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映画おもひでぽろぽろのトシオの気持ち
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ここ最近、猛烈に「おもひでぽろぽろ」が見たくなり レンタルビデオ屋さんで借りて何度も見続けている者です。 私も質問者さん同様、女性なのですが 数回見ているとトシオの心情がわかってきたので回答させていただきます。 私はトシオはタエコの事が好きなのだと思います。 個人の見解として理由を述べますと、 まずトシオはタエコに気分転換という名目の元に蔵王へドライブに連れ出します。 この時もトシオは「去年、○○にいったんですよね?」などタエコに関する情報を知っていたり、 元から少し興味があるんじゃないかと思われました。 まあここでは、ただタエコを東京から来た親戚の人という認識していて 観光をさせてあげようという親切心から誘ったということもあるかもしれませんが、 どこかのカフェのテラスで「結婚しないんですか?」ときいた下りがあります。 ここで意見が二手に分かれると思いますが、 これはただ単に(昔でいう)いい歳なのに結婚しないのかな?という興味から聞いたのか または、自分(トシオ)がタエコに興味があるから彼氏の有無などを確かめるために聞いたともとれる気がします。 私は後者の気がするのですが、この時トシオは結構しつこく聞いてくるので違和感がありました。 一般的に考えて、男性が年の近い女性に「結婚しないんですか?」ってきくのって結構失礼ですよね笑 なので好意がない限り、このような質問をぶつけてくるのはおかしいかなーって。 そして、その次のシーンでリフトに乗って移動するときに トシオがタエコに今年の冬にスキーをしに、また来ませんか?と伝えます。 あの時代って確かバブル期ぐらいですよね? あの頃のスキーって男性が女性を落とすためにテクニックを見せていたという話もよくききます。 トシオはそこまで考えてないにしても、 指導員もしているぐらいですから結構自信があると思います。 私には次に会えるという約束を取り付けているように思えました。 その次にタエコが夕方、親戚の女の子とトシオと3人で夕日を見ていたり 本家に住んでいないトシオがタエコとちょくちょく話しているシーンがあったり、 映画中にタエコが「トシオさんは私に農業を色々おしえてくれた」といいますが、 まぁ結構接触はしていたんじゃないかと思います。 あと、最後おばあさんとお母さんにトシオとの結婚を迫られ、 本家を飛び出してきたタエコをトシオがたまたま発見したシーンがありますよね。 あの時、タエコはアベ君のことを話します。 その時にトシオは車を止めるのですが、サイドブレーキに手をかけるシーンのときを注意してみると トシオがブレーキに手をかける前にタエコの手の方へ少しだけですが、自分の手を伸ばしています。 すぐにサイドブレーキの方へ手が戻りますが、私はこの場面を逃しませんでした!笑 数回巻き戻しをして確かめましたので確実です。 またそのシーン中、トシオがタエコのアベ君に対する考えの間違いを指摘するのですが、 同時に「これだからこまるなぁ。女の子は男の子の気持ちに気づかない」っていいます。 さっき述べた手を伸ばすことやらこの発言からして、私にはトシオがタエコの事が好きだという捉えることができました。 たぶん、この時のトシオの心情は「タエコさんは全くわかってないなぁ~」と思ってるんじゃないのかな? そして、その後にトシオが「いや~、これはすごい噂になっちゃうなぁ~」といいますが、 これは今更な発言といいますか、もう既に2人で蔵王にいっていたりしているので 噂にはとっくになってんじゃないのかって感じですが、トシオを見ていると満更でもない気がします。 というか全く気にしていない様子。 またおばあちゃんにタエコがトシオとの結婚を迫られてるときに お父さんが「トシオの気持ちもきかないまま、うんぬん」といいますが、 おばあちゃんがすぐに「トシオの目をみればわかる」ともいっています。 おばあちゃんとお母さんが思い上がっているのかもわかりませんが、 女性って他人の感情に結構敏感だったりしますよね。 