」 このvzb04330さんのご記述を見る限り、私の処理速度は113ですので、「高い」まではいかないのではないかな、と思います。 書き間違いということでよろしいでしょうか? この点は、ご指摘の通りでした。 ただしくは、処理速度は、「平均の上」の範囲でしたね。 >検査士からの所見にも書かれましたが、「言語能力が高い」わりには、私の発語の遅さは何だったのだろうなと思います。 この点も、気にはなったのですが、生育歴について詳しいことが分かりませんし、現在では言語能力は、全体としては高いと考えられますので、とくに問題とは考えませんでした。 >「長い言語反応」は、「長い言語表出」ということでしょうか。 「長い言語反応」は、「詳しく、長い説明を求められ、語彙力、表現力が必要とされる能力」です。 「単語」、「類似」、「理解」で測定しています(ただし、「類似」では、短い「簡単な言語反応」でも正答を得ることはできます)。 >私は空間認知が苦手だろうと所見でも言われたんですが、これはどういうことなのでしょうか? 検査所見と実際の私の間に少しくらいの矛盾が生じていても変ではないのですかね。あるいは空間認識能力と一言に言ってもいろいろあるのでしょうか。 知能検査を実施された先生がおっしゃったことも、私が申し上げたことも、あくまでも「WAIS-IIIの結果に基づいて考えられる、質問者様の知的な特徴」です。 つまり、客観的事実である可能性は高いのですが、あくまでも、値検査結果に基づく「仮説」です。 その仮説とほぼ同様のことがらが、学業成績や、学習場面、日常生活場面でも見られるのであれば、仮説を支持する証拠があると考え、これらの仮説は、事実である可能性がさらに高くなります。 したがって、検査所見を、質問者様の具体的な日常行動に当てはめると、いろいろな形があり得ますから、見かけ上は、まったくイコールとは限らないこともあり得ます。 また、空間認知には、「視覚的な情報の処理」の他、「複数の刺激、情報の間の空間関係の理解」や、「視覚的、空間的な情報をもとにした洞察、思考によって課題に対する会等や結論を導く能力」など、いくつかの類似の能力が含まれます。 以上が、追加でのご質問、補足に対する私見です。 精神的な不調がおありとのことですが、その背景要因として、認知的なアンバランスも関わっているかも知れませんね。 おそらく主治医の先生はそのあたりも、ご理解の上で治療に当たってくださっていることと思います。 認知的なアンバランスが強い方ですと、特定の見方にこだわってしまって、柔軟性に欠ける認知の仕方や、思考パターンに陥っていることが良くあります。 この点は、ご自分の力だけで気づいたり、修正したりすることはなかなか難しいので、通院していらっしゃる医療機関に臨床心理士が在籍し、カウンセリングが受けられるようでしたら、ご相談になるとよいかと思います。 お聞きになったことがおありかも知れませんが、認知療法など、認知の歪みを修正する心理療法もあります。 また、すでに高認試験に合格されていたとのこと、失礼しました。 ご興味が持て、意欲が湧くような学問分野が見つかるとよろしいですね。 >ただ精神的不調が受験勉強の高い障壁になっており(受験は来年ですが)、いかに負担を減らして大学受験を成功させるかが悩み所です。 この点も、長所活用という方針と、弱点は回避または、長所で補うということがうまく考えられると良いですね。 ご承知かも知れませんが、認知的なアンバランスが大きくとも、大きな業績を上げていらっしゃる方はたくさんあります。 苦手な面ばかりに囚われてしまうのではなく、長所や関心のあることを極めていくと道が開ける可能性が高いと思います。 持っていらっしゃる高い能力をうまく発揮できるようになって行かれることをお祈りしています。

noname#157275
質問者

お礼

vzb04330さん、再度時間とお手間を割いていただいてのご回答ありがとうございます。先にお礼が遅れたことをお詫びします。 >おっしゃるように、言語性と動作性のIQの間でこれだけの差がある方は、きわめて少なく、日常生活における困難や、ストレスのもとになる可能性は大きいものと思います。 ただし、このアンバランスさ自体が、もろもろの不調や、不適応の原因であると断定するには、情報が少ないといわざるを得ません。 そうですね、おっしゃる通り断定するには情報が少なすぎますし、私自身心理学や精神医学に関して素人なので自分でも判断はつけられません。 ネットや本からの情報収集には努めていますが、自分の頭では浅いところまでしか知れず、また「知る」だけでは何にもならないのではないか……などとぐるぐる考えていますが、さらに深いことや必要な情報は支援施設なども利用して理解していこうと思っています。 私の弱い能力は知覚統合が関連しているものが多いのですね。 >「長い問題文の理解」も、問題文を構成する要素同士の関係を理解することが必要と考えれば、知覚統合や、同時処理に関わってきます。 なるほど、そういうことなんですね。作業の遂行は複数の能力が必要になってくるものであり、必ずしも一元的な能力に限られるものではない、ということなのかなと考えました。 >「簡単な言語反応」は~的を射た回答をすることが難しい 確かに日常会話でもいまいちピントの合わない返答をしてしまったり、何かの説明をするときでも一言で表現するというのは苦手な気がします。 他にも詳しく説明を付け加えてくださってありがとうございました。 >検査所見を、質問者様の具体的な日常行動に当てはめると、いろいろな形があり得ますから、見かけ上は、まったくイコールとは限らないこともあり得ます。 そうなんですね。専門家の方からの貴重なご意見をいただけてありがたいです。 今までにWAIS絡みで得た自分の得意分野や苦手分野の情報はあくまでも仮説だということは忘れずにおこうと思います。 >認知的なアンバランスが強い方ですと、特定の見方にこだわってしまって、柔軟性に欠ける認知の仕方や、思考パターンに陥っていることが良くあります。 この点は、ご自分の力だけで気づいたり、修正したりすることはなかなか難しい 認知的アンバランス~柔軟性に欠けた思考パターンのくだりは初めて知りました。 おっしゃる通り自分の認知の仕方やその問題点を自覚するのは独力では難しいと思うので、できれば専門家や様々な療法の力を借りていきたいなーと思います。 認知に問題があるということにすら気づいていない可能性がありますから。 受験や進学についてですが、アドバイスの長所活用を一つの方針に据えたいと思います。 大学に進んで学問や遊びを満喫し、早く人生を楽しめるようになりたいです。生きていく中でいつか認知のアンバランスという自分の特性も上手く利用できるようになれば面白いのではないかと思います。 大学進学を一つのきっかけに人生を切り開いて行くのが今の私の希望とするところです。 本当にご回答が参考になりました。重ねてお礼を申し上げます。

関連するQ&A