次におばあちゃん、女の子、トシオがタエコを見送る駅のホームで トシオが「冬、まってます」というと タエコが「勉強しておきます。農業のこと」と伝えます。 トシオが「えっ?スキーじゃないんですか?まぁ実践あるのみですけどね」とへこたれません笑 そんなにスキーがしたいのかとツッコミたくなりましたが、みんなで農業をするのではなく 2人でプライベートにデートみたいなことがしたいんじゃないんですかね? そして最後に、タエコが思い立って電車を乗り換え、本家へ帰る途中 本家から連絡がいったトシオが急いで駅へタエコを迎えにいきます。 そしてタエコがバスから降り、トシオも車から降りるとき 音楽で消されてなにをいっているかはわかりませんが、 トシオが何かタエコにいっていて、タエコはそれにうなずきます。 これがすごい気になる!!おかえりなさいとでもいっているのでしょうか。 トシオはタエコに駆け寄り、彼女の荷物を持って車へ移動しますが、 その時の2人の感じといい、すごくムズムズします笑 文章が大変拙いですが、これが私の考えです。 いいですよね、おもひでぽろぽろ! 途中の親戚の女の子と指を合わせるETのようなシーンは意味わかりませんが 広田くんとの初恋や中華料理を食べに行くときにあった事件など 子供の心情などをすごく捉えてあり、うまく描写されていて好きな作品の1つです。
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- aikawa02
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私は男性ですが、やはりトシオがタエコを「好きだー!」と印象づけるシーンは特別ないと感じました。帰る前日も、タエコが去ることに何も思い残しがあるといった態度もなく、「これ、おみやげ!」などと言ってますからね。普通に帰す気満々です。帰る直前の電車でも、特に惜しみある態度はないです。 あべくんのシーンでは、トシオは単に本家が何かタエコにやらかしたかと心配してるのでしょう。黙ってまず話したい事を聞いているのも、優しさだと思います。なので、明らかに本家よりタエコの味方という心情であることが分かります。好感も持っているのでしょう。 しかしとりあえぜ、あべくんの話については、勘違いしとるな~と、やや呆れ気味ですね。長く話を聞いて、落ちがそれ(あべくんを分かってない)か~となれば、タバコも吸いたくなりますしね。でも、落ち込んでいるタエコに、「らしくない」という辺りは、明るいタエコに好感を持っているのは、良く分かります。 とりあえず、その後ですが、私の解釈では二人は無事ゴールインできたと解釈してます。 以下、私の解釈です。 まずはじめに、タエコは客人であり、男性目的で田舎へ来ていません。なので、そのような雰囲気を出していない女性に、男性ががっつくというのは、相当相手を読めない男性くらいなものです。そのような女性が相手ならば、たとえ美人でも、ちょっと興味を持っても、もてなす側は見送りまで客人として通すでしょう。短期間なら尚更です。思いもしないでしょう。タエコですら、驚いているのだから。 少なくとも、トシオはおそらくそうなのでしょう。 なので、この作品中で恋愛面を出すことがそもそも無理なのだと思います。あくまで、タエコが新しい道を踏み出すまでの物語ですから。 この作品は、過去はファンタジーテイストでコミカルに、現在はとても忠実でリアルに、と表現に関してメリハリ効かせた構成になってますでしょう。なので、「短期間で、互いが恋に堕ちた。」なんて劇的な展開、何がメインか分からなくなるし、製作側は意図的にしないんじゃないかなぁ~リアルを追求するならば…、というのはまぁ私の個人的過ぎる解釈ですが 笑 まず前提として、この映画はそもそもラブストーリーではないと思われます。一人の女性の伝記ものという方が、近いのかなぁと。 ラブストーリーならば、男女二人が自分の弱さなり秘密を通じ合わせるようなロマンチックな展開があるでしょう。しかし、この作品ではその要素はやや乏しく感じられます。どちらかというと、リアルな世間話や思い出話がメインです。強いて言えば、終盤の「あべくん」のエピソードになった時の会話くらいではないでしょうか、二人がややシリアスになった会話は(それでも、ほんの少しですが)。 結婚話を本家から言われた際、「 驚いた。私に農家の嫁という道があることに感動した。」的なタエコのナレーションしてます。ここで、"トシオさんが私を・・・"とはなってません。新たな道への可能性に感動しつつ、そんな自分の甘えに恥じたりした~などいった描写です。このように、結婚の話題が出ても、自分の精神的な内情について語っていることなどから、やはり恋愛ではない所を重視している作品なのが分かります。 これらから、あくまでこの作品は、過去を振り返りながらも、タエコという女性が新しい未来へ進んでいくという、ヒューマンドラマ映画なのだと私は解釈しています。 男女のラブストーリーではないからではなく、タエコの人生とその思い出がメインであり、その他は未来へ繋げるための伏線であり、脇役です。トシオはもちろん、タエコ以外の人物の内情はほとんど描写されてないことはお気づきだと思います。 この作品では、過去のシーンは柔らかくファンタジカルに描かれており、対して現在はリアルに描かれていますよね。とすると、二つ未来に関するシーンがあります。 (1)帰る前夜、あべくんの話の後、トシオと二人で車で本家に帰る最中、トシオとタエコが農場にいるイメージを、タエコがするシーン。 (2)帰りの電車、タエコが窓を眺めながら考え始めたとき、現在ではなく、未来へ繋がり始めたことを描いているようにも感じられます。この描写が始まるのは、電車を降りるタエコ(現実)から、少女時代の友人達が見守るように出て来た所からです。彼らは最初、「このままで本当にいいの?(違うよね 笑)」と言った顔をしてます。そして、電車を降りて急ぐタエコを応援します。 (1)での描写では、厳密に夫婦となっているのかは判断できませんが、文脈から考えたら、無事夫婦になった未来の姿そのものと考えて良いでしょう。なので、彼らは無事ゴールインできたと考えられます。 (2)では、バスから降りたタエコをトシオが迎えるシーンで、少年がトシオをこかしてタエコに抱きつかせようといたずらをします。これは、「少年たちは、タエコの本音を分かった視点からの行動であり、タエコがしたいことを手伝った」と解釈できると思います。また、観ている私たちの視点でもあると思われます。なので、手伝わなければトシオからタエコに積極的になる段階ではないと考えられます。 愛愛かさは、互いが好き合っていることを刺します。 ラストシーン、二人が車で本家へ向かう際に、少年少女は別れました。タエコはもう過去と決別したことを意味するでしょう。同時に、ラストのシーンは、結婚式そのものに見えませんか?二人で歩き、最後は車で二人で行ってしまうあたりなど。 タエコ自身は過去と決別することのどこかに寂しさ、心配があるような描写があります。それらはは、少年少女達の表情から読み取れます。もしくは、結婚の先は、どうなるか分からないという、本当に未来は分からないということの示唆かもしれませんが。 まぁ、難しく考えなくても、結婚するのが、普通の解釈だと思います。 しかし、「卒業」って映画もありますからねぇ^^;
お礼
ありがとうございました。 全体が、恋愛物語ではないにしろ、アベ君のエピソードは、タエコのこれまでの人生これからの人生の重要な意味を持っていますよね。 1番引っかかっている部分なんですが、タエコがトシオにアベ君の話をしてうつむくシーン。トシオが「だったら、馬鹿ですよ。アベ君はタエコちゃんのことが好きで握手しなかったかもしれないじゃないですか。」と返すんですが、アベ君は馬鹿ですよ、だと思っていたんですが、タエコは馬鹿ですよ、という意味だったという事に文の流れでわかり、タエコにとっては重い記憶だったのに、タエコに馬鹿はないよな~と色々疑問が沸いたんです。 いつも、いい子にしていただけ、いい時にだけ田舎暮らしを堪能して、田舎っていいですよねと言って東京に帰る。自分のいい子ぶっている部分を見透かされたようで。 トシオが呆れたとしても、タエコにとっては誰にも言えなかった、言いたくなかった重要な出来事だったはずなんです。それを、トシオはアンタは男の気持ちがわからない、とひと蹴りで、タエコの悩みというか気持ちを大事に受け取ったのかなと、女の私からはそう見えました。 それとも、トシオがタエコに好意を持っているのに、アンタはわかってない、男の気持ちなんてわからんだろ、と言いたかったのでしょうか。 タエコは、この話をトシオには話せたというところで、トシオに心を開いているのが良くわかります。 それまでのトシオとタエコは、見ていて爽やかで馬が合いそうな感じに見えましたが、その二人のシーンに女の私としては、ずれを感じてしまうんですね・・・ 昔見た時は、ひっかからなかったんです。 子どもたちが祝福しているのも、トシオがこけるところも微笑ましくて。 やっぱり、難しく考えすぎでしょうかね。
3度程観た事がある社会人の男です。 前スレを拝見してから今まで自分なりに考えてたんですが、女性としての好意は抱いて無いんじゃ無いでしょうか? 人としてタエコに好感は抱いてるでしょうが、女性としては見てなかったと私は感じます。 女性として見てたならば結婚では無く、彼氏の有無を問いませんか?※作風云々はあるでしょうが‥ ラスト辺りでようやく異性として意識した様に私は感じました‥かな? タエコが一人で盛り上がり過ぎてる様にも‥、意向汲めなければスミマセン。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >人としてタエコに好感は抱いてるでしょうが、女性としては見てなかったと私は感じます >タエコが一人で盛り上がり過ぎてる様にも‥、 私もそんな感じがしました。 年をとって見る度に、この映画の感じ方が変わってくるんですが、昔は相思相愛だったんだとそう思い込んでいたんですが、今回見たところ、タエコの片思いなんじゃないかとさえ思いました。 冷静に映画を通してみると、タエコがトシオさんに、過去の苦い経験をこぼしながら、それでもトシオの言葉に救われているというシーンはありました。でも、トシオさんにとってのタエコの存在は、都会からきた結婚適齢期の女性でしかなかったのかなと感じました。 特に1番の山場のアベ君の話、なんで俺にそんな昔の話するんだよと心の声が聞こえてきそうでした。 そう思いたくはないんですが・・・
お礼
拙くないです。とても楽しく読ませて頂きました。というか、読みながら一人で吹き出してしまいました。必死のトシオ(笑) なるほど、と思ったのは、あの時代はスキーに行く事が男女の出会いの場みたいなものだったとすれば、トシオは爽やかに誘っていますが、スキーに誘う事自体、観光ではなく、デートですね。 トシオがタエコの写真を取ってしりもちをつくシーン、きゅうりを頬張るシーン、蔵王、夕日のシーン、話したり、笑ったり。都会人をもてなすワンシーンに感じていたのですが、これはトシオの面倒見の良さではなく、やっぱり好意なのでしょうかね。 車の中のシーンで、タエコとトシオの手が写るシーン、ありましたよね。もう一度見てみたのですが、多分、トシオの視線が上にいった後ですよね。トシオの手がタエコの手の方へ揺れたかは、ちょっとわからなかったのですが・・・ 私も再度注意深く見てみたんですが、月を見た後、タエコが「いけない、きっと本家で心配してるわ」の後、トシオ、満面の笑みですね。「いや~、これはすんごい噂になっちゃうな」と言いながら、確かに、凄く嬉しそうにしてますよね。 本家のおばあちゃんやら周囲のひとはトシオがタエコに好意を持っていることに気づいていたとして、当のタエコが何も気づかないのは、トシオもタエコは男の気持わからないと、嘆きたい気持もわからなくはないですね。 この映画、私も好きです。 こんな気持ちあったなと思ったり、この人はこんな気持ちなのかなと想像したり。年をとる度に見る角度が違って、感じ方も変わってくるのも不思議で。登場人物の一人ひとりの気持ちが繊細に表現されているようで。そして、最後のシーン。ターニングポイントというか、人が変わる静かな瞬間を見れた気がして。 車の中で、どんな話をしたんでしょうね。私もとても気になります。 ご回答、楽しませてもらいました。ありがとうございました。